鎌田東二のレビュー一覧

  • 原子力と宗教 日本人への問い

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     玄侑宗久師の見識と、鎌田東二氏の組み合わせは、原子力の問題について、仏教、神道の立場から、どちらも自然を重視した見解が展開されていた。
     現政権や原発推進論者の問題がよく見えてくる。原発は原爆と不可分であることも言及されていた。

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    2012年05月23日
  • 神と仏の出逢う国

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    11/07/01。
    国学を単純に近代の天皇制国家と結びつけて考えないこと。
    日本文化の基層にあるものを明確に捉えること。

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    2012年08月26日
  • 霊性の文学 言霊の力

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    鎌田東二といえば、右翼チックとか政治的ではない神道をこの日本に浸透(?)させようと、エネルギッシュな行動力を発揮して八面六臂の活躍をしている人という印象が強かったのですが、

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    2011年10月05日
  • 神と仏の出逢う国

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    日本の宗教と文化に関する入門書ともいえる本。
    本当にわかりやすくかいてあるから
    大学生、高校生でもばっちりよめる!

    留学にいく、海外へいくすべての人、
    帰国子女にぜひ読んでほしい本。
    日本文化って?あなたの宗教は?って問いに
    答えられるようになる一冊。

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    2009年11月07日
  • 神道とは何か 自然の霊性を感じて生きる

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    神道を高校生にもわかるようにというコンセプトで書かれた本。
    実際は大学生以上のほうがわかる気がする。

    大半が神仏混合についての話になっている。
    太平洋ネットワーク内の神道といった視点が面白く、
    他にも、
    神は来るもの、仏は往くもの
    神は在るもの、仏は成るもの
    神は立つもの、仏は座るもの
    という考え方は目新しかった。

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    2009年10月07日
  • 神道とは何か 自然の霊性を感じて生きる

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    そういえば「神道」というのは、身近なようで何も知らないなぁ、と思い、神道入門に読んでみることにしました。

    自然への畏怖と尊敬が根底にあるというのは非常に伝わってきました。また、神道の歴史をざっくりと説明していたため、(こんな経緯があったのか)と興味深く読み進めることができました。

    ただ、本書に限らないそもそも論的な話になりそうですが、未だ宗教というものが掴めそうにありません。読む途中途中、(ほんまの真面目に?)と感じてしまう自分が悲しかったです。まだまだですね…。

    本書は神道における道具や神々の解説本ではなく、本質的なものを語っているため、目的に合致していれば面白いのではないでしょうか。

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    2021年02月23日
  • 日本人は死んだらどこへ行くのか

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    これから先の世界
    日本人には新たな死生観が
    生まれる気がしてきました
    それが どんなものなのか
    ちょっと 見てみたいから
    それまで長生きできますように・・・

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    2017年08月18日
  • 日本人は死んだらどこへ行くのか

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    鎌田東二氏は、上智大学グリーフケア研究所特任教授などを務める宗教学者で、神職の資格を持ち、神道ソングライターとして作曲活動も行っている。また、『神道とは何か―自然の霊性を感じて生きる』(2000年/PHP新書)は、「松岡正剛の千夜千冊」(0065夜)でも取り上げられている
    私は、「死んだらどこへ行くのか」というテーマに弱く(?)、これまでにも、書棚・蔵書録をざっと見ただけで、『人は死んだらどこに行くのか』(島田裕巳)、『死んだらどうなるの?』(玄侑宗久)、『わたしが死について語るなら』(山折哲雄)、『輪廻転生』(竹倉史人)、『恐山』(南直哉)、『死生観を問い直す』(広井良典)などを読んだ。

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    2017年06月25日
  • 神道とは何か 自然の霊性を感じて生きる

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    自然に対する畏怖の感覚、仏教とお互いに両立している日本の神道、自分のなかで一番しっくりくるまとめ方であった。
    Sense of wonderについてとても興味が湧いた

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    2015年01月13日
  • 「呪い」を解く

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    オウム真理教事件の宗教的側面から見た総括的な内容です。 釈迦の教えからの見地あり、著者の修行体験からの見地あり。 修行の果てに辿り着いた地獄、修行とは自分で自分に呪いをかけるようなものなのか。 読む人それぞれの苦悩を浮き彫りにしてまた解脱への鍵が見つかる一冊。 修行中の人か呪詛にかけられた人におすすめ。

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    2014年12月03日
  • 神と仏の出逢う国

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    奈良時代から現代までの神道、仏教の流れ。
    渋い一般教養授業のようだった。
    筆者の「国学者は歌詠みでなければならない」という言葉は感動。

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    2012年09月23日
  • 原子力と宗教 日本人への問い

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    二点。ひとつは一元集約型の限界。もうひとつは善意や正義の押し付け。

