水瀬葉月のレビュー一覧

  • 悪逆騎士団 そのエルフ、凶暴につき

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    財務から管理官が調査に来たのは、悪行高い場所にある
    これまた悪行高い騎士団。

    調査官がやってきて、街中を歩いて…。
    で、過去の回想が始まります。
    最初連れたままで仕事しているのかと思ったのですが
    少年が入ってきて、という状態で、過去だな、と。
    それぞれがものすごく個性にあふれた騎士団ですが
    これが一体何に繋がるのか。
    財政の内訳なのか、誤魔化してる、という
    くだりでもあるのか、と疑って読んでました。

    結論、ものすごく騙された!!
    そこに繋がってるのか! という驚きもありましたが
    すっかり忘れていた現実と繋がった感じです。
    そういう意味では面白かったです。
    悪行高い場所、というのも証明されるような内容でしたし。

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    2018年06月05日
  • 悪逆騎士団 そのエルフ、凶暴につき

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    まあ、予想はついたけど、どうなんだろうかこういう体制
    ある種の独裁?

    まあ、ちょっと変わり種ではあるかな、と。


    最初に出てきたのがヒロインかと思っていたよ。

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    2017年01月15日
  • 課外活動サバイバルメソッド3

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    一部完って感じの終わりかた。わりときれいにまとめたかも。

    言ってしまえばゾンビもの+特殊能力もの。
    でもよくわからんかったねぇ。
    特殊能力が便利に使われているのでこんなこともあろうかとの世界に近いかも。
    実はこういう能力でした、とか。

    今回のガジェットもそんなものだし。

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    2016年02月28日
  • 課外活動サバイバルメソッド2

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    異能バトル第2弾。派手なアクション主体。

    最後のアレはひっかけに近いと思ったし、分かる奴いねぇ。でもうまい。


    教師とかもったいなかったかも。

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    2015年07月19日
  • 課外活動サバイバルメソッド

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    異能バトルなバトルロワイヤル。
    アクションものとしてみたほうがよかろう。
    普通、精神的に病むのが先だが気にしちゃいけない。

    主人公まわりのギミックは意表をつかれたし、面白いと思った。
    主人公が決して「正義」でないところとかも。

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    2015年07月12日
  • C3 ―シーキューブ― XVII episode CLOSE / the last part

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    シリーズ最終巻。

    立方体の姿から人の姿へと変わり、最後の戦いに挑む決意を固めたフィアが加わり、春亮たちは「十字軍の建国旗槍」の破壊へと動き出します。

    一方、世界橋ガブリエルとペンドラゴン、切子とフォーティーンたちも、それぞれの思惑を胸に抱いて、戦場に姿を現わします。さらに、崩夏の呼びかけによって、藍子も春亮たちを助けるためにやってきます。

    そしてフィアたちは、領主とダインスレイブの待つ最後の決戦の舞台へと向かいます。

    最終巻らしくメンバー総出演ですが、ちょっと捌ききれていないような印象を受けました。藍子の復活も、少し時宜を外してしまった感があります。それでも、フィアの決意と、エピローグの再会の場面は、胸を打つものがありました。

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    2014年06月10日
  • C3 ―シーキューブ― XVI episode CLOSE / the first part

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    春亮を傷つけてしまったフィアは、みずからを立方体の姿に変えてしまいます。そんな中、蒐集戦線騎士領の領主トリナーク・アガナーは、十字軍の建国旗槍を打ち立てます。フィアの前に姿を現わした領主は、自分が拷問具であるフィアを生み出したことを明かし、その罪をあがなうため、呪われた道具たちの破壊をおこなうことにしたのだと告げます。

    領地化が完成するまでに残された時間は24時間。その間、春亮たちの襲撃を防ぐため、騎士領のタシターン・チャッターボックスは、大秋高校の生徒たちを人質に取ります。しかし、校内にいた白穂とサヴェレンティ、イゾイー、千早、伍鈴、そしてクラスメイトの渦奈と泰造は、騎士領を内部から攪乱するための工作を行います。

