水瀬葉月のレビュー一覧
-
-
-
-
Posted by ブクログ
9巻も刊行されていながら、作中時間がそれほど経過していないことに驚きました。
春亮も作中で言っていますが、いろんなことが有ったためでしょうか?
今回は2年参りから始まるお話。
年が明けても、というより明ける前から夜知家はフィアのおかげで騒がしいのですが、そのフィアの声が奪われた!
フィアのいる賑やかな生活を「あたりまえ」と感じていた春亮にとって、その賑やかさが無いのは、改めて恐怖を感じさせられます。
そんな仲、声を奪われたフィアとの会話は、読んでいて少しくすぐったかったですね。
このはさんには怒られそうですが、仲の良い兄妹というか恋人同士というか。
まだまだ知らないことが多いフィアですが -
Posted by ブクログ
自分の快楽(フェティシズム)に対して他人の迷惑(死)すら構うことが
なくなってしまう耽溺症候群という病気と
それに立ち向かっていく医術部部長である藍坂素敵やその仲間のお話
医術部のメンツはそれぞれキャラが立っていて、
耽溺症候群を治療することができる藍坂素敵
傘を溺愛し素敵に好意を抱く宵闇ヶ原陰子
言葉使いが乱暴な金髪ヘッドフォンの黒崎空
それぞれが耽溺症候群に対する複雑な過去と未来を持つ人達です
それに対して主人公のキャラが若干弱い気がしました
1巻の内容は「おはなしやさん」という耽溺症候群を重症化させてしまう人との闘いを描いたもの
個人的にはもう少し引っ張っても良い話のような気がしまし -
Posted by ブクログ
11月刊行なので、わずかに惜しい。12月刊行ならば、表紙絵も中身も季節ネタばっちりだったんですが。
クリスマスとサンタさんの存在を初めて知ったフィアにとっては、これは見逃せないイベント。
黒絵と共に春亮の部屋に忍び込み、プレゼントを入れてもらうための靴下を物色するあたり、サンタの存在を純真に信じているフィア。
そんなフィアに「プレゼント」をサンタとして渡してやりたい春亮の元にケーキ屋からのバイト依頼が舞い込んでくる。
クリスマス前の商店街は大忙し。とりわけケーキ屋さんともなれば主力のクリスマスケーキの販売にネコの手も借りたいくらい。
夜知家の面々は用意されたサンタ衣装に着飾って、ケーキ売りに -
Posted by ブクログ
今回は短編集。
書下ろしを含め、発表順とは違い時系列に合わせた編集ですので、長編への伏線等もあったりなかったり。
フィアが仔犬を拾ってきた「ハロー、ギロチン」
犬の名前としてはどうよ?と思うが、元々の名前も微妙なので、「フィアだから」で納得できる命名かと。
フィアの成長振りが伺えるセリフが印象的。
春亮とサヴェレンティのデートを描いた「日曜日はすとーきんぐ日和」
いえ、厳密にはデートではないのですよ。お買い物に付き合うだけですから。
フィアもこのはも、当然白穂も「何かあっては」と心配で、こっそり(自分達の用事はほっぽて)後をつける事に。
でも、そのデートを追いかけているのは彼女たちだけでは -
-
-
-
-
-
-
-
-