あらすじ
“異能”を使い暗躍する兇悪なポート・マフィア。組織のなんでも屋・織田作之助は、首領直々の命を受け、情報屋・坂口安吾の行方を追うことに。だが、それは史上最年少幹部・太宰治の組織決別へとつながる事件に!?
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あの太宰さんが“友達”と呼ぶ二人。
きっと三人で写った写真を、今でも大切にしているんだろうなと思います。
織田作すごくかっこいい。
安吾もつらかったんじゃないかな、本当は一番。
漫画でちらっと出たの見つけたとき、また泣きそうになった。
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このシリーズでは、小説版はコミック版の番外編となっているらしい(コミック版は未読)。エピソードとしてはアニメで見た話ではあるのだけれど、本で読むほうが私にはあっているらしい。アニメだと流れにのってわかったような気になっていたところが、ちゃんと説明されている。太宰の孤独についても説明されていて納得した。
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乱歩さんは本当に何処までも見通す。
そこまでも見通してしまうのか。
安吾さんは辛いな。
織田作は一介の最下級構成員として忘れられるような人では無い。
養っていた孤児達を失い、自分の命をも失うという時に友人の事を、太宰さんの事を考えた。
そして、ただ泣いている子どもだと。
その子どもが、貴方が最後に伝えた幾分かは素敵な方へと足を踏み出した事を、人を守った事を伝えたい。
泣ける。
夜中までかかって一気に読み切り、布団の中で涙しました。登場人物の発する言葉や、彼らの関係性に心がぎゅっとなりました。
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『文豪ストレイドッグス 太宰治と黒の時代』
朝霧カフカ/角川ビーンズ文庫
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文豪ストレイドッグスの小説第2弾。太宰の過去の話。
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太宰が織田作を表した、他意が存在せず慣れると癒されるって内容がとても分かる存在。優しさや異能とそれに頼らずとも強さがあるいいキャラを知ってしまった。太宰の友人であり続けたのも感動。
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織田作の一言が太宰が転職したのも敦くんを助けたのにも繋がってくるのが深い。
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やっぱ太宰さんと織田作仲いいなぁー。それを改めて実感すると織田作死んでほしくない・・・。
( ;∀;)今の太宰さんも好きだけど、旧太宰も好き。
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アニメでも大好きな黒の時代。武装探偵社の飄々とした太宰もいいけど、ポートマフィアの冷徹な太宰もいい。
小説版でも子供達が犠牲になってしまう場面は、胸が詰まった。
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黒の時代はピカソの青の時代のもじり。織田作が好き。文ストを読む上では必読。これ読んでない人はマジで損してる。漫画の方でも何回もここのエピソードは重要になってくる。あと小説版の55minでもかなり重要。
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アニメを見たあと、黒の時代をもっと堪能したいと思い小説にも手を出しました。
内容は分かっていたものの、文章で読むことでより深くストーリーを理解する事ができました。
全体的に難しかったけれど。特に戦闘シーンの描写が写実的でね。アニメを見ていたから何となくわかったけどね!難しさ故の楽しさ…文ストの魅力の1つかなと思います♩ 文スト難しいと思うの私だけ?!w
アニメも小説も、太宰、織田作、安吾の3人がバーで並んで座ってるシーンが本当に好きです。
この3人のような関係、いいですよねぇ。憧れます。脆く儚く、そして美しかった。
___________「決して戻らないものが焼き付けられたフィルム」
そう思うと、今では普段の我々の生活の中では当たり前の存在となっている「写真」というものの価値を改めて考えさせられます。
いつか3人の写真の実物を見に行ってみたいです。
もう少しオトナになったらあわよくば3人が酒を嗜み語り合った銀座のバーにも……!
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面白かった!!
これはシリーズ一気読みの予感。
織田作と安吾と太宰と、
友情と立場が楽しくて切なくて。
太宰がマフィアから足を洗うきっかけも、
芥川が太宰を求める理由も。
それぞれが切なくて、とてもよい。よいです。
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本編の前日譚に当たる話。
当時の太宰にとっては安吾と織田作だけが立場も年齢も関係なく唯一心を許せる相手だったのだと思う。
もしも彼が今も生きていたのならば、彼らはどうなっていたのだろうか。
太宰は探偵社に入ることもなく、安吾がいなくなったとしても織田作と二人で酒を飲み交わしていたのだろうか。
安吾が史実の人と似ている(個人的な意見)。
織田作の食べていたカレーを食べてみたい。
三人とも有能すぎる。
そういえば今、太宰は生きる理由を見つけることができたのだろうか?
