長嶺超輝のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレたまにニュースでみる裁判官の説諭(お言葉)について興味深く思っていたので、この本を選びました。
お言葉もですが、その言葉を吐くに至った事件については知っているもの知らないものを含め、こんな事件があったのかとあらためて思い出しました。ひどいことするなぁ。
そして人を裁くのも人(裁判官)であることの難しさも書かれており(気持ち的には重い刑にしたいけど、他の判例の量刑とのバランスをもって判決を出している)、それを補足する形で裁判官の言葉が生きていると思いました。
途中のコラムで無罪判決や量刑を検察官の意図通りにしない裁判官は不自然な異動が見られる。とあり、三権分立、司法権の独立ってなんだろうなぁと思 -
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ネタバレたまにニュースでみる裁判官の説諭(お言葉)について興味深く思っていたので、この本を選びました。
お言葉もですが、その言葉を吐くに至った事件については知っているもの知らないものを含め、こんな事件があったのかとあらためて思い出しました。ひどいことするなぁ。
そして人を裁くのも人(裁判官)であることの難しさも書かれており(気持ち的には重い刑にしたいけど、他の判例の量刑とのバランスをもって判決を出している)、それを補足する形で裁判官の言葉が生きていると思いました。
途中のコラムで無罪判決や量刑を検察官の意図通りにしない裁判官は不自然な異動が見られる。とあり、三権分立、司法権の独立ってなんだろうなぁと思 -
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いろいろな自治体のキラリと光る珍しいローカル・ルールを47都道府県ごとに紹介。題名は「条例集」と銘打っているが、条例だけでなく、規則、要領・要綱・規程、決議・宣言も広義の「条例」として取り扱っている。
様々な特色ある「条例」を知ることができて、面白かった。特に、地域通貨「彦」を条例上に位置づけている彦根市の「美しい彦根創造条例」が興味深かった。
一方、それぞれの「条例」の内容の紹介が薄いのと、コメントが著者の感想程度のもので、あまり法制的な解説が十分でなかったのが、ちょっと物足りなかった。もう少し、取り上げる「条例」を厳選して、解説を充実させたほうがよかったのではないか。 -
Posted by ブクログ
東日本大震災に便乗した犯罪がいくつもあった。ただ、メディアが
大きく取り上げたのは本書にも収録されている石巻のニセ医者
事件くらいだろうか。
大地震・大津波、そして原発事故。大きな出来事の報道が優先
され、メディアがあまり取り上げなかった事件の裁判傍聴記。
掲載されているのは18例。小説仕立ての事件概要、裁判の
様子、そして著者の感想がワンセットで1章になっている。
出来れば事件概要はフィクションじゃなくて、事実を淡々と述べて
もらったほうがよかったのだが…。
あの大震災が発生した後、海外メディアはこぞって日本人の
モラルを絶賛した。略奪は起きないし、あれだけの大きな災害
なのにパニッ