あらすじ
東京の公園で男が絞殺された。身元を調べるうちに、被害者の地元・兵庫県養父市でも数日前に白骨体が発掘されていたことがわかる。発見場所も殺害時期も異なる二つの遺体――。だが、警視庁捜査一課の戸田刑事は、事件の関連性を疑い始める。そして捜査を進めるうちに、ひとりの新進気鋭のカメラマン鈴木太郎に辿り着く。執念の刑事・戸田と、己の宿命に抗おうとする男の壮絶な闘いが幕を開ける。
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Posted by ブクログ
過去と現在を繋ぐ400年受け継がれた謎の石
東京で起こった殺人事件
容疑者には物証も動機も見当たらず難航する捜査
しかし、400年前の名もなき恋と神のいたずらが、現代に悲劇を生んだ
刑事の感が解き明かすミッシングリンクとラストに明かされる意外な真実
他の警察物とは違う動機を丹念に追うミステリー
Posted by ブクログ
400年前の恋が・・・という帯のコピーに惹かれて買い、読み進めてみたらミステリー。殺人事件。
少しずつ犯人に近づいて行くのはなかなかおもしろかったが、最終的には結構あっさり自白しちゃうのね、とも感じた。なんとなく想像できた結末ではあったものの、彼女は予想外だった。
Posted by ブクログ
本読み友達のおススメで、初読みの作家さん。
東京の公園で発見された男の死体。
その数日前に被害者の地元で発掘された白骨体。
発見場所も、殺害時期も異なる二つの遺体だが、事件の関連性を疑う刑事、戸田は遺留品から一人の男に辿り着く。
勘と足だけを頼りに真実に迫るベテラン刑事と頭脳明晰な若き犯人。二人の緊迫の攻防戦を描く。
いきなり400年前の話から始まって、現代とその時代が交互に出てくるので、いったいどうなることやら?と思っていたけど、なるほどー。
からくりは途中で予想できちゃったけど、いやー、なかなかおもしろかったし、読み応えありました!
あとで考えると、すっごく回りくどいような気もしたけど、こんなこともあるのねー、とwww
Posted by ブクログ
東京の公園で男の死体が発見された。捜査に当たった戸田刑事は、その数日前に被害者の地元で白骨体が発掘されていたことを知る。発見場所も、殺害時期も異なる二つの遺体。事件の関連性を疑う戸田は、遺留品から一人の男に辿り着く。勘と足だけを頼りに真実に迫るベテラン刑事と頭脳明晰な若き犯人。二人の緊迫の攻防戦を描いた傑作ミステリ
Posted by ブクログ
いきなり慶長14年(1609)から始まった物語。
えっ?って感じで読み進めると、これがなかなかの作品。
同じ名前(節子)がきっかけで出会った作品。
久し振りに本格派推理小説でした。
容疑者の個性より、戸田刑事が光ったです。(笑)
作者の他の作品も、是非読んでみたくなった2013年の幕開けでした。
Posted by ブクログ
400年前の恋物語が現代で起こった事件と結びついている、話の展開は好きだなと思った。しかも400年前の御宿のスペイン船の座礁は史実に基づいていたものであるのも良かった。
ただ、刑事の勘と経験則から犯人にたどり着くまでの展開の中で「~はありえない」「~に違いない」「~に決まっている」と言った表現が出てくるのが苦手だなと感じた。
最後犯人の自白がちょっと、あっさりしすぎてるかなと違和感を覚えた。
また、400年前の恋物語との因果関係に読者は気づけるが、犯人や刑事さん達はたどり着かないままだったのには「え?、なぜ…」と声が出てしまった。気づいたからなんだって話だけど、少し残念だった。