天野節子のレビュー一覧

  • 氷の華

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    冒頭で以前読んだことがあると気づいたが、それでも面白かった。最後、戸田と恭子が互角かのような書き方がされていたが、どう考えても恭子が完全勝利である。仮に恭子があのまま出頭していても、裁判に勝てるだけの証拠は集まらなかっただろうし、そもそも戸田の捜査は違法すぎる…
    ちょっとご都合主義なところもあるがミステリとしては上質と思われる。

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    2016年06月22日
  • 氷の華

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    あんまり期待せずに買ったのですが、久しぶりに買ってよかった!と思える作品でした。


    シンプルな話ですが、最後の最後まで気がぬけないし、ラストまでしっかり書かれていて、読んだあとはスッキリしました。


    ストーリーは、専業主婦の主人公が夫の子供を身籠ったという不倫相手を毒殺する。
    でも、何日過ぎても被害者が妊娠していたという事実は報道されなくて。。。

    主人公が殺したのは誰なのか?
    主人公を操っている黒幕は?

    主人公と昔ながらの刑事の戦い、かけひき、誰が勝つのか最後までドキドキしました。

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    2016年05月18日
  • 烙印

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    東京の公園で男の死体が発見された。捜査に当たった戸田刑事は、その数日前に被害者の地元で白骨体が発掘されていたことを知る。発見場所も、殺害時期も異なる二つの遺体。事件の関連性を疑う戸田は、遺留品から一人の男に辿り着く。勘と足だけを頼りに真実に迫るベテラン刑事と頭脳明晰な若き犯人。二人の緊迫の攻防戦を描いた傑作ミステリ

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    2016年01月26日
  • 氷の華

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    ネタバレ

    プライドの高い女と諦めきれない刑事
    最後の犯罪はもともと自殺用の仕掛け
    犯人が逃げ切る展開は書きづらいのかな。

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    2015年10月25日
  • 氷の華

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    著者のデビュー作だそうです

    いやぁ・・・・・・・

    夫婦の騙し合いもここまで行くと

    ちょーこわいです・・・・・・

    頭脳戦・・・・・

    静かなる殺し合いですからねー

    主人公はお金持ちであり、容姿端麗であり、理想の旦那さんを持つ女性
    だけど、ひとつだけ
    彼女は不妊症であった
    夫の不倫相手からの突然の電話
    子供を身ごもったという・・・・・・
    彼女は不倫相手を殺害を決意し、そして・・・・・・
    しかし、不倫相手が妊娠していたことが報道されない
    むむむむむ???てなお話

    誰が主導権を握っているのか分からないってとこがググッと興味をそそりますね~
    プロローグにある孫とパチンコが唯一の楽しみというお

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    2015年09月12日
  • 氷の華

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    ネタバレ

    米倉涼子さん主演でTVドラマ化作品。

    動機や殺害方法は実にシンプル。
    でも、その中に色々なからくりが主人公の前に現れる。

    犯人VSベテラン刑事という、わかりやすい話の進み方だけど、絶対に曲げない主人公のプライドと度胸が凄くて「もうそれでいいじゃないですか?」と云いたくなる(笑)

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    2013年12月01日
  • 氷の華

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    ネタバレ

    面白かった。先が気になってついつい読み進んでしまった作品。

    だけど、裁判で無罪になれたのに、なんで旦那と愛人青酸カリで

    殺すのか。自分で自分の首しめてどうするんだと言いたくなりました。

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    2013年05月20日
  • 烙印

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    いきなり慶長14年(1609)から始まった物語。
    えっ?って感じで読み進めると、これがなかなかの作品。
    同じ名前(節子)がきっかけで出会った作品。
    久し振りに本格派推理小説でした。
    容疑者の個性より、戸田刑事が光ったです。(笑)
    作者の他の作品も、是非読んでみたくなった2013年の幕開けでした。

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    2013年01月06日
  • 氷の華

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    典型的なミステリーっちゃぁミステリー(笑)
    最初にひき逃げ事件の話が出てきた時には、ドコで繋がるんやろう?って思ってたけどアンナ所に繋がるなんてねぇ。
    アタシ的には恭子のプライドの高さ、大好き(^O^)
    恭子を罠にかけた2人が恭子の仕掛けた罠で殺されてしまう所とか、若干スッキリしたし(笑)
    最後にアメリカの同級生から警察へ手紙が届いたのにはで「出来すぎやろぉ。」って思ったけど、、、。

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    2014年05月29日
  • 目線

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    今時なつかしい「大きな屋敷で次々と殺人事件が。。。。。」という展開。でもそれが、全く古さを感じさせず、女性作家ならではのやわらかい表現ですばらしい本格ミステリーに仕上がっています。

    現代ものですからちゃんと警察も出てきて、なぞ解きも刑事がやります。わけのわからない探偵が出てきたり、探偵もどきの主人公がなぞ解きをするいい加減さがないのがいい。犯人の動機も、十分納得できるもの。それなのにストーリーはなんとなく現実離れしてるというか、昔のお屋敷ミステリーのふわふわ感があって、そのギャップがハマる。

