天野節子のレビュー一覧

  • 容疑者は何も知らない

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    前半の主人公となる夫がクズすぎて、読み進めるのが苦痛でなかなか進みませんでした。中盤事件が起こって妻が事件解明に動き出しますが、そのあたりから俄然面白くなります。全体として面白いのかといわれると、どうなんだろう。

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    2023年01月20日
  • 容疑者は何も知らない

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    文章はとても読みやすくサクサク読み進められた。
    けど、『夫』にあまり魅力を感じることが出来なかったこと、それから、事件が起きてからの現実的ではない様々なこと、(加害者家族なのに、何も変わらず仕事続けられてたり、情報がやたらと家族に流れていたり)そして、終盤はとにかく長くて長くて。もう、分かったよってなってから特にどんでん返し的要素もないまま延々続く感じで、普段なら気合い入れて読むところなのに、ほぼ流し読み。

    最後で、なるほどってったり、えっ!そうだったの!みたいなのがあれば良かった。

    と言うより、この夫婦の関係はとても素敵だったから、こういう内容ではなくて、この夫婦の良さを活かした全く別の

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    2022年11月14日
  • 容疑者は何も知らない

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    妻の三原亮子は獣医、実家の動物病院で働いている。夫の三原尚紀は大手印刷会社に勤務している。亮子は料理は得意ではないが明るくおおらかな性格で夫婦二人の穏やかな生活が続いていた。
    実は尚紀は借金を抱えており仕事でのミスで精神的にも追い詰められていた。それが原因で事件に巻き込まれて亡くなってしまう。しかも殺人の疑いをかけられて。亮子は、夫に人が殺せるはずがないと信じて真相を突き止めようとする。彼女の一途さが印象に残りました。

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    2022年11月13日
  • 午後二時の証言者たち

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    初めての作家さんでしたが、読みやすかったです。
    ただ、グイグイと読ませる!という程のものではなかったか、と。

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    2022年08月31日
  • 午後二時の証言者たち

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    ネタバレ

    大好きな桜子が横断歩道を渡っている時に車で轢かれた。救急車で搬送された最初の病院は外科医不在のため断られ、出血性ショックで桜子は死んだ。羽生志摩子ペンネーム岡田優子、桜子の母は我が子が赤信号で道路を渡ることはありえないと確信していた。
    しかし、車道は青信号だったと証言した女がいた。また、受け入れ拒否した病院には外科医がいたが不倫相手と会うためにその日の午後出かける寸前だったという情報を得た。医師、運転手をなんの証拠も残さず出血性ショックで殺し、最後に嘘の証言をした女を殺そうとしていたが、分かれた旦那と夢に出てきた桜子がお母さんの元に生まれて良かったという言葉を聞き寸前のところで止まる。
    202

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    2021年09月20日
  • 午後二時の証言者たち

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    初めましての作家さん。
    よく耳にするスピード違反、信号無視、前方不注意・・・
    結果、横断歩道を渡っていた小学2年生の少女が死亡。
    しかし、そこに関わる大人たちによって、
    ありがちな事故が、そうじゃなくなる。

    「レインツリーの国」の中の一文を思い出しました。
    「救急車で病院に担ぎ込まれるような重病人が近くにいても
     自分が指を切ったことが一番痛くて辛い、それが人間だ」
    証言1つで、加害者と被害者の立場がこれほどまでに
    変わってしまうという恐怖すら感じました。

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    2021年02月27日
  • 氷の華

    購入済み

    二転三転

    物語が二転三転して読みごたえがあったが予測可能な結末だった。

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    2020年10月03日
  • 午後二時の証言者たち

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    ネタバレ

    娘を轢き殺された母親が、医者とか犯人とかを殺していく話かな?視点が違ったりそれぞれのボロが出たりして面白い。子供を殺されて復讐で殺して自分も子供のもとへ行く…オチは可哀想すぎるけど、子を愛する母の心理を突いてて良かった。


    まあ女を見たら男が知れるしそれはそれ、って書いてる。どんな悟りだよ

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    2020年09月24日
  • 氷の華

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    完成度の高いストーリーだった。
    ただ、主人公があんなミスをするか、最後まで秘密にするものなのか、が引っかかった。
    気が強くプライドの高い女が起こす事件。
    後半はページをめくる手が止まらなかった。

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    2020年06月24日
  • 午後二時の証言者たち

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    文章は読みやすいのですが、ミステリーと思って読んでいたら全くどんでん返しもなく終わってしまった。むしろミステリーと思わない方が良さが伝わったかもしれない。
    割と長編なのに盛り上がりが感じられず、それでいてつまらないというわけでもない。なんだか不思議な感じでした。

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    2020年02月19日
  • 彷徨い人

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    読んでいくと誰と誰がどう関係しているのかすごく考えてしまう。どんどん引き込まれてしまう。
    人生とは彷徨うことなのだとは思うけれど大切なひとがいるのならば道を外すことはないのでは。

