長嶺超輝のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
事件に向き合い、判決に向き合い、被告人の行く末に向き合ったからこそ出てくる「お言葉」は、
人間味に溢れて、おもしろみがある。
痛烈な批判が込められていたり、でも時には人情味あふれる温かな激励だったり。
ウィットに富んだ言葉もあれば、思わずなのかドストレートなメッセージもある。
裁判官という仕事に就けるほど優秀な、言語能力もきわめて高いだろうと思われる人たちの人間性がチラリと見えて、
そこにはまっちゃう人が出てくるのもなんか頷ける。
酷な人間ドラマが多くて「爆笑」どころじゃなかったけれど。
裁判所は、人生のたくさんの悲劇が集まってくる場所。そんな場所で
人が人を裁くという重みと向き合う裁判官の壮絶な仕事が垣間見られるのも興味深かった。 -
Posted by ブクログ
47都道府県内の面白い条例をピックアップして、条例の内容や趣旨等を解説。
全都道府県及び市町村の例規集などをみて、1冊にまとめた労力に素直に敬意を表したい。
各自治体が住民のために苦労して条例を作っていることがよくわかる(中には今なら炎上しそうなものもあるが…)。
ただ途中からは、条例と解説のみなので、少し退屈になってくる。解説では、優しい言葉ながら結構シビアに地方自治の課題が指摘されているのだが…。あと制定年、改正年の情報も欲しかったところ。
それでも、条例の意義と自治体の苦労がよくわかる1冊。23年には図鑑版が出ているので、そちらも読んでみたい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレSNSで知り合った先生の実践から出会った一冊。
地方自治の授業で生徒たちが食いつくような条例を探しながら読み進めました。
条例はローカルなルールであるため、法律の範囲内でという枠がある。しかし、法規制がないものに関しては自由裁量で規制ができる「横出し条例」や法規制が済んでいるものでも法律とは別の目的で規制することができる「上乗せ条例」があることを学びました。
また大きく括ると、規則、要綱、要領、規定、決議、宣言もローカルルールとなり、自分が生活する地域のローカルルールも調べてみようと思いました。地域の背景がよりわかるかもしれません。
個人的に心に残った条例は、
・魚じゃないでしょとツッコミたくなる「函館市の魚=イカ」
・青森といえばやっぱり「りんごまるかじり条例」
・条約の前文を中学生が作成した「地球温暖化対策条例」
・地理の教科書でも扱われる琵琶湖に関する「みずすまし条例」
・公共の福祉の学習でも扱えそうな「大阪国際空港と共生する都市宣言」
・海なし県奈良ならではの「山の日・川の日」
・国の公害には定義されない光害に言及した「美しい星空を守る井原市光害防止条例」
・みんな大好き!?山口県「おっぱい都市宣言」
・学校や教育委員会ががんばるのに「家族読書条例」
・勢いに乗って作られた「ハンドボール王国都市宣言」
とたくさん! -
Posted by ブクログ
裁判と聞いて、何を思い浮かべますか?
どこか縁遠いし、無味乾燥な印象が強いと思います。法律もシンプルだけど、融通が利きにくい。
がしかし!!!裁くのも裁かれるのも人!粛々と進むイメージの裁判にはいろいろなドラマがありました。裁判官の人柄や信念等、良心から来るお言葉は自分の人生の指標になるものもあるかもしれません。
すべての裁判でお言葉があるわけではないですが、久しぶりに裁判の傍聴に行ってみようかなと思いました。
バブル期に脱税が社会問題だったり、
量刑相場は法の下の平等の上に成り立っていたりと
歴史や公民の勉強にもなりました!
爆笑かと言われると、う〜んという感じだったのはここだけの話w -
Posted by ブクログ
裁判と聞いて、何を思い浮かべますか?
どこか縁遠いし、無味乾燥な印象が強いと思います。法律もシンプルだけど、融通が利きにくい。
がしかし!!!裁くのも裁かれるのも人!粛々と進むイメージの裁判にはいろいろなドラマがありました。裁判官の人柄や信念等、良心から来るお言葉は自分の人生の指標になるものもあるかもしれません。
すべての裁判でお言葉があるわけではないですが、久しぶりに裁判の傍聴に行ってみようかなと思いました。
バブル期に脱税が社会問題だったり、
量刑相場は法の下の平等の上に成り立っていたりと
歴史や公民の勉強にもなりました!
爆笑かと言われると、う〜んという感じだったのはここだけの話w -
Posted by ブクログ
法律は生きている。
無味乾燥なんかじゃない。
使うのは人、作るのも人、縛られるのも人だから。
52ページ
「暴走族は、暴力団の少年部だ。犬のうんこですら肥料になるのに、君たちは何の役にも立たない。産業廃棄物以下じゃないか。」
いや酷い。言い過ぎって気もするくらい、きっつい言葉。
しかし、事件内容を聞けば、暴走族メンバーだった15歳少年が他のメンバーからリンチを受けて死亡した事件という。
賛否両論あると思うが、事件に対する怒りを強く感じる。
いかに真正面から向き合い、罪の重さを自覚させるか。
そこに心を砕いた強い言葉のようにも感じる。
罪を自覚させるとき、必ずしも「配慮」がいるわけではない。
80ページ
「罪は万死に値する。」
神奈川県警が組織ぐるみで、現職警部補による覚醒剤使用の事実を隠匿したとされる事件。
犯人隠避の罪などに問われた元県警本部長に、執行猶予付きの有罪判決を言い渡した際の言葉。
重たい内容なのに、著者の解説に不覚にも笑う。
万死って毎日死んでも27年ですよ!って。
刑の軽重、量刑相場、自身の正義感、このバランスを取るために裁判官が強い言葉を使うこともあるそうだ。
虐待死事件は読んでいて苦しい。
裁判官の言葉も重い。
かと思えば、「私があなたに判決するのはこれで3回目です」と呆れたような言い方をする時も。
私は人が好きだ。
真面目な顔も、失敗したり、笑いを我慢したり、泣いたり、怒ったり、心を出す瞬間がとても好きだ。
確かに世間ズレしている裁判官も、出世が気になる裁判官もいるだろう。
だが、それも人の一面。
自分が裁かれる立場で、あるいは被害者やその家族だとしたら、流石に何でもかんでも笑っていいよなんて言えないけれど。
そうなる前に(できればなりたくない)読めたのはとても良かった!
第二弾は、ないようだが、もし出るのなら読んでみたい。