NHK出版のレビュー一覧
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人工知能の世界的権威である著者が2007年に刊行した同名書の要約版。テクノロジーの指数関数的な進化により、人間の生活が不可逆に変容する「技術的特異点(シンギュラリティ)」が2045年に訪れるという予測をしている。
本書は、遺伝子・ナノテク・サイバネティックの進化が技術的特異点をもたらすと説く。1k...続きを読むPosted by ブクログ -
立木康介さんのしゃべりは、よどみなく、すらすらと速い、だからかもしれないが、どうもウサン臭い。
「夢判断では扱わない夢」という話になった時、なんか変だと思った。
「例外あり」の理論ならば、心理分析というのは、「確証バイアス」を巧みに操って、自分のテリトリーの中で答えを出す手法とも言えるのではないだろ...続きを読むPosted by ブクログ -
半年間、番組を聴講しながら読み終わった。今回は白居易という一詩人にフォーカスした内容で、大変聴き応えがあった。
白居易が日本人に好まれた理由が良く判る。本人は若くして科挙に合格したエリートであったが、政争に巻き込まれ左遷され、生涯を不遇で過ごした。左遷先の閑職に甘んじ、腐ることなく心は浮世を離れる「...続きを読むPosted by ブクログ -
発達障害について学ぶための一歩目の本としては最適だと思います。
ただ、背景にはまだまだいろんなことがあることも事実。
書ききれないほど様々な症状があります(未知なものもあるのも事実)ですが、一旦一般常識としてはこれぐらいで充分かなという内容が書かれています。
体調が良いときにはこの本の通りやっても良...続きを読むPosted by ブクログ -
作品が書かれた時代背景やミステリーというジャンルについての解説が面白かった。それぞれのテーマが短く纏められていて読みやすい。Posted by ブクログ
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難波和彦さんのラジオ番組副読本。
端的に歴史と視点がまとまっていてとても良い。
この手の本はラジオ放送中しか売られないのが勿体無い。Posted by ブクログ -
時間がある時に哲学の勉強でもしとくか、と言うわけで手に取りました。
確かに解説がすごく分かりやすいです。真理より穏やかな哲学。
自分の傾向なども分かり、かなり現状にも応用できる内容となってます。
あー、だからアレはこうなのか、と合点いく物事も増えるかもしれません。Posted by ブクログ -
アメリカのリベラリズム思想家リチャード・ローティの主著『偶然性・アイロニー・連帯』が100分de名著に登場。ローティの代表作の解説という形態こそとっているけれど、ローティの人生やその他の作品も紹介しながら議論が進められる。
人はその人にとっての最終的な語彙(final vocabulary)に基づき...続きを読むPosted by ブクログ -
東浩紀『訂正可能性の哲学』に議論の展開が似ているような…。東さんはローティからの影響がかなりありますが、この本の著者の方は暗に東さんを参照しているのかもしれません。ローティ(と東さん)のリベラルっぽさと保守っぽさの両面を再確認しました。Posted by ブクログ
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ローティは、トランプ大統領(のような政治家)の登場を予言した、20世紀アメリカの哲学者。ローティの哲学は、従来のような、本質的な結論(真理とか)を目指して、「終極の語彙」で相手を黙らせる(論破する)ことが目的では無い。言葉や考え方に変化がある可能性を容認する前提のもと、人々が議論を続け、共感・連帯を...続きを読むPosted by ブクログ
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「哲学の使命は『会話を継続させること』」。読み始めたときはうまく理解が出来なかったが、読み進めるごとにピントが合ってくるような読書体験だった。
世の中を知れば知るほど「断定できることなどなにもない」と相対的な立場に傾いてしまうが、その場に硬直せず、本を読み世の中の出来事をかみしめて想像力を通じて人間...続きを読むPosted by ブクログ -
毎月100分de名著チャレンジ第一弾!まずは自分の好きな和歌から。
やっぱり和歌は面白い!
古今和歌集は掛詞や序詞など様々な技巧で彩られていて、加えて読まれた際の背景も関係するから、解説なしに理解するのが結構難しい。本書は丁寧に解説してくれるから和歌の意味もわかるし、読まれた心情まで想像できる。入...続きを読むPosted by ブクログ -
未来予想の本かと思って読んだけど、読み終えて、哲学の本だと思った。
人工知能の権威が、人工知能と人間の間のアナロジーや重なり合いから、未来を予想し、自らの人生においてどんな意味を持つのか。わたしとは、持続する物質とエネルギーのパターン。深い洞察がある。Posted by ブクログ -
今年の一冊目が「百人一首」で、思った以上に惹き込まれたのだが、書店で100分で名著の「古今和歌集」のバックナンバーがあるのをみつけて、思わず購入。「百人一首」の解説も書かれていた、渡部泰明さん著。四季、恋、人生といった部立てにそって、約60首が紹介されている。日本語の奥深さ、日本の景色の美しさ、人の...続きを読むPosted by ブクログ
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年末頃から読み始め
能登の地震の時にも
丁度読んでいた
地震による火災
インフラの問題
高齢者や障害者の避難
流言蜚語の恐ろしさ
災害時の犯罪 など
今回の地震とも
オーバーラップするような所も多々
なかでもトリアージについて
(助からないと見なされてしまった)
一般の方が書いたくだりに
人間の...続きを読むPosted by ブクログ -
千年の時を超えて
「祈り」の三十一文字(みそひともじ)
昨年、仮名書道に手を出してしまい、後半は、高野切第三種の臨書に悪戦苦闘しました。
高野切は、古今和歌集の現存する最古の写本と言われています。
古今和歌集について、教科書以上のことは、全く知らず、何か読もうかといたところ、11月に100de名著...続きを読むPosted by ブクログ -
廣野さんによるドイル、ホームズ論。いわゆるシャーロック・ホームズ論というより、文学的側面に光を当てて読み解く。
シャーロック・ホームズが他の推理小説と異なる点は、常識的な倫理観を表に出さないところで、犯人だからといって警察に突き出すようなことはしないところ。ホームズ独自の倫理観に基づいている。また、...続きを読むPosted by ブクログ -
不覚にも夕方知ったのであるが、今日12月13日は中江兆民の命日である。しかも、現在NHKで「100分で名著」が、兆民の『三酔人経綸問答』をやっているという。
急いで本屋に飛び込み、本書を購い、レビューをあげることにした。19時半に初めて本書を手に取り20時50分にアップするのは、私の最速レビューで...続きを読むPosted by ブクログ