久しぶりにReason Livingを聴きたくなった。
とある殺人鬼が足を洗った理由が書いてあるいう三部作の夏目漱石の本とは何なのだろうか。
多分、イギリスの文豪が多く所属していると思われる時計塔の騎士団出てきてほしい。
織田作がとてもかっこよかった。
こういう前日譚は好き。
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(内容)
異能を使い暗躍する兇悪な地下組織、ポートマフィア。その幹部・太宰治と下級構成員の織田作、情報員の坂口安吾は立場の違いを超えた仲だった。だがある日、安吾が突如失踪。首領・森鴎外から捜索を命じられた織田作は、太宰と協力して調査を開始するが、安吾のスパイ疑惑が浮上する。さらにミミックなる犯罪組織が攻撃を仕掛けてきて…!?太宰がマフィアと訣別した理由が遂に明らかに!熱き男たちの異能対決第2弾!!
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小説版の第1巻よりもさらに前のお話。
銀座の文壇バー・ルパンで撮影された太宰治、織田作之助、坂口安吾の写真からインスパイアされたという物語です。
現代の横浜を舞台にしていながら、どこかノスタルジックな雰囲気漂わせる、かっこよく、でもとても切ないハードボイルドとなっておりました。
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めちゃめちゃおもしろかった…太宰と織田作の話本当にすき…実力はあるのにあえて最下級戦闘員でいる織田作かっこいいし、太宰織田安吾の3人の関係がとても良かったなあ…泣きそうになりました… 織田作が頑なに人を殺さない理由がすごく良い…小説を書くことは人の人生を書くってことだ、って台詞が素敵でした。
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坂口安吾に釣られて。安吾と聞けば何でもありがたがる馬鹿です。
ラノベって文章が読みにくいと思い込んでたけど、そんなことなかった。
あとがきも併せて、文豪を単なるネタにするだけじゃなく、実在した人物の生きた足跡や残り香を汲み取ってキャラクターにしている感じが伝わってきて、漫画もなおさら好きになりました。
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ライトノベルだよね?これ。中身が簡単だな。
織田作が好き。
狙撃の腕も立つし、数秒先に起こりうる未来をみることができる。異能。
そして、孤児を助ける心優しい人。
初めて文豪シリーズ読んだ。アニメになってるよね?
ふうん。
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読み始めたときは、織田作があんな最後を迎えるなんて想像しなかった。
あとがきに書かれていたが、実際の太宰、坂口、織田が写った写真をもとに、ストーリーを膨らませたというのもいい。
太宰は意外と人間味があるなと思った
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面白かったです!
前作も言葉のやり取りなんかが面白かったんだけど、今回は物語自体が面白かったです。
クスッと笑えたり、切なくなったり…
はじめから終わりまで色んな感情が走りますが、織田作の存在の大きさを感じるお話でした。
これを読んでからまた、漫画を読むと、一層面白いかも知れませんね。
ということで、また読んでみようと思います♪
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文庫版2巻目は太宰が武装探偵社にいる前、ポートマフィアの幹部だった頃の出来事を書いた話。結果的にこの事件で織田作が死んだことがきっかけで武装探偵社に入るという流れになるのは理解できた。でも、織田作優し過ぎるなあ。コミックがどんな話なのか気になってきたのでこちらも機会があればチェックしてみたいと思う。
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ジィドの暴力的行為が自分勝手過ぎて……織田作の不幸が辛い。
文ストは「文豪を擬人化」した作品なのでご本尊とか本家作品とかけ離れていても仕様がないと思っていましたが、首領の託宣文、『舞姫』の文章表現がちょくちょく入っていて、ニヤリとしました。
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おもしろかった
太宰さん過去話。
コミック9巻の「元殺し屋には善人になる資格はない~」の太宰さんセリフをここでもう一度読み返すと、
深い、ふかいわ~~っとみもだえします。
あの後ろの人誰か気になっていたのですが、
よーやくここで理解。
なので、最後の最後で敦くんが太宰に堕とされる可能性が
なくなってひと安心。
夏目漱石先生のお名前は探偵社創立時に尽力したという
ことだけ分かってましたが、
ここでお姿拝見できるとわ~~。
いやーどことなく沖方光圀を思わせるお人でしたなー。
ここもなにやらおもしろそうな匂いが・・・。
文豪たち、そもそものキャラがたちまくってるので
それを使って物語をつくるとここまでおもしろくなるのかあっとしみじみ。
いやあ、おもしろいなあ、楽しいなあ。
織田さんはなんか男女のながいお話だったっけか?
