天野節子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
複雑で登場人物の相関関係がこんがらがったりするけど、先が気になってついつい読んでしまった―!
優秀な営業マンの宗太は、理解ある夫、愛情深い父親として幸せな毎日を過ごしていた。だが、母親の介護を発端に夫婦に亀裂が入る。
そして、たった一度の過ちが、順風満帆だった彼の人生から全てを奪っていく・・・。
誠実に生きてきた。懸命に生きている。
それでも、人は「彷徨い」、時に道を外す。
出逢ってしまった。堕ちてしまった。・・・ダメだよねーw
認知症を患っている宗太の母親の日記がせつない。
それにしても千里って、強い・・・のかな?
女はこうありたいとも思っちゃったりなんかして(^_^;)
清水刑事、凄過ぎ!!
そして、脇役の鑑識課員の小島君いいなw
シリーズ希望♡ -
Posted by ブクログ
本読み友達のおススメで、初読みの作家さん。
東京の公園で発見された男の死体。
その数日前に被害者の地元で発掘された白骨体。
発見場所も、殺害時期も異なる二つの遺体だが、事件の関連性を疑う刑事、戸田は遺留品から一人の男に辿り着く。
勘と足だけを頼りに真実に迫るベテラン刑事と頭脳明晰な若き犯人。二人の緊迫の攻防戦を描く。
いきなり400年前の話から始まって、現代とその時代が交互に出てくるので、いったいどうなることやら?と思っていたけど、なるほどー。
からくりは途中で予想できちゃったけど、いやー、なかなかおもしろかったし、読み応えありました!
あとで考えると、すっごく回りくどいような気もしたけど、こんなこともあるのねー、とwww -
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著者のデビュー作だそうです
いやぁ・・・・・・・
夫婦の騙し合いもここまで行くと
ちょーこわいです・・・・・・
頭脳戦・・・・・
静かなる殺し合いですからねー
主人公はお金持ちであり、容姿端麗であり、理想の旦那さんを持つ女性
だけど、ひとつだけ
彼女は不妊症であった
夫の不倫相手からの突然の電話
子供を身ごもったという・・・・・・
彼女は不倫相手を殺害を決意し、そして・・・・・・
しかし、不倫相手が妊娠していたことが報道されない
むむむむむ???てなお話
誰が主導権を握っているのか分からないってとこがググッと興味をそそりますね~
プロローグにある孫とパチンコが唯一の楽しみというお爺さん
こういう係わりでしたか~
全てを持ち合わせているかに見えるあの人も大きな悩みを抱えているのかもしれません
だけど、彼女はぶれなかったのであります
恐るべしです -
Posted by ブクログ
今時なつかしい「大きな屋敷で次々と殺人事件が。。。。。」という展開。でもそれが、全く古さを感じさせず、女性作家ならではのやわらかい表現ですばらしい本格ミステリーに仕上がっています。
現代ものですからちゃんと警察も出てきて、なぞ解きも刑事がやります。わけのわからない探偵が出てきたり、探偵もどきの主人公がなぞ解きをするいい加減さがないのがいい。犯人の動機も、十分納得できるもの。それなのにストーリーはなんとなく現実離れしてるというか、昔のお屋敷ミステリーのふわふわ感があって、そのギャップがハマる。
読み始めて、本格っぽいなと思った時から注意して文章を読んでいると、かなりはっきりと犯人像が浮かび上がります。なぞ解きをしながら読む人は「?!」と思ったところを大切に読んでください。私はそれで80%くらい犯人がわかりました。
前作の「氷の華」も、題材が身近でとても面白かったので楽しみにしていたのですが、期待にたがわず読ませるミステリーでした。 -
Posted by ブクログ
この頃の時代設定はたまらなく心揺さぶられる。ネット注文して宅配業者から日用品が届くようになった今だが、御用聞さんが各家々に立ち寄り注文を取り、米や醤油、お酒、かさばる日用品などを届けてもらっていた時代を生で味わった(サザエさんにも出て来る)。御用聞さんは裕福な家だけでなく庶民の家も回っていた。懐かしい時間を共有できる本書は居心地が良くさくさくと読めた。そういう時代に抗った時もあるのに、今の若者より描かれた登場人物らは身近に感じられ好ましく想像も膨らませやすい。それもそのはず、著者である天野節子さんは御年79歳と知り頭が下がる。プロフィールに依ると自費出版からスタート、作家デビューを大型新人として60歳で果たし注目を浴びている大先輩。 人物のキラキラネームに戸惑うことなく名前も憶えやすく、丁寧でゆっくりと進むストーリー展開は快かった。
しかし・・・
顔馴染みの御用聞が配達の途中で二人続けて行方不明になるという事件が発端だった。屋敷の当主が殺される何よりも、東北出身の純朴な青年・御用聞がなぜ殺害されなければならなかったのかが私にはずっと気がかりだった。読み進む主な原動力となっていた。前半は御用聞き2人が消えたという事にかなりのページが割かれていた。後に彼らの死体が発見されたけれども殺害動機や事件の全容が書かれないまま、読者の想像に委ねられる形で終わっている。真相が暴かれる期待は見事に裏切られた。華族の末裔である絶世の美女・瑶子奥様の嫉妬? 彼女の恋情を察したお付き乳母・聡子(実際は実母)が2人を殺めた? きっちりとした殺人動機を書いて欲しかった。瑶子が発達障害めいた病歴があるにしても動機として弱い。
もしくは、「他言せず」のタイトル通り、女中のよし江が”御屋敷で起きたことを人に漏らしてはいけない”教えを頑なに守り通した実直な人柄が災いして、事件の解決に時間がかかったと筆者は言いたかったのだろうか?
本書が後の『骨を喰む真珠』に繋がっていくような路線でスリリングだったからこそ、口惜しい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ400年前の恋物語が現代で起こった事件と結びついている、話の展開は好きだなと思った。しかも400年前の御宿のスペイン船の座礁は史実に基づいていたものであるのも良かった。
ただ、刑事の勘と経験則から犯人にたどり着くまでの展開の中で「~はありえない」「~に違いない」「~に決まっている」と言った表現が出てくるのが苦手だなと感じた。
最後犯人の自白がちょっと、あっさりしすぎてるかなと違和感を覚えた。
また、400年前の恋物語との因果関係に読者は気づけるが、犯人や刑事さん達はたどり着かないままだったのには「え?、なぜ…」と声が出てしまった。気づいたからなんだって話だけど、少し残念だった。