山鳥重のレビュー一覧

  • 「わかる」とはどういうことか ――認識の脳科学

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    「わかる」ってどういう状態を指すんだろう、と思って読みはじめた。

    認知という意味で、物事の意味や概念を把握することには、経験や記憶が関わっている。
    経験や記憶を適切に処理するためには、言葉のように共有できる記号が役に立つ。

    それらが結び付いて、確かな心象となった時に「わかった」という感じが得られる。
    脳の一部が損傷してしまうと、この認知が出来なくなって、空間把握や時間把握、言語障害や記憶にまとまりがなくなってしまう。

    なるほど。

    もう一つ、見えないものを心象にしてしまえる人間固有の想像力にも触れている。
    たとえば虚数であったり、中性子であったり。
    これってある意味、幽霊みたいなものなのに。
    「わかっていること」を敷衍すると、「ない」ものを信じられるわけだから、すごいよなぁ。

    そこで、私はやっぱり共通感覚に至らざるを得ないんだけど、この話の一番感動した部分はエントロピーのくだりだった。

    形を保つにはエネルギーが必要で、エントロピーは常にそれを拡散させていく。
    人間が形を保っていられるのは、必要なものを取捨選択して取り込んで、エントロピーに逆らっているのだという。(説明間違ってたらごめん、平衡同定の話も思い出した)

    この、整理された必要なものを「情報」といい「秩序」と言い換えている。

    「わかる、というのは秩序を生む心の働きです。秩序が生まれると、心はわかった、という信号を出してくれます。つまり、わかったという感情です。その信号が出ると、心に快感、落ち着きが生まれます」

    人間にとって「わかること」が必要なのは何でなんだろうと、先天的にそれに共鳴する器官が備わっているのは何でなんだろうと思っていた。

    それは、快いことなんだなと思う。
    そして、美しいとか素晴らしいとか感じることには、秩序や摂理が働いていて、それは生物的に自分が生きているということと密接だということなのかもしれない。

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    2020年08月15日
  • 「わかる」とはどういうことか ――認識の脳科学

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    ネタバレ

    わかるということは当たり前に起きている出来事だけど
    それができるようになるためには
    それはそれはたくさんの段階が必要になること。
    時には繰り返し、繰り返し行って
    定着させることが必要になることが
    ままあります。

    と、思うと人の理解というものは
    長い時間をかけなければできないということ。
    そして、きちんとそこに目的や
    考えがなければ身につかないということ…
    何気に恐ろしいこと言っていますよね。

    この中には深い言葉が1つあります。
    それはわかるということは理解できたものの、
    それをおろかな手段に使い
    後世にもさらし者になった人たちに対する
    批判です。

    分かりやすい集団ですけどね。
    あの人たちは理解できても
    その理解の応用を間違えてしまったわけで。

    結構哲学的かも。
    でも言わんとすることはわかるはず。

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    2018年11月16日
  • 「わかる」とはどういうことか ――認識の脳科学

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    普段何気なく分かったと感じていることは、過去の経験による記憶がつなぎ合わさって心像が生成されていること。何事も理解するにはそれなりの知識が必要

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    2018年11月04日
  • 「わかる」とはどういうことか ――認識の脳科学

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    ネタバレ

    『本当にわかったことは応用できます』とある。『うまくまとめられると、わかったという感情が生じる』し、『わかる』と『自分のもの』にすることができる。

    ただ、それがむつかしい。著者は『訓練さえすれば、われわれの知覚はすごい弁別能力を発揮します』という。いくつかポイントがある。ひとつは『見当をつける』こと。『小さな状況の理解(小さな意味)はたいして重要でない』、『遠い距離から眺め、他の問題とのかかわりがどうなっているのか』など『全体像を掴む』ことだ。ただ、『あらかじめある程度の考えを持っていないと、見当をつけらない』とのことなので、『わからない場合はまず図を作ってみる』とよいとある。人は『表現しようとするもののイメージをはっきりさせておかないと、心の外へは持ち出せない』のだそうだ。
    『わかる、というのは秩序を生む心の働き』なのだそうだ。『意味とは、とりもなおさず、わからないものをわかるようにする働き』、『わかりたいと思うのは心の根本的な傾向』、『情報収集とは、結局のところ秩序を生み出すための働き』・・・素直に向き合えということなのだろう。著者は『心の声』を聞けという。これは、ただ待つということではない。『前から眺め、横から眺め、上から眺め、下から眺め、回して眺め、落として眺めて…』によって『頭が解くのでなく、いわば身体が解いてくれる』とある。

