江村洋のレビュー一覧
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列伝的。人生に焦点をあてているので『ハプスブルク家』にもまして面白い。フランツ・ヨーゼフを帝位につけることに執念を燃やした母ゾフィーとフランツ皇帝の妻である、かの有名な美貌のエリザベートの話が好き。まさにどろどろで。マルガレーテの知性、アルプス王の純愛に好感。「産む機械」「政治の道具」とみなされた...続きを読むPosted by ブクログ
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ハプスブルク家、すごく興味があります。
特にシシィは大好きで、よく彼女のことが描かれた本を読んでいました。
が、フランツヨーゼフ側からの本はもしかして初めて?
読んでみて、その素晴らしさを実感できました。こういう人が治める国なら住みたいな。Posted by ブクログ -
13世紀から第1世界大戦までのハプスブルク家のお話
ずっと敵対していたフランスのルイ16世に嫁いだマリーアントワネットは、女帝マリア テレジアの娘だったのね。
各時代の外交など、とても興味深かった。Posted by ブクログ -
ヨーロッパ好きなくせに、ハプスブルク家のことはいまいちよくわかっていないので、とっかかりとして読んでみた。
この本が最初に出版されたのは1993年なので、多少女性観が古いところはなきにしもあらずだけど、とても面白かった。次はこの著者の「ハプスブルク家」を読んで、もっと理解を深めていきたい。Posted by ブクログ -
20年ぶりくらいに再読。
ヨーロッパの名門中の名門、ハプスブルク家について女性たちを主役に見た本。大変興味深く面白かった。
1993年発行の本なので、歴史観というか、人物像に少し古さを感じるけれど、それも歴史学の進歩のあかしと思えば興味深い。
たとえば、ナポレオンの皇妃マリア・ルイーゼについてとか...続きを読むPosted by ブクログ -
世界史ではハプスブルグ家は、よく出てくるが、その系譜はわかっていなかった。
少し古い本なのかなと思っていたら、読みやすいし、わかりやすい。一通りではあるが、大筋が分かったような気がする。
ハプスブルグ展に行こうと思っていることもあり、もう少し勉強して理解を深めたい。Posted by ブクログ