    いよいよ最終決戦です。春亮たちと騎士領、研究室長国、ドラコニアンズの思惑が入り乱れて、それぞれがどういう着地点を見いだすのか、結末が気になります。

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    2014年06月10日
  • C3 ―シーキューブ― XV

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    なぜか女の姿になって帰ってきた春亮の父・崩夏の提案で、世界橋ガブリエルの別荘へと連れ出された春亮たち。ところが、そこにドラコニアンズのナンバー1の実力者であるマクシミリアン・ペンドラゴン、さらには闇曲拍明までもが姿を現わします。

    さらに、付近に通り魔が現われたという情報が春亮たちにもたらされます。フィアたちが犯人を追い詰めたところ、「スレイブ」と名乗る騎士団所属の禍具でした。錐霞は、拍明との取引に応じて、スレイブの持つ「十字軍の建国旗槍」を奪おうとしますが、スレイブに捕らわれてしまいます。

    錐霞が捕まったことを知った春亮は、彼女を救うため、ペンドラゴンと拍明を相手に、一世一代の賭けに打って出ます。呪われた道具と人のつながりを生み出す新組織「夜知家」を立ち上げ、ドラコニアンズ、研究室長国と利害が一致するかぎりで、協力を持ちかけたのです。春亮の提案は受け入れられることになり、それを見たフィアは、インダルジェンス・ディスクによって自分の能力を永久に封印することを心に決めます。

    ところが、春亮やフィアの願いは、裏切られることになります。ペンドラゴンは、スレイブとの戦いで目にした黒江の能力を欲し、春亮たちから黒江を奪おうとします。戦いの中でフィアは、仲間を救うため、呪われた力を手に入れたいと願い、そのために彼女の心は狂気に陥ります。

    さらに、「十字軍の建国旗槍」を取り戻した騎士領は、その力を利用して、忌まわしい禍具と人との交流を取り持つ「夜知家」を破壊しようと考えます。

    海水浴を楽しむ前半のほのぼのとした雰囲気から、いっきょにクライマックスに向かって動き出す感じに、わくわくさせられました。

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    2014年06月10日
  • C3 ―シーキューブ― XIV

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    このはが記憶を失い、ニルシャーキのもとに奔った12巻の続きとなります。

    春亮たちはこのはを取り戻すため、ニルシャーキに戦いを挑みますが、このはに向かって全力を出すことに躊躇い、敗走を余儀なくされます。そこへ、同じくニルシャーキを狙う騎士領のリリィハウル・キルミスタがやってきます。彼女は、ローリカの仇を打つため、ニルシャーキを狙っていました。

    春亮は、ニルシャーキを倒すという共通の目的を果たすため、リリィハウルと手を結ぶことを決断します。リリィハウルの作戦は、春亮に禍具の剣「ポイズンリッター」を使わせて、ニルシャーキにとどめをさすというものでした。そして、その剣には、春亮たちの知らない秘密がありました。しかし春亮は、このはを救出するという目的のため、リリィハウルの作戦を受け入れます。

    最後まで騎士として振舞うことを選んだリリィハウルが、ニルシャーキと刺し違え、戦いが終わります。最後は、記憶を取り戻したこのはが、錐霞に続いて春亮に想いを告げます。

    少し戦闘シーンが間延びしているような印象もありましたが、いよいよ物語の終幕に近づいているという緊迫感があって、楽しんで読むことができました。

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    2014年06月10日
  • C3 ―シーキューブ― XII

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    春亮たちは修学旅行で、奈良・京都方面へと向かうことになります。そんな彼らが、京都の料理屋で働く、ビブオーリオ家族会の母・アリス・ビブオーリオ・バスクリッハと二階堂クルリに再会します。

    彼らは、情報家の男からインダルジェンス・ディスクを受け取ることになっており、それと引き換えに、研究室長国に囚われている雛井エルシーを解放するように働きかけて欲しいと、フィアたちに依頼します。ところが、インダルジェンス・ディスクの取引現場に、ドラコニアンズの長曽祢虎徹(ながそね・こてつ)が現われ、フィアたちを襲撃します。その結果、ディスクは、やはりとつぜん現われた闇曲拍明の手に渡ってしまいます。