    もうひとつは『「違いがわかる」という能力が知覚の基本』という点だ。『わからないことがあるからこそ、わかったという事態も発生』する。『考えなければ、わからないまま』だ。『知識の網の目が出来ると、何がわかっていて、何がわかっていないのかがはっきりする』、『わかるの原点は後にも先にもまず、言葉の正確な意味理解』・・・『繰り返し繰り返し実際にやってみることでしか、蓄積出来ません』ということなので、意識してやってゆくしかない。

    要約すると、『心の声が聞こえなければ、わかるも、わからないもない』かつ『ひとつの心像だけでわかるという経験は起こりません』ということを十分に理解しておかねばならないということだ。

    『生きることは、自分の足で立ち、自分の足で歩くこと』、『社会で生きてゆく、自然の中で生きてゆく、というのはその時その時、新しい発見、新しい仮説を必要』とするが、『客観的事実を扱うには、普通の心の働きとは別の心の働きが必要』であるし、『われわれの思考の単位』は心像でしかない。また、『印象に残る心像が浮かんだとしても、たいていは次の瞬間には消えて』しまうし、これを『意志の力で注意を維持するのはなかなか大変』なことでもある。

    『心は好奇心(おおまかな心の傾向)→注意(具体的な方向づけ)→知覚(正確な区別)の流れ』で働くものだから、『何事も、好きになることが大事』だそうだ。『意志の力で注意を維持するのはなかなか大変ですが、好きなことだと努力の感情なしに没頭』できるからだ。

    心が落ち着かないというのは、わかっていないということなんだろう。心の声に素直に向き合い、大きな意味の違いがわかるように精進しないといけない。

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    2018年09月05日
  • 脳からみた心

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    これは面白かった。ラマチャンドランの本に比べてやや内容が固かった感じがするけど、紹介されている患者の症状を想像していると、脳って何?心って何?意識って何?って問いがうまれる。特に、脳梁分断されている患者のところでは「意識」というものは人間の心の一部分でしかないということを思い知らされた感じ。

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    2015年01月08日
  • ヒトはなぜことばを使えるか 脳と心のふしぎ

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     筆者は神経心理学を専門とする医学博士で高次機能障害の研究を中心にしている。本書は脳を医学的な立場から分析し、心という極めて曖昧な対象を科学的に分析しようとする学問的立場を分かりやすく述べたものである。
     脳の研究にはさまざまな立場があるが、不幸にして機能障害に陥った人の研究から逆に脳の機能を分析的に考えることが可能になることがある。脳の一部の機能を失ったことによってどのような障害が発生するかを観察することによって、脳の部位とその機能の関連が分かるというものだ。言語機能は数々ある脳の機能の中でもかなり高度なものであり、人間だけにことばがあるのもその脳の機能の複雑さがもたらすものである。だからこそ、さまざまな段階の障害も発生することになる。いわゆる失語症については、私も近年身近に接することがあって深い関心を持っている。一見すると健常者と全く変わらないのに、言葉を発するとその行動の異常さに驚いてしまうのが、高次機能障害である。
     脳の研究はいまだ発展途上である。分析的に研究すればするほど不明な点が出てくるようだ。どの分野でも聞かれる話ではあるが、分析的な研究が進めば進むほど全体像をつかむことはかえって難しくなっていくらしい。脳を使って脳を考えるという挑戦はこれからもさまざまな展開がある事を予想させられた。

