【感想・ネタバレ】カール五世のレビュー

あらすじ

若いスペイン王として君臨し、その後、ヨーロッパからアフリカにまで支配を広げていき、ハプスブルク家が最大の栄光に満ちていた時代の皇帝の生涯を描く傑作評伝。

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Posted by ブクログ

「この男をもって、ハプスブルク家は最盛期を迎える。若きスペイン王として君臨し、皇帝の冠を抱いたのちは、ヨーロッパだけでは飽きたらず、アフリカにまでその手を伸ばした戦いと栄光の日々。しかし、王家と自身の黄昏は、静かに忍び寄っていた―。ハプスブルク家が光に満ちた最後の姿を描いた傑作評伝」

この本はサッコ・ディ・ローマ事件について知りたかった私にとって非常にありがたい作品でした。中世ヨーロッパに君臨した巨大な王の生涯を知れる素晴らしい一冊です。

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2024年08月21日

Posted by ブクログ


いやー面白かった!
ライバル、フランソワ1世とヘンリー8世との駆け引きが面白い。フランソワ1世は約束を守らず自分勝手。ヘンリー8世はその時々の損得感情で物事を決める。カールは誠実すぎる。
しかし、20年にもわたって喧嘩を続けてきたフランソワ1世と、エグ・モルトである日突然「我が愛しの兄弟!」と言って抱擁し合うなんて笑える。

当然といえば当然なんだけど、カール目線で描かれているのでカールを応援してしまう。フランソワ1世、ヘンリー8世目線のも読んでみたいな。

第5部のミュールベルクの決戦は壮快だった。
なぜ、表紙絵をティツィアーノの「ミュールベルクの戦いにおけるカール5世」にしなかったんだろう。


……長い間、本当にお疲れ様でした。

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2020年07月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

CSのチャンネル銀河で放送中の「カルロス」を観ていて
予備知識が必要だと痛感し、読みました。

故・江村先生の本は前にも読んだことがあり
時々読み返しているものの
カルロス一世(カール五世)に特化した本は今回が初めてで
予備知識を得る本として実にありがたかったです。
(ドラマは第二話から観たので
だか分からない人物も多く
セリフを元に、本とネット検索で調べて、この人だ! と分かったり。英語版のサイトも役に立ちました。)

庶子と言われている(異説もある)ジェロニモ少年、
後のドン・ファン・デ・アウストリアに関しても
ちょこっとだけ触れられています。

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2018年03月23日

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