山鳥重のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
なんとなく手に取った新刊文庫(と言っても原著は1985年発行だ)。タイトルや表紙デザインはなにやら初心者だましの気配を感じるが、本書の内容は意外と硬派である。脳神経学/心理学の完全な初心者がこれを手に取ったら、難しい言葉に尻込みしてしまうのではないだろうか。
失語症、認知科学について語る本書前半は、私がこれまで読んできた本に書いてあったことと変わらず、とくに新しい知見がなくて退屈だった。後半から少々面白くなった。
本書には脳神経に損傷を受け失語や記憶障害など、さまざまな症状をあらわした患者の症例がたくさん紹介されている。そんなことを患者やその家族に言ってはいけないが、精神医学や神経科の症例というのは、実に面白い。この「面白さ」は、やはり野次馬的好奇心ではあるのだが、心とは何か、人間とは何かといった問題の再考へとつながるものなので、重要だ。
この本でもあまり多くを語られなかった「多重人格」については、私にはまだわからない点が多い。いつか多重人格に関する詳しい論述を読んでみたい。 -
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
心がことばをつくり出し、ことばは心を統御する。
失語症研究の第一人者が脳・心・ことばのメカニズムに迫る。
[ 目次 ]
第1章 ことばとはなんだろう(ことばの音韻形式;意味されるものの構造 ほか)
第2章 ことばを失うということ(「話すこと」と「聞くこと」― 言語行動の基本;音韻と意味の解離―記号構造の分解)
第3章 ことばを織り出す脳(大脳の仕組み;脳はどのように音韻にかかわるのか ほか)
第4章 脳・心・ことば(ことばを失った心;心の成り立ち―知・情・意 ほか)
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
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☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
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