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    2018年12月06日
  • 氷の華

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    夫の不倫相手から電話で妊娠を伝えられ、彼女を毒殺する専業主婦で不妊症の恭子と、ベテラン刑事の戸田の攻防。自分の殺した相手は本当に愛人だったのか、嵌められたのではないかと疑心暗鬼になる恭子や事件を追う戸田にそれぞれ寄り添って読み進めたけれど、最終的に冗長なややこしさを感じてあまりすっきり出来なかった。

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    2018年10月09日
  • 彷徨い人

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    決して派手な内容ではなく、展開もある程度予想通り。
    しかし何故か引き込まれて一気読み。
    火曜サスペンスなどでやっていそうな流れ。
    ここまで地味(失礼ですが…)なのにグイグイ読んでしまう不思議。
    背表紙の解説、完全にネタバレですね。

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    2018年05月13日
  • 氷の華

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    ネタバレ

    わかりそうでわからない。
    他の本と並行して途切れ途切れに読んだ感想。
    結局恭子にとってはベストな選択だったのか。
    ーーー
    専業主婦の恭子は、夫の子供を身籠ったという不倫相手を毒殺する。だが、何日過ぎても被害者が妊娠していたという事実は報道されない。殺したのは本当に夫の愛人だったのか。嵌められたのではないかと疑心暗鬼になる恭子は、自らが殺めた女の正体を探り始める。そして、彼女を執拗に追うベテラン刑事・戸田との壮絶な闘いが始まる。長編ミステリ。

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    2018年02月09日
  • 氷の華

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    ネタバレ

    読んでみて、この作者はサスペンスドラマが好きなんだろうなぁ感じた。というのも、キャラクター象が想像しにくい。元からあるドラマの原作を読んでいる感じがした。ベテラン刑事、プライドの高い女富豪、ハンサムな夫、どこか懐かしく、見たことのある設定だ。東野圭吾作品の悪女に慣れてしまうと、この主人公の悪女ぶりは中途半端で物足りなさすら感じる。最後の自決する事で、プライドの高さを演出しているのだが、やっぱりサスペンスドラマな終わり方。映像化されている様だが、実写ありきの作品だと感じた。

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    2017年08月14日
  • 氷の華

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     子供はいないが、専業主婦として悠々自適な生活を送っていた瀬野恭子の日常は、ある日一変する。夫・隆之の愛人を名乗る関口真弓という女から、隆之の子供ができたと電話がかかってきたのだ。恭子は夫の部屋から見慣れない鍵を持ち出し、害虫駆除のための猛毒を持って彼女の部屋へと向かう。

     犯行を行う恭子目線の倒叙ものでありながら、のちのちつじつまの合わないことがたくさん出てきて、あれ、もしかしてこれは嵌められている被害者の側なのか?と先の展開が気になりどんどん読み進む。実際にいたら嫌な女なのだろうけど…どこか憎めないなぁこの高貴で孤独な女・恭子。

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    2016年08月18日
  • 氷の華

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    めずらしくミステリーものを読んでみた。面白かった。最後までどうなるのかわからないし、テンポよく読みやすい。パズルのピースが少しずつはまっていくような感じでなるほどと思わせる。主人公の恭子にはあまり共感できなかったけど、最後の最後まで彼女らしいと思わせるラスト。

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    2016年05月31日
  • 氷の華

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    犯人は分かっているはずなのに、「本当の犯人」が見えてこないミステリー。ミステリーらしいミステリーを読んだ手ごたえがする。恭子のプライドの高さ、短絡さが事件を簡単に解決させるよりも、混乱させる方へ動かしてしまった負の偶然。彼女がアルコールを飲む前に凍らせておいたグラスには、氷の結晶の「華」が咲いていたのだろう。起承転結がスッキリとしていて、読みやすい。警察関係者以外の登場人物のほとんどが女性だが、どの女性もひとくせあり、女性の奥底に持った怖さを垣間見た気がする。

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    2016年05月02日
  • 氷の華

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    これも「母からもらった本」の中にありました。

    しかし背表紙のあらすじというのはうまくできてますね。
    読みたい!という気にさせられます。

    今回も「専業主婦の恭子は……」というところで興味がむくむく。
    でもふたを開けてみると恭子は専業主婦だけど、とってもお金持ちの専業主婦なのでした。
    そしてすごいお高くとまったやな奴。

    彼女の心の痛みは気の毒だなと思うけど、なんかやな奴なので共感はできませんでした。

    昔の話かな?と思いきや、2007年に出た本なのでそういうわけでもない。
    でもなんか「ヘアダイ」という単語に妙に古さを感じるのは私だけでしょうか……。

    話はそこそこおもしろかったです。

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    2016年01月20日
  • 氷の華

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    テレビドラマを見ている様な、割とありがちな設定なのですが
    テンポが良く、長さも気にならず読み終えました。

    しかし、登場人物の誰一人として好きになれなかったです。

    何にも不自由をしないセレブの女性が夫の愛人を殺してしまう、、と言う内容なのですが
    このセレブ女性が苛つく性格をしてまして。

    調べてみたら米倉涼子主演でドラマ化されてたみたいですね。
    イメージにピッタリ!!

    色々ともやついた部分もありましたが、久々のミステリー、楽しんで読む事が出来ました?

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    2015年12月26日