菊地明のレビュー一覧

  • 新選組 粛清の組織論
    新撰組といえば、武士よりも武士らしく生きた集団。滅びの美学に殉じたことでも有名。しかし、組織としての新撰組は内部粛清を繰り返した。芹沢鴨、山南敬助、伊東甲子太郎などの幹部クラスを含めて約40人もの組織員が死罪や暗殺などに処されている。その数は戦闘で命を落とした者よりも多い。

    オウム真理教やあさま山...続きを読む
  • 新選組 粛清の組織論
    粛清された側からみる新選組論。個人的には山南と芹沢が面白かったな。新選組の本格的な研究はまだ始まったばかり、だからこそ面白かった。
  • 幕末百人一首
    幕末百人一首読み終わりました。幕末を生きた人々の辞世が解説つきで乗ってる本です。勿論、新撰組隊士の句も乗ってました(嬉)私が覚えていた土方さんの辞世は実は後世の人がより美しい辞世にするために書き換えられたものだと初めて知りました。句の解説や読み方乗っていて古文の勉強にもなりました。
    辞世マニアの自分...続きを読む
  • 新選組奮戦記
    永倉新八の視点から描かれた新選組の史実。
    所々に自身が自身を物語る描写が面白かった。昔の言葉で書かれているので最初は読みづらかったが何となく流し読みできるようになったので、さほど気にならなかった。
    また、新聞での連載をまとめたものなので短編集的に読めたことも最後まで読み切ることができた要因かもしれな...続きを読む
  • 新選組 粛清の組織論
    新選組は清河八郎が幕府に働きかけて浪士が集められた集団が母体だが、清河はすぐに朝廷側につき江戸に帰った。残された芹沢・近藤らは攘夷活動経験を有する芹沢のつてで会津藩主松方容保預かりの立場を得た。芹沢は酒癖が悪く酔うと強盗や放火をやらかしたため、会津藩から近藤土方らへ暗殺命令が下った。土方と沖田が寝込...続きを読む
  • 真説 岡田以蔵 幕末暗殺史に名を刻んだ「人斬り」の実像
    『お〜い!竜馬』を読んで大きくなった私には目から鱗の話が盛り沢山過ぎた。
    やっぱり一個ではなく何個も本を読まないといけないなぁと思った。
    以蔵にだけ『負』の部分を背負わせてしまったように感じたこの本。土佐勤王党のイメージ変わったわ。。
    大変な人生やったんやろな。また他のいろんな本を読まないとあかんな...続きを読む
  • 新選組謎解き散歩
    初めましての作家さん。
    時々、新選組関連本を読みたくなる初心者です。
    発端は、アニメ「薄桜鬼」だけど、そこから新選組関連の
    大河やドラマに手を出して、そこから新撰組についの
    疑問や、思っても見なかった事が、色んな資料や
    文献から抜粋&考察されていて小躍りしてしまった。
    新撰組関連の話で、どっちが本当...続きを読む
  • 新選組 粛清の組織論
    【殺した敵(26人)より、粛清した味方(40人)の方が多い! 】
    この触れ込みに興味を持って読んでみましたが、別段取り立てるものもなく、また組織「論」と言うには疎かな内容でした。また史実と著者の説が混同していて、本当の事なのか定説なのか分からなくなる部分も多く、そのあたりをすっきりさせてほしいと感じ...続きを読む
  • 土方歳三と新選組10人の組長
    創作でなく、歴史資料から導き出した、新撰組組長10人の列伝。

    今まで印象付けられていた人物像が、真の姿を現します。
    みたいな感じで面白かったです。

    大袈裟ですが。

    しかし、タイトル「土方歳三と~」なんですね。近藤勇じゃないんだね。序列からいうと、近藤なんだけど。列伝の趣としては、土方の方がいい...続きを読む
  • 新選組三番組長 斎藤一の生涯
    昨年斎藤一の本を出した菊地先生が編集された本。
    多数の方が書かれているだけあって、意見がさまざまでなかなか面白い。
    が、それゆえに、前後の著者によって説が食い違う。
    ある程度統一意見がほしかったところ。
  • 新選組 組長・斎藤一
    ほとんどが「この事件に関してのはじめちゃんの記述はない」みたいな謎多き男。さすがです。
    しかしそんな中でも著者の方が必死で探して(?)、いろいろとはじめちゃん情報が載ってます。
    …「新選組!」が見直したくなる。三谷さんがちゃんと史実に合わせて書いてるんだなってのがこの本を読んで改めて分かった。さすが...続きを読む
  • 『忠臣蔵』にヒーローはいなかった! 史実で読み解く普通の中年の底力
    「忠臣蔵」が史実と異なった物語であることはよく知られていることであり、既知の情報が多かったが、中には、炭焼き小屋が建物の中にあったことなど初めて知る話もあった。

    史実が明瞭になればなるほど、逆にフィクションとして「忠臣蔵」が非常によくできたエンターテイメントな物語であることが浮き彫りになる。
  • 龍馬暗殺 最後の謎
    著者はかつて薩摩藩黒幕説を有力としていたが、その後の調査で考えが変わったのか本書ではその可能性はないとしている。また、渡辺篤証言も信憑性が低いと見ていたようだが、渡辺証言に登場する世良敏郎の実在が確認されたため、渡辺証言も信用に足るものとして仮説に組み込んでいる。結論として、実行犯は佐々木、今井、渡...続きを読む
  • 龍馬暗殺 最後の謎
    過去に同様の謎解き本を数冊読みましたが、新しい発見があるかと思い購読。
    著者は過去の文献を丹念に読み通説としてまかり通っている部分を排除し、事実と思われる事のみで辻褄が合う結論を導き出そうと言う内容。
    内容・結論共にこれまで読んだいろいろな本と比較しても特別新しい発見があるわけでは無かったが、それは...続きを読む
  • 新選組一番組長 沖田総司の生涯
    新選組の一番組長沖田総司の史実に迫った本。伝記的なものを期待すると物足りないが、総司の恋や終焉の地についての検証などなど総司の実像に迫る点で参考になる。
  • 新選組 粛清の組織論
    幕末に幕府方として一陣の風をおこした新選組に関する一冊。
    反幕の諸士暗殺よりも組織内での粛清で命を落とした人が多かったのは意外ですが、それだけ乱れていた一団を英雄のように扱う、歴史というより世間の見方にはあきれてしまいます。
  • 新選組 粛清の組織論
    新撰組粛清されし者達にスポットを当てた本。読んでみると永倉新八とかよく粛清されなかったものだと思う。本書は淡々と時系列に沿って粛清された芹沢鴨、伊藤甲子太郎などを取り上げているが彼らは暗殺されなかったらどうなっていたのか想像してしまった。近藤が最後に官軍に粛清されるというのが痛烈なオチ。
  • 新選組 組長・斎藤一
    新撰組の組長であった、斎藤一の生涯を書いた本。
    昔の文献の文章をそのまま引用している部分が結構あるので、古語がわからないと少し読みづらいかもしれない。

    主に新撰組にいた時代のことが中心。

    しかし、斎藤一のことを中心に書かれているから、他の人物が雑w
    ちょっと待ってw
    山南敬助はなんでいきなり切腹...続きを読む
  • 新選組 粛清の組織論
    新選組を好きな人なら、そんな新たに買うこともないかなぁと思った。
    組織論とうたっているが、特に論でもない。事実が書かれているのみ。
  • 土方歳三と新選組10人の組長
    新撰組幹部列伝。
    武田が意外と腕がたつとは知らなかった。だからこそ齋藤一あたりが暗殺した噂になったのかもしれぬ。