高山文彦のレビュー一覧
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小説みたい(作者はノンフィクション作家)なので、読みやすい。
タイトル「麻原彰晃の誕生」の通り、あの地下鉄サリン事件までは題材となっていません。地下鉄サリンとか、その他の殺人・殺人未遂事件をするに至るまで、という感じ。
これ読む前に上祐氏の「オウムの教訓:上祐個人の総括」を読んでて、上祐さんの総括は時系列だし簡潔にまとまっていてとても分かりやすかったのだけど、ヴァジラヤーナ活動に入る以前の事に記述が無かったり(どこか他のページにあるかも)、あくまで視点が上祐さんの視点だったりで(上祐さん、頭良いから視点が中立的すぎて、読んでて疑問感じたりとか感情沸かないんだよなw)もっと根元の部分を知りたいな -
Posted by ブクログ
松本智津夫が、麻原彰晃になるまでの話が興味深かった。
麻原は、オウムを立ち上げる前から怪しい事業に手を出して、薬事法違反で捕まったりしていた。成功欲が強い人だったのだな。
最初は、ちゃんと修行して、修行者然として、神秘体験も実際にしていて、弟子のための指導(クンダリニー)をやり続けて倒れたこともあったというのが、意外だった。
求心力のある団体となって、溺れていくのは早い。
以後は、修行の成果のパフォーマンスは、弟子にやらせて自分はしない。井上嘉浩などが上手く使われている。技術を持っている信者は建設や化学の「ワーク」を与えられて実績を上げて幹部になる。それらのワークに邁進した結果、幹部たちはヨー -
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あの笹川良一の三男であり、現日本財団会長の笹川陽平氏。その父子と家族を描いたノンフィクション小説。
現在も精力的に活躍する、笹川陽平氏同行を含む丹念な取材と多くの資料から見えてくる姿。
笹川良一=A級戦犯=競艇=財産=なんとなく黒幕 こんなイメージを、なんの疑いもなく持たされてきた。
しかし、戦中、戦後の大手新聞社をはじめとするマスコミが、いかに国民を騙し、誤った方向に導いてきたかということを知っている私たちには、そのマスコミによって作られたイメージが正しいものであるとは限らないということも容易に想像できる。
そして、現在の笹川陽平氏の精力的な活躍については、いうまでもない。
その、陽平氏が -
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最近やっと、心理的に、オウム真理教について冷静に考察しようとしている。本書には、麻原の幼年時代や盲学校時代のエピソードがわりと詳しく書かれている。あれだけの人物について、私は何も知ろうとしなかったことに驚いている。解脱をめぐる修行に関しては、天才的な心理的詐欺師であったであろう。解脱を求めて彼に群がった青年たちを笑うことができない。そして、政治や集団の権力を求めた彼らを、日本の国民はその根本において批判できないのではないか。本書の後半は、麻原の心理的な源泉や人間性の考察に充てられている。むしろ、麻原をめぐる人々の、実際の行動の記録の方が、彼らの矮小さや歪みを正しく伝えるのでは。そんな本を読む
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