【感想・ネタバレ】またうっかり、自分を後回しにするところだったのレビュー

あらすじ

自分のことをつい後回しにして、
がんばりすぎてしまうあなたへ。

★やらなきゃいけないことがある
★大切にしたい人間関係もある
★頼ってくれたらそれに応えたい

そんなあなたに、
まずこの言葉を贈らせてください。

“自分の命は自分のものなんだからね。
人が何と言おうと、
自分を正しく守るのは自分である以上は、
自分をしっかり守りなさい。”

本来、あなたは世界にたった一人の存在です。
同じ人はいません。
その尊い命を守れるのは自分だけなのだから、
後回しにせず、
自分のことをまず第一に考えなさい、と伝える言葉です。

世間が「いい」というものだって、
あなた自身が「いい」と思えなければ、
そんなの気にしなくていいのです。

なぜって?

「あなたはあなたのままで素晴らしい」
からです。

これが、この本を通してのメッセージであり、
昭和の哲人・中村天風が語ってきた教えの根幹です。

中村天風は、稲盛和夫さんや松下幸之助さん、大谷翔平さんなど、
現代に至るまで、多くの人に影響を与えてきた人物です。

彼は、軍事スパイや通訳として活躍していた30歳のとき、
当時「不治の病」といわれた肺結核にかかりました。
自分を見失いそうになっていた彼を救ったのが、
インドの山奥で出会ったヨガの教えです。
病を克服し92歳で亡くなるまで、
それをもとにした人生の教訓を人々に伝え続けました。

その原点は、公園で野ざらしになっていた石の上。
大きな石の上にたったひとり立ち、
道行く人に向けて話したのがはじまりでした。

立場で人を選ばず、すべての人に。
自分を大事にするコツを伝えようとしたのです。

この本では、親しみとリスペクトを込めて、
「天風さん」と呼びたいと思います。

天風さんの言葉は、独特で強烈。
決して堅苦しくはなく、
時にクスっと笑えるようなものです。

でもそれを聞いているうちに、
なぜかみるみる心がラクになり、自信がわいてくる
そんな教えです。

それを当時の「話しことば」のままに掲載し、
心くすぐるイラストと、教えを現代に活かすためのコツとともにまとめました。

多くの人の心を打った天風さんの教えを、
ぜひあなたも、ご体験ください!

【目次】
◯ 第1章 あなたはあなたのままで素晴らしい
“窓をあければ明るい座敷を、窓をしめていてはもったいないじゃないか”
“石も磨けば玉になることがあるんだ。「私なんか」と捨てちゃだめだ” etc..
◯ 第2章 人間関係のストレスから自分を守る
“つまんないことで怒る奴は豚よりもまだ下等です”
“顔が青いと言われたら「豆は青いほどうまいわよ」と言ってやれ”
“コップに入ったゴミを「縁があるから捨てずに飲もう」と思うかい?” etc..
◯ 第3章 前向きな心に変えるためのヒント
“ベストを尽くしてブーブー文句を言う人は誰もいないんだからね”
“金持ちみんな幸福かいな” etc..
◯ 第4章 自分の心を取り戻していくための習慣
“消極的な言葉を使う人間は、悪魔の仲間入りをしてるのと同じなんだ”
“寝床は考え床じゃないんだよ” etc..
◯ 第5章 たった一度きりの人生を、自分のペースで生きていく
“一生は断然一生で、二生はないんであります”
“なにがあっても、びくともするもんか。生きてるんだ” etc..

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Posted by ブクログ

自分の学び方について考えさせられたのは、「人の話を聞くなら、一度自分の頭を空にする」という教えです。「コップに水がいっぱいの状態では新しいものを入れられない」という話があり、自分も同じだと気づかされました。既存の考えを一旦外に置き、新しい教えを受け入れる、まさにこの本だと思います。

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2024年10月06日

Posted by ブクログ

最近「中村天風」名前を目にすることがあったので、興味がわいて読んでみた。この本、すごくいい!天風先生が、一生をかけて考えたことや伝えてきたことがぎゅっと恐縮されているし、それを現代に生かすコツもコラムにあり、とってもわかりやすい!

