朝霧カフカのレビュー一覧
-
-
Posted by ブクログ
コミックスの1巻のみ読んで、すぐこちらに移りました。
私はこちらの方が面白く感じましたね。
明治以降の文豪たちの文章の香りを残した地の文なので
そういう本を読み慣れない方には、かったるいなと
お思いの向きもおいでかもしれませんが…。
ちゃんとした地の文があり、登場人物がモノを考え…
事件を解決する、ということにかけては、小説のほうが
良かったかなと思います。
事件の首魁も意外な人物ですし、戦闘シーンも
どこかに静けさがあって、激しくて、アニメは見逃して
ますが、これに声がついたらと思わずにいられません。
そして面白いのは、自分の好きな文豪はやっぱりここでも
好きですし、あまり得意でない文豪 -
Posted by ブクログ
ネタバレ太宰治、マフィア時代。彼が、そこにいた。
無頼派! 文学系ヲタクなら歓喜の太宰・安吾・織田作揃い踏み! って言うのが正しいのかどうか、似非文学系ヲタクだからわからない。文豪のイメージを擬人化したという触れ込みの「文豪ストレイドッグス」において、史実と重なっている人間関係は珍しい(はずです)。決して人を殺さないマフィアの下級構成員・織田作之助。彼の信念に隠された秘密は。鴎外や夏目も存在感を見せる、マフィア中心の昔話。コミックスからは4年前。
そしてまさかのアンドレ・ジイド。フランスか、フランスはこう来たか。『時計塔の従騎士』は英文学で決まり、となると、やはりカミュやカフカ、ゲーテ、ダンテらへ -
Posted by ブクログ
太宰と国木田、因縁コンビの初仕事!
「文豪ストレイドッグス」小説第二弾。文ストは、ツッコミどころ満載なのが、いい。メモ魔の国木田主人公で、太宰治が武装探偵社に来た、コミックスより2年前の話。
理想を追う現実主義、現実を往く理想主義、国木田の形容詞がよくわかる話。途中で出てきたギルドの人は誰だったんだろう、スタインベック? 太宰さんの底知れなさというか、太宰さん超かっこいいスタイルのお話。ホント文ストの太宰さんはチート。というわけで、割と太宰さんの太宰さんによる太宰さんのためのお話、かもしれない。
事件の結末にやりきれなさを感じる国木田と、同調できる気がして、国木田はなんだか文ストのなかで -
Posted by ブクログ
ネタバレ「ある探偵社の日常」
「探偵社設立秘話」の2編。
「ある探偵社の日常」は短編で、「探偵社設立秘話」が長編です。
「ある探偵社の日常」はアニメ2話を見る前に読んでいると、アニメで太宰が敦に渡した古新聞はアレの残りなのかな…とか、いろいろと考えられるので楽しめると思います。
「探偵社設立秘話」は福沢と乱歩の出会いと探偵社が作られるまでのお話。
読むと、2人が親子みたいな関係に見えてきます(笑)
それと、コミックス8巻で与謝野晶子が言っていた「何せ武装探偵社は乱歩さんの才能を活かす為だけ~…」の部分が分かるようになると思います。
また、小説2巻を読んだ方なら分かるだろう織田作が出てきます。
2