    拍明は、ディスクを「ガンレッティの扉」という箱の中に入れ、フィア、このは、虎徹の3人に鍵を渡します。この鍵は、持ち主の感情を蓄えることで、箱を開けることができるようになると言います。こうして3人は、箱を開けてディスクを取り出すため、それぞれの感情を高める方法を探し求めます。このはの持つ鍵は、春亮とのデートでドキドキすることで、虎徹の持つ鍵は、不甲斐ないこのはへの怒りによって、そしてフィアの持つ鍵は、彼女の中にあった破壊衝動によって、しだいに感情量を蓄積していきます。

    けっきょく、拍明はディスクをフィアたちではなく虎徹に渡してしまいます。ディスクによって禍具を起動させたニルシャーキは、このはの記憶を、彼女が春亮と出会う前、いまだ殺戮のための武器であった頃へと戻してしまいます。

    一方、鍵を受け取ることができず、自分の春亮への感情を示すことのできなかった錐霞は、春亮への想いを打ち明けます。

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    2014年06月09日
  • C3 ―シーキューブ― XI

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    今回は、新学年になったフィアたちにさっそく降りかかった事件の話です。

    クラス替えでは、フィア、春亮、錐霞ばかりでなく、このはや白穂、ン・イゾイーたちも同じクラスになります。千早も大秋高校の1年生として入学し、伍鈴たちはサヴェレンティたちとともに高校で理事長のお手伝いをすることに決まって、フィアたちの周りはますますにぎやかになります。ちなみに担任はスコッティ先生こと潰道忌。

    フィアは、千早の同級生になった背の高い少女・緋渡夕銘(ひわたり・ゆめ)に激しく懐かれてしまいます。彼女たちは早川神社の境内でお花見をすることになりますが、そこに蒐集戦線騎士領の変態騎士・復讐者ネトーとリリィハウル・キルミスタが現われます。フィアたちはネトーと刃を交えますが、リリィハウルは停戦を持ちかけてきます。彼女たちの目的は、数多くの騎士領のメンバーたちを葬り去ってきた元ドラコニアンズ第2位の「戦鬼ニルシャーキ」を倒すこと。大秋高校に新入生として潜入しているニルシャーキを探し出して連れてくることを条件に、ネトーとリリィハウルはフィアたちの前から姿を消します。

    フィアたちは学内サイトを通じてニルシャーキと思われる人物との連絡をとることに成功しますが、ドラコニアンズを抜けて普通の高校生として過ごそうとしている彼女をふたたび戦いに巻き込むことはできないと思うようになります。ところが、リリィハウルたちと行動を共にするローリカ・シューゲイザーという少女が、高校の新歓祭でおこなわれるミスコンで、ニルシャーキを炙り出す計画を練っているとの報せが届けられます。ネトーたちの計画をくじくため、フィア、このは、錐霞の3人はミスコンに出場することを決意します。

    白穂がけっこうおいしいところを持っていってる印象ですが、個人的には愉しんで読めました。ただ、夕銘が戦いに駆けつけるクライマックス・シーンと、ストーリー上の山場がバッティングしてしまっている感じもあります。

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    2014年06月09日
  • C3 ―シーキューブ― X

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    今回はバレンタインのエピソードです。フィア、このは、錐霞の3人は、春亮にどんなチョコレートを贈ろうかと悩みます。

    一方学園では、研究室長国の日村素直が復帰することになります。しかも、第1巻で死んだはずの「マミーメーカー」ことアマンダ・カーロットが、日村によって保護されていたことが明らかになります。錐霞は日村に対する警戒を解くべきではないと考えますが、春亮たちは、アマンダや自分たちに接する日村の態度を見て、ある程度信頼してもよいのではないかと思い始めます。そんな彼らを見て、錐霞の態度にも少しずつ軟化の兆しが見えるようになります。

    そんな中、日村から春亮たちに、蒐集戦線騎士領から新たな戦闘員がアマンダの抹殺のために送られたという報せがもたらされます。そして、フィアたちの前に騎士領の戦士・雛井エルシーが登場します。フィアたちはアマンダを守るために戦う。だが、今回の事件の背後で糸を引いていたのは日村だったのです。