なんかドラマとか映画とかになってたような・・・。
基本的に殆ど読んでないのが多いんですが、
中島敦のはもっと読みたいかなあ。
山月記好きなんだー。
もっと過去の中也との話も是非読みたいですねー。
いやあ、世界が広がるなあ
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太宰・安吾・織田作の無頼派。お互い対立する組織に
いながら、それぞれに護るものがありながら戦う彼ら。
異能も上手く活かされており、敵組織の凄腕が
アンドレ・ジイドというのも泣かせる。
織田作を助けるため、組織を抜ける太宰と
いっそエレガントを極めて冷気を纏うボスの
森鴎外もいい。
太宰が探偵社に入るきっかけを描いているのだが…。
織田作の養い子たちが抗争の犠牲で死んでから
彼が絶命するまでのところ…まるでイタリア映画みたい。
リリックで、凄惨で…切なくて。
最初の本は期待しすぎてたけど、これは良かった。
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今回の主役と言えるだろう織田作さんのキャラクターがとても好きです。ストーリー自体も前巻同様、どきどきしながら読み進められるものだったと思います。ですが、文末の結び方が同じ形(~だった。等)の連続で、若干の読みづらさを感じてしまったのが、少し残念でした。
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小説版第2弾。ポートマフィア時代の太宰の話。
下級構成員の織田作の視点で、友人の坂口安吾失踪から端を発した事件が描かれる。マフィア時代の太宰はけっこうシリアスで、脱退の理由もまともだったのでちょっと驚いた。
異能の使い方は前巻の方が面白かったかも。
Posted by ブクログ
面白かったです。太宰さんのポートマフィア時代のお話。織田作さんの突っ込まない性格もいいです。僕くんは昔から太宰さん大好きだったのだな…実際は、太宰治の方が芥川竜之介を好きだったらしいですが。織田作さんとジイドが到達した、異能力の特異点が興味深かったです。これを経て、太宰さんは武装探偵社へ。。過去のお話も面白いです。
Posted by ブクログ
物語自体の発想は悪くないのに、完全にラノベなのがちょっと残念。確かにアニメ化してそれなりの声優さんつけたら人気はでるんだろうなぁという感じ。
アニメ見て、はまった人が読んだら高評価なのではないかと思います。(私見てないけど)
Posted by ブクログ
前作より更に前の太宰のポートギャング時代の話。
確かに、ギャング時代の太宰は容赦ない感じですね。
コミック版だと、オブラートに包まれている感じですが、こっちははっきり描かれているというところでしょうか。
ま、身内にはちゃんと優しいんですけどね。
今作はけっこう陰惨な方の話です。
こうならなきゃいいのになぁというのがそうなっちゃう感じ。
ストーリー上に仕掛けられた軽いミスディレクションは、効果的で良かったです。
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太宰治、マフィア時代。彼が、そこにいた。
無頼派! 文学系ヲタクなら歓喜の太宰・安吾・織田作揃い踏み! って言うのが正しいのかどうか、似非文学系ヲタクだからわからない。文豪のイメージを擬人化したという触れ込みの「文豪ストレイドッグス」において、史実と重なっている人間関係は珍しい(はずです)。決して人を殺さないマフィアの下級構成員・織田作之助。彼の信念に隠された秘密は。鴎外や夏目も存在感を見せる、マフィア中心の昔話。コミックスからは4年前。
そしてまさかのアンドレ・ジイド。フランスか、フランスはこう来たか。『時計塔の従騎士』は英文学で決まり、となると、やはりカミュやカフカ、ゲーテ、ダンテらへんのヨーロッパのチーム分けが気になります。ミミック、トップまで死んじゃったんですけどチーム・フランスはどうなるの……? あ、wiki先生によれば、『一粒の麦もし死なずば』は、自伝だそうです。
この事件が太宰を変えた、もしくは決心させたのであれば、悲しいけれど素晴らしい出会いに喜びたい。