長嶺超輝のレビュー一覧
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いい意味でタイトル詐称。気軽に手に取り、裁判官の言葉を感じて欲しい。
法律は突き詰めれば0か1のデジタルなものだが、判決ではそれに加え、人生経験豊富な裁判官の人柄も反映されることを知った。
AIで裁判が機械化する未来があるかもと想像していたけれど、少なくとも裁判官は人間が全うすべきと思う。Posted by ブクログ -
一応、法律関係に分類しましたが、裁判官の発言を題材にしたエッセイです。発行された頃に読んだと思うのですが、改めて読んでみると、違ったところに気がつく。タイトルは軽めですが、考えさせられるものが多い。
126ページの介護の果ての、実母との心中事件。京都伏見介護殺人事件として、ウィキにも取り上げられ、...続きを読むPosted by ブクログ -
この本には裁判官による被告人への説教や被告人の更生を願う言葉、いじめを受けたことを告白する裁判官の言葉が紹介されています。
加えて、一部で非常識だとも批判される「青い鳥判決」について、私が知っているものとこんなにも違うのかと圧倒されました。 -
裁判官は意外と自分の言葉で語る時があると知った。なんだかんだ法律や憲法だけに従って、判決などを言い渡さなければならないと思っていたので、よりストレス溜まりそうな仕事だと思った。また、たびたび亡くなった裁判官の名前と享年が出てきたが、比較的若くして亡くなっているのが気になった。
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タイトルに爆笑とあるけれど 、何度も胸が詰まり涙がこぼれそうになるページがあった。重版出来を32回も重ねている理由がわかる。人を裁くことの重責を担う裁判官。どんなに誠実に仕事をしても人から恨まれることがある。
その重責ゆえに命を断つ裁判官がいらっしゃったり、犯罪に手を染める裁判官もいる。犯罪が多す...続きを読むPosted by ブクログ -
とても興味深く読んだ。裁判にも、ましてや裁判官にも縁のない生活だが、この本を読んで、「裁判官も人間であり、犯罪の重さや被害者、加害者に心を痛め、加害者には更正を願い、被害者の無念に思いを馳せる」ということを感じた。
紹介されている裁判官の言葉は、いずれも胸に響くものばかり(「爆笑」というタイトルが...続きを読むPosted by ブクログ -
裁判の難しさを知れる本。極刑が妥当だと思っても十分に裁ききれないのが現実だと改めて知ることが出来ました。
裁判官によって特徴があって、それぞれの被告人や世間に向けての言葉がとても胸に刺さりました。いつか裁判を傍聴してみたくなりました☺︎
ただ、他の方もおっしゃっているように、「爆笑」とは少し違うかな...続きを読むPosted by ブクログ -
読んでよかったと思います‼️
題名の通り爆笑、とはいかないもののクスッと笑える内容なのかな、と思いましたが、裁判所についての知識も結構あって面白かったです。正直お笑い要素はそこまでかなと思いました。判事一人ひとりの個性が出たお言葉は、「司法権の独立」には無い被害者加害者双方に刺さる裁ち方だなと思いま...続きを読むPosted by ブクログ -
うーん。大体の裁判官って男の人であることで悩まないんだろうなあ。って思いながら読んだ。法廷通訳の話がちょろっと出てきて、大変そうだなあと思った。Posted by ブクログ
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前作の「裁判官の爆笑お言葉集」が面白かったので読んでみた。今回は前作と違ってタイトルの通りいい話が多く載っていた。読んでいると法律についての雑学が知ることができて良かった。読んでいると色々なことを考えさせられた。Posted by ブクログ
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[ 内容 ]
「困ったときには私に会いに来てもいい。
そのときは裁判官としてできるだけのことをします」―公判中、氏名を黙秘し続けた窃盗犯に罰金刑を言いわたして。
情を交えず、客観的な証拠だけに基づいて判決を下すのが裁判官の仕事。
しかし彼らも人の子。
重い刑を言いわたす前には大いに迷うし、法律と世間...続きを読むPosted by ブクログ -
実際の裁判での裁判官の発言集。心に響く言葉から笑ってしまうものまであります。
お堅い・つまらないという裁判に対するイメージが変わりました。Posted by ブクログ -
一筋縄ではいかない裁判の中で生まれた裁判官の言葉から、彼らが何を考え、何を迷い、何を恐れたのか、どこを目指していたのかをうかがい知ることができる良著。Posted by ブクログ
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危険運転に関する話題は大変興味深かった。
クスリと笑ってしまう一言から大変重い言葉まで。
裁判官という職業に対する考え方が変わった。
裁判員制度運用前に読みたい一冊。Posted by ブクログ -
著者の前作『裁判官の爆笑お言葉集』も読んだのですが、このシリーズは面白いです。思わず読みいってしまいます。裁判という衆人が注目し、厳粛な雰囲気漂う空間で語られる裁判官の味のある言葉が、どれだけ被告に届いたのかは分かりませんが、私はいろいろと考えさせられました。とくに印象に残ったのが福岡の飲酒運転によ...続きを読むPosted by ブクログ
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「量刑相場」というものがあるんですね。まぁ、そういうものがないと不公平感に繋がりますからねぇ。裁判官のお言葉集」という題名でしたが、むしろ、ここ最近の事件のこと、「そう言えばそういう事件もあったなぁ」と、思い出すような内容でした。Posted by ブクログ
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爆笑、は言い過ぎでは?
裁判官とて人の子ですね。
残念ながら罪を犯す人あり、
人を見下してしまう人あり、
職務に耐えきれず自死を選んでしまう人あり。
罪を犯したくはないけれど、
心ならずも罪人になってしまった時は、
こんな裁判官に裁かれたい、という方あり、
あんたにだけは言われたくない、
という裁...続きを読むPosted by ブクログ