    まず復興について言及しているのは、やはり一元集約型じゃなく、分散して地域の特性に合わせること。これは一概には言えないが、大きくなりすぎた企業や組織もそうあるべきだと思う。もっと小単位でフレキシブルに自律的に動けるほうが、活動密度も濃い。「トップダウンがほしい」「上からの方針がないと」みたいに、いけしゃあしゃあと他責が簡単に許される大組織では先が思いやられる。

    また、ボランティアでありがちな「自分は正しい」「良いことをしている」みたいな強すぎる思い。例えば、本来サポートに徹する立場なのに、過去の実績をこねくりまわして「こんな

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    2013年01月23日
  • 神道とは何か 自然の霊性を感じて生きる

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    ネタバレ

    [ 内容 ]
    従来、弥生時代に起源を持つとされることが多かった神道。
    しかし、本書で著者は、縄文時代、さらにはそれ以前から人々に宿るアニミズムの感覚に遡る、より大きなスパンで神道を捉え直すことを提唱。
    その視点から神仏習合、吉田神道の登場、神仏分離令に至る、神道の歴史を読み解いていく。
    大いなる自然から贈られ続ける生命に驚き、感謝して生きる「かみのみち」こそが、環境破壊・宗教不信など多くの問題を乗り越え、新たな世界を開くと説く、壮大なる神道文明論。

    [ 目次 ]
    第1章 神道の環太平洋ネットワーク
    第2章 日常に宿る神道
    第3章 神と仏はなぜ習合したか―神道の原像と展開
    第4章 神仏分離令と

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    2011年04月23日
  • 神と仏の出逢う国

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    日本の信仰の根源を習合(的風土)に求め、それをもとに古代から近世に至る宗教史を非常にわかりやすく書いてある好著。わかりやすく門戸は広いけれど、決して本質をぼやかしたような内容ではないので、読む人によっては考えるヒントに満ちているのではないだろうか。

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    2011年05月31日
  • 日本人は死んだらどこへ行くのか

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    人は死んだら無になると考えているタイプだが、どこに行くかを考えるのも行先の確定しない旅への出発を待つようで悪くない。

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    2024年11月11日
  • 神道とは何か 自然の霊性を感じて生きる

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    古代から現代にいたるまでの神道の歴史のなかから重要な事項をピックアップして紹介するとともに、宮崎駿のアニメや松任谷由実の音楽にも言及しながら著者自身の考える神道の本質的特徴について論じている本です。

    著者は、さまざまな地域や文化に見られるアニミズムや、レイチェル・カーソンの「センス・オヴ・ワンダー」にも通じる生命論的な発想が、神道の根幹をかたちづくっていると考えています。こうした著者の主張は、これまでもさまざまな著作のなかで述べられていたので、あまり目新しさは感じませんでした。

    また、鈴木大拙の「日本的霊性」に対する批判もくり返されています。これについては以前にも述べたように、個人的にはか

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    2018年08月18日
  • 神と仏の出逢う国

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    「神仏習合」を基軸にして、古代から近代にいたるまでの日本の宗教史を著者自身の立場から概観している本です。

    著者は、「八百万の神」に祈りをささげるわれわれ日本人の宗教意識の基底をなしているのは「神神習合」だったと主張します。そのうえで、仏教の伝来以後の日本の宗教史においては、この基底的な宗教意識にもとづいて、「神仏習合」が推し進められてきたと論じています。仏教の影響を取り除くことによって神道の本質を明らかにしようとする試みは、しばしば玉ねぎの皮むきに喩えられますが、著者はそうした方法で日本人の宗教意識の基底を明らかにすることはできず、むしろ習合の事実を肯定的に認め、そのなかにこそ日本人の宗教意

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    2018年07月01日
  • 日本人は死んだらどこへ行くのか

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    宗教学者だと思っていた鎌田東二さんが、臨床宗教師という新たな衣をまとって日本人の死生観に関する小論をまとめた内容。
    現代を新たな中世とスパイラルさせて見るのは了解しますが、そこに新たな親鸞や道元が現れないところに、さらなる末法を感じます。

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    2018年02月06日
  • 日本人は死んだらどこへ行くのか

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    死んだらどこへ行くのか。
    現代では魂の存在自体が軽んじられている風潮にある。
    現に直葬、極端にはゼロ葬という死んだらそこで終わり、無になるという考えも増えてきている。
    死ぬときは一人というイメージが何だか悲しい。
    コミュニティの再建の必要性を大いに感じる。
    あの世だとか生まれ変わるとかそういう感性が薄れているのに「君の名は」や「シン・ゴジラ」などの死や破壊を深く描かれたものがヒットするのも興味深い。

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    2017年08月22日
  • 霊の発見

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    本のタイトルから幽霊といった類の直接的な霊、霊魂といったものを期待して読み始めたが、霊性や畏れといった自然界のエネルギーとしての世界について語り合う大きくとらえた対談
    面白い視点だったと思う。。自殺者を例に五木氏が語る心のうちに宿している世界があるかないか…拠り所を持っているかいないか、そして現代は拠り所を持たず心がさまよっている感じがしてしかたないという言葉に考えさせられた

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    2014年12月14日