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    2012年03月21日
  • ヒトはなぜことばを使えるか 脳と心のふしぎ

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    先ず、ことば、というものの性質と成分を分けて、
    健常人がどのように言葉を使っているかを解説した上で
    具体的な失語症の症例を分類し、その損傷脳部位を併せ見て脳と心と言葉の関係を紐解く一冊。

    深く突っ込まなければとりあえずは全くの素人でも読めるました。
    初めの「言葉の音」の定義や、脳部位の名前などは見慣れない単語が並んで戸惑いましたが、
    著者が一般読者に伝えたいものは概要だと思うので、
    脳、こころ、ことば、の関係がどのように絡み合っているかのイメージをつかめたらそれでヨシ。

    失語症という病に興味のある人、言葉というものが、本来他人と共有されるはずのない心という現象を外界へ表出する、ということに面白みを感じる人にはお勧めです。

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    2009年10月04日
  • 「わかる」とはどういうことか ――認識の脳科学

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    当たり前すぎて意識に上らなかったものが丁寧に説明されており、言われてみれば確かにそうだと感じることが多かった。
    また何かを理解したい際に必要な姿勢、行動が書かれており、今後の参考にしたい。

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    2026年08月01日
  • 「わかる」とはどういうことか ――認識の脳科学

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    他人にどうしたらわかってもらえるか、そんな悩みがあったし、そもそも脳の仕組みなどにも興味があったので手に取った。わかるといっても、いろんな種類の分かり方があること、わかるは自分の経験値に影響されることなど様々なタイプがあることがわかった(笑)
    わかるって、結構、主観的で、ふわふわしてるな、と思って、世の中は不確かなものなんだなぁて改めて思った。

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    2025年03月21日
  • 「気づく」とはどういうことか ──こころと神経の科学

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    難しい概念を具体例などで示してくださってはいるが、それでも難しかった。こころの働きについて、考えたこともなかったことを考える機会になった。

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    2025年03月13日
  • 「わかる」とはどういうことか ――認識の脳科学

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    わかるにも色々ありますが、自分はそのことがイメージできるとわかるようになると思います。だから、絵にしたり、図にしたり、漫画にしたりすることが多いんじゃないですかね?特に最近は漫画で解説しているものが多いような気がします。

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    2024年02月23日
  • 心は何でできているのか 脳科学から心の哲学へ

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    情(辺縁系):嬉しい、悲しい。自己。曖昧。
    知(頭頂葉側頭葉後頭葉):心像。過去の経験から創発される。時間。対自己。
    意(頭頂葉):運動・行為をうみだす。対象に注意を向ける。気づく。空間。
    個の内外は自動調整していて、もともと分けられないもの。

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    2023年01月11日
  • 「わかる」とはどういうことか ――認識の脳科学

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    「人は知識や経験に照らし合わせて判断している」。
    なるほど。では、わからせるためにはどうすれば?のヒントが詰まっている。

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    2022年04月15日
  • 「わかる」とはどういうことか ――認識の脳科学

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    ネタバレ

    仕事をしていると、よく「分かりやすい説明」を求められます。でも、その「分かりやすい説明」は往々にして相手が代わると通じなくなります。
    分かりやすいって、なんて分かりにくい概念なんだろうと思い、本書を手に取りました。

    内容的には、言語学や心理学の入門書や、資料の作り方のハウツー本を、「わかる」をテーマに整理し直したものといったところ。
    著者の専門である高次機能障害学も、脳損傷の方のエピソードとしては使われますが、理論的な説明に踏み込むわけではなく、読むためのハードルにはなりません。
    筆致も平易に語ろうとする姿勢が感じられます。

    ただ一点、個人的に目から鱗だったのが、わかる・わからないは、感情だということでした。
    感情であれば、同じ事柄について同じ説明を同程度の知識水準の人にしても、深い理解、浅い理解、分からないといった様々な反応がありえます。