    メイン・ストーリーに関しては、アマンダの再登板が今後の展開の鍵の一つになるのでしょうが、まだ物語の全貌は見えてきません。ちょっとマンネリ気味にも思えてきました。ラブコメのパートに関しては、本巻の最後で錐霞が自分に正直になることを決意するという展開があったので、少し期待したいところです。

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    2014年06月09日
  • C3 ―シーキューブ― VIII

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    今回はクリスマス。というわけで、フィアたちはサンタ・コスに身を包んで、商店街のケーキ屋でバイトに励むことになります。

    そんな浮かれた気分も長く続きません。フィアたちは、瀕死の状態で倒れている研究室長国のン・イゾイーを発見します。やがて回復したン・イゾイーは、闇曲拍明の指令で学園理事長の世界橋ガブリエルに書状を届けに来る途中、ドラコニアンズのメンバーである赤い服をまとった少女ココロ・ペンタンジェリの襲撃を受けたと語ります。春亮はン・イゾイーを自宅で介抱することになり、さらに彼女の動向を監視するため、錐霞も春亮宅に滞在することが決まります。

    お約束のふしだらイベントのあと、フィアたちのバイトを手伝っていた銃音・漸音姉妹がココロの人質となってしまいます。ン・イゾイーはたった一人でココロとの再戦に挑みますが、そのことに気づいたフィアたちが戦場に駆けつけます。ココロの攻撃の前にピンチに陥るフィアたちのもとに、世界橋ガブリエルが姿を現わします。

    ということで、今回は世界橋ガブリエルの正体が明らかにされます。あと、藍子の状態にも変化が現われます。

    ストーリーやキャラクターについては不満は感じませんでしたが、呪いの道具回りの設定がぎこちなく感じます。どうにもとってつけたような印象があって、高評価をつけたいという気持ちはあるのですが、★3つ以上の評価にはなかなか踏み切れないでいます。

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    2014年06月06日
  • C3 ―シーキューブ― VI

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    フィアたちと錐霞、さらに白穂とサヴェレンティが春亮の家にやって来て、期末テスに向けてお勉強会を開催します。そこへ、理事長の指示を受けた春亮たちのクラスの副担任・潰道忌(かいどう・いみ)先生が、スコップ片手にお勉強会の監督にやってきます。呪われた道具のせいで妹を失った先生は、フィアたちと打ち解けることができず、お勉強会は重苦しい空気に包まれます。

    そんな空気に耐えかねた春亮は、先生を連れて近所のコンビニに買い物に出かけます。そこで彼らは、お化けに襲われていると訴える少女・穏天崎切子(おんてんざき・せつこ)に頼られて、彼女を家で保護することになります。

    やがて切子を追ってフォーティーン・クーンズベリという女が春亮の家に姿を現わします。フィアたちはフォーティーンと対峙し、何とか切子を守ることに成功します。しかし、期末テスト後の打ち上げで春亮たちが訪れたプールで、再びフォーティーンの襲撃を受けます。

    全体のストーリーは、今回の事件を通してフィアと潰道先生が互いに心を開くようになるというエピソードになっていて、きれいな仕上がりです。ただ、切子の狙いやフィアが先生に協力を求める内容、あるいは戦闘の結末など、やや構成が粗いようにも感じます。全体のストーリーは悪くないだけに残念です。

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    2014年06月06日
  • C3 ―シーキューブ― V

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    前巻の体育祭に続いて今回は文化祭と、イベント関連が続きます。

    春亮のクラスメイトの伯途泰造(はくと・たいぞう)の尽力のおかげで、このはが属する4組と合同で「ナース喫茶《癒し病棟1314号室》」に出し物が決定し、フィア、このは、錐霞たちはナースのコスプレで参加することに。