    読み始めて、本格っぽいなと思った時から注意して文章を読んでいると、かなりはっきりと犯人像が浮か

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    2009年11月09日
  • 容疑者は何も知らない

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    最初の伏線が長すぎたのと夫があまりにもつかみどころがなさすぎて少し退屈感があったが、
    後半は展開が良くてサクサク読めた。

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    2025年11月22日
  • 氷の華

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    ネタバレ

    プライドの高い女性だったから成り立ったような殺人

    最終的にみんな死んでいく
    復讐をやりとげて自分も死ぬ

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    2025年07月13日
  • 容疑者は何も知らない

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    06月-12。3.0点。
    社内で降格に遭ったサラリーマン。殺人を犯し、自殺したと妻に連絡が。妻は降格されたことも知らず。。

    途中中だるみ感があり、以外と時間かかった。
    まあまあだった。

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    2025年06月26日
  • 他言せず

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    この頃の時代設定はたまらなく心揺さぶられる。ネット注文して宅配業者から日用品が届くようになった今だが、御用聞さんが各家々に立ち寄り注文を取り、米や醤油、お酒、かさばる日用品などを届けてもらっていた時代を生で味わった(サザエさんにも出て来る)。御用聞さんは裕福な家だけでなく庶民の家も回っていた。懐かしい時間を共有できる本書は居心地が良くさくさくと読めた。そういう時代に抗った時もあるのに、今の若者より描かれた登場人物らは身近に感じられ好ましく想像も膨らませやすい。それもそのはず、著者である天野節子さんは御年79歳と知り頭が下がる。プロフィールに依ると自費出版からスタート、作家デビューを大型新人とし

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    2025年06月09日
  • 他言せず

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    ネタバレ

    著者初読み。

    この時代の設定や現在と過去の筋立ては好きなので、興味をそそられたが、最後はやや消化不良。

    結局、謎解きはこちらの想像に委ねられたのか?
    2人の殺害動機や方法は!?
    謎が残ったままに・・・

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    2025年02月27日
  • 午後二時の証言者たち

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    駐車場で惨殺された医師。
    ホテルの浴室で発見された御曹司の遺体。

    犯人を追っていく過程で、徐々に無関係だと
    思われた事件に奇妙な共通点が見えてくる。

    どう考えてもあの人物が犯人に違いないと
    思わせるのに、明確な姿を見せない匂わせの
    巧妙さが憎い。
     
    横断歩道で車に撥ねられた8歳の少女の死を
    起点にして、不可解な事件が次々に巻き起こる
    ミステリー。

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    2024年08月21日
  • 烙印

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    ネタバレ

    400年前の恋物語が現代で起こった事件と結びついている、話の展開は好きだなと思った。しかも400年前の御宿のスペイン船の座礁は史実に基づいていたものであるのも良かった。

    ただ、刑事の勘と経験則から犯人にたどり着くまでの展開の中で「~はありえない」「~に違いない」「~に決まっている」と言った表現が出てくるのが苦手だなと感じた。
    最後犯人の自白がちょっと、あっさりしすぎてるかなと違和感を覚えた。
    また、400年前の恋物語との因果関係に読者は気づけるが、犯人や刑事さん達はたどり着かないままだったのには「え?、なぜ…」と声が出てしまった。気づいたからなんだって話だけど、少し残念だった。

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    2023年07月03日
  • 容疑者は何も知らない

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    夫編から始まるストーリーだけどこの夫が性格悪くて読むのやめようかと思ったほどでした。
    妻編になってからのストーリーは良かったけどこの妻、夫を贔屓目に見過ぎていて“そんな良い夫じゃなかったよ?”と言ってあげたくなりました。
    奥さんは素敵な女性なのでもったいないような釣り合わないような…

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    2023年06月09日
  • 午後二時の証言者たち

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    羽生桜子ちゃんの轢き逃げ死亡事故に関する人々が、一人また一人と殺害されていく。
    犯人は果たして誰なのか。

    結局犯人は誰から情報を入手していたのだろうか。最初の手紙は、やはり戸倉病院のあの人だったのだろうか。

    スッキリと解決する話ではなかったなぁ。

    室井啓三、永光孝太の殺害方法が残虐すぎたのと、最後の終わり方がなんだか…。

    事件に巻き込まれた被害者の遺族が、復讐として殺人を犯さないのはどうしてか。
    それを考えられた良い機会でした。

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    2023年04月13日
  • 午後二時の証言者たち

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    本屋ぶらぶらで見つけた作品。

    事故の当事者と目撃者、緊急搬送を断った病院と、それぞれのエピソードで語られる。

    事故に関わった人達が殺されていく中で、これは親による復讐なのかどうか…。

    病院側は、受け入れても体勢が整っていないので、ほぼ間違いなく助からなかった。
    それでも、断った事実と、その理由によっては恨まれてしまう。

    当事者は間違いなく悪い。そして、少しでも減刑しようと目撃者に嘘の証言を依頼。
    目撃者としても、嘘の証言をしたところで、命が助かるわけでも無い。
    しかし、亡くなった子供や家族の名誉の面もある。

    そんな、それぞれの思惑が描かれて、最後は娘を亡くした親のエピソード。

    何と

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    2023年02月16日