他言せず

他言せず

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4pt

3.8

「お屋敷の中で見たり聞いたりしたことを、他人に話してはいけません」。倉元家へ奉公に上がったよし江に、女中頭の聡子は告げた。ある時、顔馴染みの御用聞が、配達の途中で二人続けて行方不明になる。警察は店の台帳をもとに彼らの配達先を訪ねるが、みな口を閉ざす。よし江もまた、倉元家で見た「あること」を警察に言えずにいたが… …。

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    昭和33年、目黒の洋館”倉元家“で住み込みの女中として奉公するよし江。
    「お屋敷の中で見たり聞いたりしたことを、他人に話してはいけません」女中頭の聡子は言った。
    のっけから不穏な気配に包まれる。

    一方、目黒坂下交番の脇田巡査部長は、立て続けに起きた2人の若い御用聞きの失踪が気に掛かっている。配達先

    0
    2025年02月15日

    Posted by ブクログ

    1958年(昭和33年)から、現代の202x年まで続く謎。
    篠田(旧姓・長田)よし江は昭和16年3月30日生。
    14歳で秋田の横手から上京。戦後の六三制の義務教育が始まっていた頃。家が貧乏だったこともあるが、高校へ進学せず、中学を出たら東京へ出て女中になる、それは憧れでもあった。
    目黒の倉元家に女中

    0
    2025年05月31日

    Posted by ブクログ

    この頃の時代設定はたまらなく心揺さぶられる。ネット注文して宅配業者から日用品が届くようになった今だが、御用聞さんが各家々に立ち寄り注文を取り、米や醤油、お酒、かさばる日用品などを届けてもらっていた時代を生で味わった(サザエさんにも出て来る)。御用聞さんは裕福な家だけでなく庶民の家も回っていた。懐かし

    0
    2025年06月09日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    戦後の時代、あるお屋敷に奉公に上がった女中、よし江の話。
    ワタシ、昭和の時代の地方から東京に出てきた女中さんの話、その雰囲気とかがすごく好き。素直に丁寧に暮らしている雰囲気が好き。
    「小さいおうち」は戦前だったと思うけれど、女中さんのお話で、あれも好きだったな。

    第1章は、女中さんのよし江が中心の

    0
    2025年05月02日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    著者初読み。

    この時代の設定や現在と過去の筋立ては好きなので、興味をそそられたが、最後はやや消化不良。

    結局、謎解きはこちらの想像に委ねられたのか?
    2人の殺害動機や方法は!?
    謎が残ったままに・・・

    0
    2025年02月27日

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