    ところが、錐霞の兄にして「闇曲拍明の研究室長国」室長の闇曲拍明(やみまがり・ぱくあき)と、その護衛に当たる褐色肌の少女ン・イゾイーが、錐霞を連れ戻すためにやってきます。彼らは錐霞の首に呪われた道具の首輪をつけて、ゲームの開催を告げます。彼らが学園内のさまざまな場所に置いた50個の人形の中のどれかに、錐霞に取り付けられた首輪を外す鍵が入れられているので、制限時間内にそれを探し出すこと。制限時間が来ると、首輪と人形に仕掛けられた爆弾が起動してしまうのです。春亮は、首輪の呪いのせいで激しい寂寥感に襲われる錐霞と密着しながら、人形を探して学園内を歩き回ることになります。

    さらに、事態はますます混迷を深めていきます。闇曲拍明に囚われたビブオーリオを探し求める二階堂クルリは、某作品に登場する「撲殺紳士ガシャドクロン」のスーツを女子生徒から奪い、その中に身を隠して闇曲拍明を追いかけます。さらに、何者かに春亮の殺害を依頼された元ビブオーリオ家族会のオラトリエ・ラブドルムナーグという女も学園内に潜入していました。

    あいかわらずごってり盛りだくさんの設定を、ストーリーの中でうまく処理している著者の手並みは見事です。1巻と2巻ではやや展開にぎこちなさを感じましたが、完全に安定軌道に乗ったようで、ここからは安心して読めそうな気がします。

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    2014年06月06日
  • C3 ―シーキューブ― III

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    ある日、何かの気配を感じてフィアが天井を見上げると、そこには長い黒髪の幼女の姿がありました。彼女は人形原黒絵という名で、春亮のもとで完全に呪いを説くことに成功し、現在は近所の商店街で美容室「壇ノ浦」を営んでいる幼女です。

    やがて、彼女は放浪の旅を終えて春亮のもとに帰ってきたことが判明します。彼女が帰ってきた一つ目の理由は、美容室を再会するため。そしてもう一つの理由は、アリスという女に追われることになったためでした。やがてアリスはフィアたちのもとに現われ、フィアたちを自分のところに招待したいと語ります。アリスが属する「ビブオーリオ家族会(ファミリーズ)」は、フィアたちのような「禍具」を超越者として奉り、その呪いをも全肯定する同志たちの集団でした。

    今回はちょっとグロ成分が多め。あと、クライマックスでまさかの白穂&サヴェレンティの乱入には驚きました。白穂ってこういう役回りを担当することになるんですね。

    なお、この巻から、巻末にイラストを担当しているさそりがため氏による「ラフスケッチ集」が収録されています。

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    2014年06月01日
  • C3 ―シーキューブ― II

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    春亮の家に制服が届けられ、フィアは春亮らとともに学校に通うことになります。ところが彼らは、崩夏の知人で学校の理事長を務める世界橋ガブリエルから、最近彼のもとに届けられた呪われた人形の話を聞かされます。ともあれ人形を見てみようと、人形が収められていたトランクを開けると、なぜか中は空っぽでした。そしてその直後、学校内で精気を抜かれて倒れる生徒が続出するという事件が起こります。

    やがてフィアたちは、人形の持ち主だという少女・桜参白穂(さくらまいり・しらほ)から、呪われて人の姿となった人形・サヴェレンディの話を聞かされます。サヴェレンディの行方を追う中で、フィアは自分の中に芽生えつつある一つの感情に気づいていきます。

    若干のぎこちなさはあるものの、ストーリー自体はおもしろいと感じました。たぶん「謎解き」のところが説明的すぎるので、ぎこちなく感じてしまうような気がします。と、ちょっと不満めいたことを書いてしまいましたが、ボクっ娘でドジっ娘の新キャラクターや、ガスマスク男の理事長、クールなのにファンシーなものが大好きな秘書などのサブキャラクターなど、ライトノベルらしい個性的なキャラクターを取り揃え、読者サービスもかなり頑張っているので、そっちの方面では十分に満足できました。

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    2014年06月01日
  • C3 ―シーキューブ―

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    主人公・夜知春亮(やち・はるあき)のもとに、海外の父・崩夏(ほなつ)から黒い立方体が届けられてきました。その物体は、銀髪の少女へと姿を変えます。