○幸福は物やあるいは相対的な現象の中にあるのではなく、自分自身の心の中にある。
○ 教わったことは現実の実行に移す。丁寧に教わって「あぁ、そうか」と思っただけでは、目的地には行かれない。
○「怒らず、怖れず、悲しまず」を日々念頭に上げ、心の健康を維持する。常に思いやりに満ちた、そういう人でありたい。
○たとえ腹立つ上司や気に入らない同僚がいたとしても、憎み嫌うのではなく、「この人たちがいるから、部署やチームが成り立ち、会社が存続し、自分の給料も発生している。自分1人でこの会社を支えることはできない」と考えることができたら、心は今よりも穏やかになる。誰かから何らかの攻撃をされても、まともに相手にしないこと。もちろん、こちらから争いを仕掛けるのは問題外。まずは感謝ありきの姿勢で、自分の心を明るく落ち着いた場所に置くことを意識してみること。
○ただ人の世のためになる言葉や行いをすることを楽しみにする。今日は昨日より人を幸福にしてあげるようなことを言えた、明日は今日よりもよけい、あの人が沈んでいるから、喜ばしてあげよう、というように、その人の魂に大きな光を与えてやる。
○他人に、親切にする、思いやりのあることをする、それが人間の本当の心。
○ 心朗らかに、何にも心にわだかまりがなく、楽しい、嬉しいという時を味わっている間は、時間も空間も超越する。

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2024年08月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

昭和の哲人、日本人初のヨガの直伝者。天風さんに影響を受けた人として山本五十六、松下幸之助、稲盛和夫等(本書より)。
「自分を大切にする」ことの何と難しいこと。
意識するだけでも少しは変わるかな。

・自分の生きてるあいだ、何とも言えない楽しさ、朗らかさ、おもしろさの絶えざる連続だというような生き方にする
・考えれば考えるほどうれしくなって朗らかになることを考える

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2025年05月07日

Posted by ブクログ

▼メモ(抜粋)
・P75:ポジティブなワードセンスを磨いていこう

・P247:「恐怖の世界に生きることほど値打ちのないときはない」。なんら恐怖を感じなくなるのは難しいとしても、「起こって当然。それが人生」とばかりにどんと構えていれば、自分を見失わずに済むはずです。目の前に死が迫っているとしても、その間際まで堂々としていられるか。そんな心持で自分の心を日々精査する事で、「いつ死んでも後悔はない」と思えるくらい、心に余裕が生まれるのではないでしょうか。

・P266:「自分が生きてるとか死んでるとか考えてないだろう。生きていても、生きてることを考えなきゃ、死んでるのと同じだ。そこを悟れよ」

・P268:死を重点とすると、今こうして生きていることのありがたさがしみじみと感じられるんだよ。

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2024年06月27日

Posted by ブクログ

天風さんの哲学を噛み砕いて読みやすくまとめられた本。

まず感謝の習慣で人生の逆風にも強くいられる。どんなことがあったとしても『先に感謝する』と決めてしまう
…難しいと思うが苦しい時も感謝、という考えを片隅に置けたらいいな。

体は人間が生きるためよ道具だととらえ客観視する。大病や大きな怪我を負う時人生終わりだと考え心まで病んでしまうことも。そうではなく体と心は切り離して考える。
…初めての視点。覚えておこう。


消極的な言葉を使う人間は悪魔の仲間入りをしているのと同じ。言葉にはクリエイティブパワーがあり、消極的な言葉は相手の毒にも、自分の毒にもなる。
…よく言われることだが、こういう誹謗中傷とかしてしまう人がいなくならないのはなぜなんだろう。


