【感想・ネタバレ】言葉と脳と心 失語症とは何か のレビュー

ユーザーレビュー

Posted by ブクログ 2015年12月31日

 失語症を研究している筆者が言葉とは何か、心とは何かを考察する一書。専門的な知識に関することはよくわからないが研究しようと知る方向性は極めて興味深い。
 そもそも私たちは物事を言葉で考え、言葉のルールに乗っ取ってものごとを判断する。脳に障害が起きたときには言葉が不自由になるが、その不自由になるなり方...続きを読む

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Posted by ブクログ 2018年08月25日

「言葉が出ない」「発話できない」ってそもそもどういうことなの?「言葉を失う(文字通りの意)って、何??」という疑問から手にとった本。脳・神経医学の著者が症例を元にわかりやすく説明してくれていて非常に興味深かった。
言葉を失う、というか言葉がどのように脳で生成され発話されていくのか、に至ってもまだまだ...続きを読む

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Posted by ブクログ 2012年05月07日

面白い事例とともに作者なりの仮説にあわせて解釈していくところが好きです。
言語というのがどうやって頭脳の中でプロセスされているのかという問題の解決ではないですが、それについて事例や理論を提供し、もっと考えさせる一冊だと思います。

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Posted by ブクログ 2012年02月07日

平易な言葉遣いで、これまでの研究と自説を展開しつつ失語症についてまとめてくれている新書です。
ただ、じゃぁどうやったら失語症が治るのかという問いには答えていませんというか答えられないというのが現実なのではないかという感想も抱きました。

脳と心の違いに最初に触れていただけてるのもありがたいです。
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Posted by ブクログ 2011年10月09日

2011.10.04. もうすぐ失語症友の会へ見学に行くので。この新書、わかりやすいです。専門用語がけっこう出てくるので、下準備に子ども向けの失語症の本とかを読んでおいたら、理解が進みます。ブローカ失語、ウェルニッケ失語、健忘失語、伝導失語について、いろいろな考え方が載っていて、後期の失語症の授業の...続きを読む

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Posted by ブクログ 2017年03月09日

失語症の種類
・健忘失語
名前が分からなくなる。
抽象的態度が障害される。色の名前を付ける時、その色が持っている個別のニュアンスではなく、その個別の色が属している大まかな性質です。その性質を抜き取り、その大まかな性質に対して「赤」「青」と名前を与えるのが抽象的態度。
・ブローカ
そもそも言葉が出なく...続きを読む

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Posted by ブクログ 2013年04月24日

失語症から脳の中で何が起きているかを考えてみる内容.人の認知能力を特に言葉という点から,病例を見ながら理解しようとしている.
このような言語についての理解も含めて,脳の中で何が起きているのかという疑問はまだまだ解けそうにない.

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Posted by ブクログ 2012年02月13日

健忘失語,ブローカ失語,ウェルニッケ失語,伝導失語等普通見かけない言葉が出てきたが,失語症という言葉の障害を脳の損傷が原因と捉えるのではなく,心の働かせ方の障害が主因だという主張を展開している.色々な症例をみると,「日常茶飯の何の努力も必要としないように思われる言語活動が,いかに複雑な心の動きに支え...続きを読む

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Posted by ブクログ 2011年05月27日

「失語症」を通して言葉と心と脳の関係について考える。
感情が発生して、そこに言葉で名前(「不安」とか「嫉妬」とか)をつけることで感情の感覚化の手助けになり、感情に気付きやすくなる。・・・

「言葉」「心」「脳」に関してはさまざまな見解があるが、ひとつの視点として、失語症という「現象」を通して考えると...続きを読む

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Posted by ブクログ 2011年05月21日

専門ではないですが、言葉の領域は少しかじったので、興味を持って読みました。言葉を発するという、それだけのことに思える行動が、意外とはっきり説明しきれない。でも、心は関係しているのだと思います。心の定義が難しいですが。

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