    あるいは、何か分からないことがあって、それが自分の利益にならないことでも分かるまで追い求めてしまう、その得体の知れない原動力を浮き彫りにされたような気さえしました。
    この分かりたいという感情こそが、エントロピーの増大し続けるこの世界にあって、これに抗いエントロピーを減少させようとする生命の本質、なのかは、まあ、よくわかりませんが。

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    2024年09月14日
  • 「気づく」とはどういうことか ──こころと神経の科学

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    む、難しい……。断片的にしか理解できてないけど、興味深い部分はたくさんありました。
    特に印象に残ったところメモ。

    ●脳機能に異常が生じて認知機能に障害が出ると、「それが認識できない世界」がその人にとっての普通になってしまう
    認知症の人が「自分の記憶や認知機能に欠けがある」ことを自覚できなくなるのって、そういうことなんだなぁって納得した。
    と同時に、自分が本当に世界を正しく知覚できてるのかどうか、少なくとも危ないものをちゃんと認識できているのか怖くなってもきた……。

    ●脳細胞の成長=既にある記憶のアップデートしかできない
    これ『独学大全』の読書猿さんもネットのコラムで言ってたりしたので、既に意識してる人も少なくないかもだけど。
    新しいことを覚えるということは、基本的に新しい刺激を今ある知識に関連付けることなんですよね。
    つまりこの本が難しく感じたのは、読んだ情報を自分の中に今ある知識に関連付けるのが難しかったってことなんだろうなぁ。

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    2021年06月18日
  • 「わかる」とはどういうことか ――認識の脳科学

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    精神科の先生が書かれた本。
    「わかる」と一言にいっても様々なグラデーションと種類がある。
    同じ言葉でも人によって捉えている「心像(メンタルイメージ)」は異なり、それが共通しているとい前提が成り立つから会話も可能になるそうだ。
    たしかに、誰かと会話していて、ある言葉に対する認識が違っているせいで誤解が生まれて、衝突しているケースは多い。
    中には意味を理解せずに言葉だけが先走っていることもあり、コミュニケーションとは言葉の前提にあるメンタルイメージが共有できるからこそ成り立つものなのだと感じた。
    とはいえ、見えないし聞こえないメンタルイメージを共有するのは難しく、話し合ったり、同じ経験を共有したりする過程で理解できていくのだろう。

    そう考えると、多様性を意識して相手を理解しようとする姿勢を持ちたい!

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    2020年10月14日
  • 「わかる」とはどういうことか ――認識の脳科学

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    鉛筆をどの角度から見ても鉛筆とわかるのは確かにすごいことだ
    普段何気なく自分でわかって、認知して、見分けていることがすごいことなんだと認識させられた

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    2022年03月28日
  • ヒトはなぜことばを使えるか 脳と心のふしぎ

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    やや古い本で著者の癖もあるが、内容はとても興味深い。「脳があって心が生成し心があってことばが生成する。生成したことばは逆に心を制御し、制御された心はまた脳を制御する。」

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    2019年11月04日
  • 「わかる」とはどういうことか ――認識の脳科学

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    新しい道を敷いてくれる本というよりは、道を丁寧にコンクリートで舗装してくれる感じの本。
    わかっていることは運動に変換できるというのはよくわかる。フィギュアを造っていると、分かってないところがすぐ露わになる。そこを何か見たり調べたりしつつ頭で一生懸命考えないと、手で表現できない。それは一部の隙もなく対象を「わかっていく」快感を得るための工程なのだと思う。そこまで隙のない造形ができるわけではないけども、目指すのはそこだ。

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    2019年10月13日
  • 「わかる」とはどういうことか ――認識の脳科学

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    高次機能障害を専門とする著者が脳科学の分野から「わかる」ということに迫った本。わかるということを素材、手かがり、土台という形で分類して基礎を作り、その上でいろいろなわかり方のパターンを提示した後、それが脳障害の事例を弾きながら、どのように分かっているのかを説明してくれる。いろいろなわかり方のパターンが勉強になるとともに、脳障害についてある程度の知識が得られる本と思う。

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    2018年11月12日