    彼女の名はフィアです。異端審問期に開発された、32の拷問具処刑器具に変形する《箱型の恐禍》(フィア・イン・キューブ)だった彼女は、多くの人間によって呪詛という思念を浴び続けることで、人の姿を持つようになったのでした。崩夏は、これまでも海外で見つけた「呪われた道具」を自宅に送り、春亮はそこで彼女たちの呪いが解けるのを手助けしていました。彼の家に同居しているメガネっ娘の村正このはも、かつては呪われた日本刀でした。

    ところが、そんな彼らのもとに、「蒐集戦線騎士領」のピーヴィ―・バロヲイという女がやってきます。彼女の目的は、フィアを破壊することです。戦闘の中で拷問処刑器具としての本性を現わしたフィアは、呪われた道具である自分を受け入れる場所はどこにもないと思い詰めますが、そんな彼女を春亮は温かく迎え入れようとします。

    「あとがき」によると、著者の作品では『結界師のフーガ』が「白水瀬」、『ぼくと魔女式アポカリプス』が「黒水瀬」、そして本書は「白」と「黒」の両方の成分が含まれているとのこと。コメディにアクションにシリアス、微エロに微グロ、巨乳にまな板と、いろいろ詰めこんでお買い得な感じのシリーズ。ただこの巻について言えば、展開が早すぎるせいか「盛りすぎ」の印象もあります。私自身は物語に入り込むのに少し時間のかかる方なので、とくに序盤はゆっくり進めてほしいと感じました。

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    2014年06月01日
  • ぼくと魔女式アポカリプス3 Nightmare Crimson Form

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    レンテンシアの死という犠牲を払って寝々を倒すことに成功した澪たちですが、そこにとつぜん人影が現われて、根源闇滓を奪っていきます。しかし澪は、人影の正体に気づいていました。驚いたことに、それは彼の友人の機波草太(きなみ・そうた)だったのです。

    さらに、寝々のバイト先だった中華料理屋「殺々軒」の店長を務める沁・仙天花(しん・せんてんか)と沁・仙天威(しん・せんてんい)の双子姉妹が、寝々の仇を討とうと澪たちに襲いかかります。そこに現われた新たな代替魔術師は、何と天然の古典教師・二井原小鳩先生でした。ヴァンパイアの彼女は、草太を眷属(ミディアンズ)にしていたのです。

    レンテンシアの遺志を受け継いだ澪は、小鳩先生と草太との戦いを回避すべく説得を試みますが、2人は澪の甘さを笑います。そして、遂に小鳩先生と草太によって、澪の妹の切華がさらわれてしまいます。澪は切華を救うため、小鳩先生との戦いに挑みます。

    本巻刊行後、続編は出ていないようです。物語はまだ完結していませんが、とりあえず澪たちの進むべき道が見つかり一段落ついたところで、それなりにまとまりの良い印象です。

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    2014年05月22日
  • ぼくと魔女式アポカリプス2 Cradle Elves Type

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    澪と冥子の暮らす町に、蘭乱爛崎寝々(らんらんらんざき・ねね)という名前の代替魔術師がやってきます。「正義の味方」を称する彼女は、冥子やレンテンシアを悪と決め付け、「正殺」すると宣告し、戦いが始まります。一時は寝々の攻撃を防ぐことに成功しますが、冥子が幼女の姿に変えられてしまいます。

    一方、寝々からいちおうの信頼を得ることに成功した澪は、彼女と行動を共にしながら、出方を探ります。ところが寝々は、「悪」と決め付けた人間たちを容赦なく殺していくことを知った彼は、寝々と戦うことを決意します。

    冥子とレンテンシアも参戦しますが、寝々の力の前に苦戦を強いられます。しかし、寝々と行動をともにしてきた澪は、寝々の心の底にある真実を見抜いていました。

    戦いの末、ようやく勝利を収めた澪ですが、レンテンシアはそんな彼のもとから死の世界へと旅立っていくことになります。最後に彼女は、自分の意志を澪が継いでくれることへの期待を語ります。

    キャラクター設定や文章はかなりハチャメチャなのですが、最終的な落とし所がきちんと考えられているため、全体のストーリーはそれなりに引き締まって見えてくるのが不思議です。

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    2014年05月22日