鎌田東二のレビュー一覧

  • 日本人は死んだらどこへ行くのか

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    死んだらどこへ行くのか。
    現代では魂の存在自体が軽んじられている風潮にある。
    現に直葬、極端にはゼロ葬という死んだらそこで終わり、無になるという考えも増えてきている。
    死ぬときは一人というイメージが何だか悲しい。
    コミュニティの再建の必要性を大いに感じる。
    あの世だとか生まれ変わるとかそういう感性が薄れているのに「君の名は」や「シン・ゴジラ」などの死や破壊を深く描かれたものがヒットするのも興味深い。

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    2017年08月22日
  • 霊の発見

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    本のタイトルから幽霊といった類の直接的な霊、霊魂といったものを期待して読み始めたが、霊性や畏れといった自然界のエネルギーとしての世界について語り合う大きくとらえた対談
    面白い視点だったと思う。。自殺者を例に五木氏が語る心のうちに宿している世界があるかないか…拠り所を持っているかいないか、そして現代は拠り所を持たず心がさまよっている感じがしてしかたないという言葉に考えさせられた

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    2014年12月14日
  • 原子力と宗教 日本人への問い

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    東北の震災と福島原子力発電事故について、どのように日本的に咀嚼することができるのか。そのような過程を経てこそ、私たちの生きた経験と知恵にすることができるか、という本。

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    2013年10月27日
  • 神と仏の出逢う国

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    神仏習合~神仏分離について知りたかった。
    目的は達成できたし神道のバックグラウンドもよくわかった。

    後半はほぼ民俗学。
    とりあえず、「まじ神なんだけどー!」って使い方は起源から考えると全然間違ってない。

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    2013年09月26日
  • 霊の発見

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    鎌田さんが不眠に陥った理由が面白かった。五木さんは霊は信じてないけど霊的なものは信じてる感じ。この発見シリーズでは気の発見が1番面白い。

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    2012年06月20日
  • 霊の発見

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    全体的に割と軽い印象の内容だったかな。
    明治期以降の国家神道によって排除されてしまった神道のある種ドロドロとした負の側面と、各地の土俗の多種多様な祝祭儀礼と混成した神道を復活させるべきという点に納得。

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    2012年05月23日
  • 神と仏の出逢う国

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    [ 内容 ]
    神道はユーラシア大陸の東の果てで自然発生的に生まれ、形成されてきた日本人のしきたりだ。
    6世紀に仏教が日本に伝来すると、神と仏は寄り添い、民間信仰などを取り込み、日本独自の神仏観をかたちづくってきた。
    日本文化の底流を成す神仏習合の歴史を見直し、社会不安に満ちている現代で、平和に向かって何ができるのか。
    新しい日本的霊性を見出し、その可能性を問う。

    [ 目次 ]
    第1章 神と仏の原理的違いと習合化のメカニズム―神神習合から神仏習合への流れ(法螺貝から始まる;「神」と「仏」の出逢い;春日大社「おん祭」;「神=カミ」と「仏=ホトケ」の原理的違い;「神道」と「仏法」;『古事記』と『日

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    2010年06月05日
  • 神道とは何か 自然の霊性を感じて生きる

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    自分の家の宗教を知るために手に取った本。
    なかなか宗教を知る機会は少ない。
    弔事の際に初めて、玉串の扱い方、神主様のお言葉など仏教と異なることを知った。
    古来日本より伝わる神道。
    八百万の神々、お守りの効力、自然との交わりなどわかりやすく解説されています。

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    2009年10月04日
  • 神と仏の出逢う国

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    出来の悪いエッセイ。

    この本を読んでも、神仏習合について何もわかりません。

     文章は散漫、論理的構成に欠ける上に、不要な引用(しかも長い)が多く脱線ばかりで本筋に関わる説明が殆どありません。
     本文中には「神神習合」や「吉田神道」など目を引くキーワードはなんども出てきますが、その度に話が逸れるのでイライラします。
    ただ単に、自分が語りたいことを書き連ねているだけであり、居酒屋でおっさんの長話を聴いているようです。

     同じページでも内容が重複している文章が散見され、とても推敲したとは思えません。締め切り前に書きなぐった学生の期末レポート以下です。まさに、論文の教科書で語られる駄目な学生論文の典型でした。
     
     他

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    2016年12月12日