天野節子のレビュー一覧

  • 烙印

    Posted by ブクログ

    面白かった。1609年のスペイン船の遭難事故を間に挟み、兵庫県での白骨死体の発見と東京での男の死体発見がうまくまとまっていく。

    0
    2015年04月18日
  • 彷徨い人

    Posted by ブクログ

    交通事故と失踪が複雑に絡み合い、事件へと発展する。そこに、夫婦や嫁姑及び介護の問題が交差する。
    解決には、この重層構造を解き明かさなければならない。
    現代の、脆い人間関係を浮かび上がらせるミステリー。
    エピローグで、やっとホッとできた。

    0
    2015年01月12日
  • 氷の華

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ミステリー小説は特別好きな訳でもないのですが、
    やっぱり謎が解けてくる所は読んでても面白い。

    現代において恭子のようなプライドの高い人は結構いるのではないか?と思う。

    0
    2013年10月31日
  • 烙印

    Posted by ブクログ

    東京の公園で男の死体が発見された。捜査に当たった戸田刑事は、その数日前に被害者の地元で白骨体が発掘されていたことを知る。発見場所も、殺害時期も異なる二つの遺 体。事件の関連性を疑う戸田は、遺留品から一人の男に辿り着く。勘と足だけを頼りに真実に迫るベテラン刑事と頭脳明晰な若き犯人。二人の緊迫の攻防戦を描いた傑作ミステリ。

    0
    2013年06月16日
  • 氷の華

    Posted by ブクログ

    【一言感想】「よくできた二時間ドラマ」

    夫の不倫相手を毒殺した瀬野恭子と、その事件の犯人を追うベテラン刑事戸田の話。
    徐々に事件の謎が明らかにされていく展開や結末が二転三転する展開は(フィクションとしては)面白い。
    が、「無理があるなぁ」って思う箇所がいくつかあって(警察の捜査やトリック)が出てきて、のめり込みづらかった。

    0
    2013年04月21日
  • 目線

    Posted by ブクログ

    何を求めて推理小説を読むか、というのは人それぞれである。
    自分で謎解きをしたいと思って推理小説を読むのが王道なのかとも思うが、私は自分で謎解きしようと思って読んだことがない。
    そのせいか、本作も十分面白く読めた。
    初読のときは、タイトルの意味がわかってゾクッとしたが、再読の今回はその部分はわかって読んでいるので、そういう意味での驚きはない。
    ただ、初読のときは見落としていたあかりの本心に気づいたときに、ああ、なるほど作者はこういう心の動きを描きたかったのかと得心した。
    「氷の華」も主人公の独特の心のあり方が殺人の動機とわかちがたく結びついていたが、本作もまた、人々の気持ちの微妙なすれ違いが事件

    0
    2012年05月03日
  • 目線

    Posted by ブクログ

    叙述トリックってやつだよね…でも途中までの捜査の過程から犯人を考えながら読んでたのに、、なんか不完全燃焼。

    0
    2011年08月02日
  • 目線

    Posted by ブクログ

    長ぇ!
    そのわりに普通すぎる感が否めない。
    ドラマにもなったらしいけど、話的にあんまりどんでん返しとかそういうのなし。

    0
    2010年12月31日
  • 目線

    Posted by ブクログ

    読み終わって、本棚に登録しようと検索をしてはっとした。
    「目線」!!?
    なんて大胆な!!
    こういうミステリーの面白さは容疑者の中にいかに自分のお気に入り人物がいるかどうかで決まってきますね。
    個人的にはそう感じる本でした。
    拓真さんかっこいいんだよねーこれが。

    0
    2009年12月09日
  • 氷の華

    Posted by ブクログ

    92/100
    07年の単行本で、わたしのレビューとしてはかなり新目の本。
    お話の最初から殺人事件があり、犯人探しという趣向ではない。
    殺人を犯した主婦と刑事の対決がお話の中心になっている。
    中ほどすぎると、殺人は第三者に仕組まれたものではないのかと犯人が気づき、
    後半で一気に怒涛の展開をみせる。
    この作者のデビュー作だし、あまり期待しないで読んですけどなかなかどうして、
    犯行の手口など詳細まできっちり描かれていて好感がもてた。
    松本清張の小説に似てる感じがした。

    0
    2013年12月10日
  • 目線

    Posted by ブクログ

    ラストの謎解きで評価は上がったが、それでも全体的にちぐはぐな印象。ページの水増しが足を引っ張り、どこをどう読んでも、“残念な”という形容詞がついて回る。もっとフォントを大きくすればこれだけの無駄な記述は避けられたろうに、半分は出版社の責任かな。
    序盤のストーリーはいたって平凡。というより退屈の部類に入るだろう。なんの魅力もない上流階級一家のキャラクター紹介を延々読まされている感じ。途中で警察が介入するが、この刑事三人組もパッとしない。キャラのひとりを最初から探偵役に見立てて、コージースタイルで展開した方がよかったのではないか。
    我慢の読書を続けていると、見落としそうなくらい地味に仕込まれたサプ

    0
    2009年10月04日