黒田研二のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
noprops制作のホラーゲーム「青鬼」を小説化した「青鬼シリーズ」第一巻となります。
舞台は「青鬼」でも登場した館。彼らを襲うブルーベリー色の怪物、「青鬼」から彼らは逃げ切れるのか?!
恐ろしさとミステリー満点な物語を、是非お楽しみください。
⚠︎ゲームを知っている方へ
卓郎の性格が大幅に変わっているので、彼がお好きな方はお気をつけください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
〈概要〉
・ブルーベリー色の怪物から逃げながら、謎を解いていくホラー系物語。
・謎解きよりも、恐ろしさがメイン。
・ゲーム時と異なり、主人公は少年『シュン』。
・登場人物は、彼と、クラスの委員長 -
Posted by ブクログ
ネタバレ引きこもりの28歳の青年・白畠鋭一が、姉・真矢の海外出張の間、幼稚園児で5歳の姉の娘・リサの面倒を見ることに。
リサがちょっとした謎を解決したりして、2人が仲良くなっていって、鋭一が人として成長していく物語。
第一話「小さな手のひら 5月12日」
他人が近寄ると失神してしまうくらいパーソナルスペースが極端に広い鋭一。
鋭一が幼稚園にいるリサを迎えに行ったら、園児の一人が行方不明で、鋭一は誘拐犯として疑われるが、その園児は別居中の父親と会っていただけだったとリサが解明し、リサが鋭一の手を取り助けた。
鋭一のパーソナルスペースが狭くなった。
第二話「魔法の呪文 5月13日」
姉が帰って -
Posted by ブクログ
ネタバレ電気店のマネージャーとクレーマーの関係から始まり、殺人事件へと発展していきます。
それにしても読んでるこちらまで胃がキリキリするようなクレーマーで、今の社会では決して大げさじゃない話なんだろうなぁと感じました…
読みやすく展開も早い為、数時間で読み終わりました。
帯に「きっと騙される!」とあったので、伏線を読み逃さないようにしていましたが、あっさりと騙されました。
そうかぁ、そういう結末かぁ…と最後の数ページで思ってもみない結末となったので呆然としてしまいました。
犯人の気持ちは理解できないけど、さくっと読めるミステリーとしては面白かったです。
別の作品も読んでみたいと思えました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ<あらすじ>
将来を期待されたピアニストのアツシは、あるパーティの帰り路
妻・カオリの運転で崖から転落して大怪我を負ってしまう。
(落石防止のネットに助けられ妻は無事だった)
アツシは事故前後の記憶を喪失してしまい、ピアノも弾けなくなってしまった。
そして、口の悪いクマのぬいぐるみが見えるようになった。
自分で作り出した幻覚のクマをアツシはクーニャと名付けた。
ある日、ピアニストとして再起をかけて自宅療養していたアツシは
妻が保険会社の男と不倫しているのを目撃してしまい、
妻と口論の末、妻を玄関で殺してしまう。
自暴自棄となり自殺の場所を求めて自宅を飛び出たアツシ。
そんな折、不幸美少女 -
Posted by ブクログ
2006年に発売され、2009年に文庫化された作品ですが、
携帯電話でのカンニングのニュースが世間を騒がせた今年、
あまりの一致にある意味ぞっとする内容でした。
カンニングは、どんな理由であれ、正当化・肯定できるものでは
ないけれど、この作品の鈴村女史のように、
どんな言葉も言い訳だと切り捨ててしまうのも、同じくらい
正当化・肯定できないものに思えますね。
顛末は、予想していたものではあるけれど、泣けますね…
しかし、天童姉妹は共に少し可哀相にも思えます。
ぶっちゃけ親が悪いかと…
いつも姉ばかりが評価されると感じ、劣等感を覚える主人公・玲美ちゃんも、
自分ばかりが期待を背負わされるお姉さ