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2025年05月20日

Posted by ブクログ

ちょっと独特な雰囲気の自己啓発本。中身はちゃんと読めていないけれど、タイトルに集約されているのだと思う。

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2025年05月17日

Posted by ブクログ

30年ほど前、中村天風の本が1万円以上で販売されていたことを思い出した。

今ではデザインも軽めでカジュアルに手にできる物になったのだと時間の経過を想った。内容は現代にも活かせるモノではあると思うが、手垢が付きまくった言葉に溢れていた、というのが正直な感想。

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2025年03月21日

Posted by ブクログ

悩める人には響くのだと思う。

嫌な人に振り回されず、身体と頭のオンオフを習慣づけて、自分を大切にしましょう!
天風さんのポジティブシンキングは大いに賛同する。

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2025年02月22日

Posted by ブクログ

内容は天風先生関連のこれまでの著書に書かれているものとほぼ同じだが、SNSなどの現代の問題に対してその考えをどう活かしていくかの解説があり、とても参考になった。
いかに天風先生の教えが現代にも活かせるのかが証明されている。

しかし、本のタイトルが合っていないかもと感じた。
とても優しい、「頑張りすぎなくてもいいんやで…」を思わせるタイトルだけど、やはり天風先生の教えなのでパワーが強すぎる。
本当に心を病んでる人は強すぎて受け入れられないと思う。現に自分もあまりにも精神的に参っていた時に天風先生の本を読んだが読んでてとても疲れた経験がある笑
僕は天風哲学は心の状態が良い時に学んでおく、心の病にかからないようにするための予防医療だと思っている。

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2025年01月07日

Posted by ブクログ

独特な言い回しもあり、言葉の全てを理解するのが難しいけど解説文もあるので全く理解出来ないことはなかった。
言っていることは納得できるし、共感できることも多い。けど「積極的」「強気」といった前向きな言葉が前面に押し出されている印象で、本当にメンタル落ち込んでいる方が読んだら逆にポジティブ内容が強すぎて違和感がある内容なのかもしれないなーとも思う。
物事は捉え方次第、幸せに思うのも不幸に思うのも自分。起こったことには自身で責任を持とう。

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2024年11月26日

Posted by ブクログ

天風さんの独特な言い回しはちょっと難しい部分があったけど、都度解説が丁寧に書かれているのでわかりやすい。
インドで悟りを開くとこうも物の見方がかわるのだろうか。

◆幸福や健康の秘訣は心を常にリフレッシュ
自分を貧弱な哀れな人間と思う考え方ほどおよそ値打ちがなく意味のない人生はない

◆怒りや悲しみは必ず生まれるのでいちいち相手にしない。

◆他人に相談しなきゃわかならいような仕事はするな
公後悔したくなければ最後の決断は自分でくだす

◆消極的な言葉をつかう人間は悪魔の仲間入り

◆肉体の病は肉体のもの。心にまで迷惑かけるな

◆寝床は考え床じゃない。

◆なによりも自分を、よろこばせて生きるのがいちばん

◆やがて迎える死から目をそらさず、でも恐れず、今日を楽しむ

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2024年11月24日

Posted by ブクログ

日本初のヨガの直伝者「中村天風」の人生が好転しはじめる52の教えが詰まった一冊。

・人間としてこの世に生を受けたことは必然。自信喪失しても自分はこの程度と諦めず自分の力を信じて必ずより良い未来が訪れることをイメージし続ける。
・情報過多の昨今。必要で価値のある情報は限られている。なんでもかんでも取り込まず、不要なものは見極めて心の中に入れないようにする。
・後悔したくなければ最後の決断は自分で下すこと。自分の意思ありきで良いと信じた道に進むことが成功に繋がる。
・生ではなく死を重点に考えれば生きていることに感謝できる。自分の意思で産まれたわけではないし生まれる前の記憶もない。当たり前に生きてることに感謝。

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2024年03月13日

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