江村洋のレビュー一覧
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面白かった。常に興味を満たせてくれる歴史の本や解説書はなかなか無いと思うが、この本は地理や政治や時代よりも、人物に焦点を当てておりとっても読みやすかった。Posted by ブクログ
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いくら世界史音痴でも、ハプスブルク家といえばマリア・テレジアということぐらい知っています。でもそれだけ。ミュージカルになっているエリーザベトでさえ、ハプスブルク家の皇后だとは知りませんでした。それが功を奏して、知らないことばかりで楽しめました。それに江村洋氏の文章はとても読みやすい。決して簡単な文章...続きを読むPosted by ブクログ
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六百数十年続いたハプスブルグ家をこの一冊にしてしまうことが無理があるが、最初に手に取って読むには最適。
言語能力に長け、そしてマリア・テレジアに代表されるような多産で、しかも長寿。これによって血縁関係を広げきたことが、王朝安泰と、政権維持につながってきたことが良くわかった。
愛とは関係なく血縁...続きを読むPosted by ブクログ -
ハプスブルク家の歴史を女性との関わりで眺めた書籍.王族達が政治や仕来りにもまれながら生きていた様子が浮かび上がっておもしろかった.また中欧に行きたくなった.Posted by ブクログ
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中世ヨーロッパ、特にハプスブルグ家に生まれなくて、本当によかったと思った。
マリア・テレジアのたくましさには驚くばかりだ。
産んだ子どもの数がすごい!
優れた貴族の女性の条件として、子どもをたくさん産むことがあげられている。
特にお世継ぎとなる男子を産むことは、必須条件のようです。
今もこういう習慣...続きを読むPosted by ブクログ -
ヨーロッパ王朝の登場人物は同名が多くて混乱する。女性の視点からハプスブルク家の歴史を綴ったものだが、この王家における各女性の影響力、個性、が面白く書かれていた。Posted by ブクログ
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ハプスブルク家の女性に焦点を当てた本。
前々からこの家には興味があったし、
ルードヴィヒ2世や、エリザベート、フランツ・ヨーゼフなど
有名人がたくさんいるのでなじみやすい。
オーストリア=ハンバリー2重帝国の体制にも興味をもっているので楽しんで読めた。
マリア・テレジアの女性としての強さに感銘を...続きを読むPosted by ブクログ -
650年にも及ぶハプスブルク家の歴史が分かると共に、今まではあまりスポットライトを浴びることのなかったハプスブルクの女性の生涯を知ることができて興味深い。大公女は政治の道具、国の要請に従って嫁ぐもの、皇后は跡継ぎを生む為の道具・・・などなど現代では考えられないような価値観のもとにお姫様は生きてたのね...続きを読むPosted by ブクログ