長谷部恭男のレビュー一覧

  • これが憲法だ!
    「絶対平和主義は立憲主義と相いれない」という項がいちばん興味深かった。


    「平和が絶対なんだ」という考えに基づいて社会の方向性を決めると、一体どうなるのか。

    国家の自衛権は、個人の自衛権という前提に基づいて成り立っている。という視点がヒントになってくる。



    右でも左でもない日本国憲法をめぐる...続きを読む
  • 憲法とは何か
    なるほど、いわゆる「戦後民主主義」を信奉する人達はこういう発想をするのかな、という思いで読んだ。極めてリベラルな理想主義者である。悪く言えばリアリティに欠ける。社会の仕組みというには「人間」が作りだすものである以上、「人間」に関する考察、即ちより社会科学的側面からの考察が必要であるが、その視点が欠け...続きを読む
  • これが憲法だ!
    対談形式なので読みやすく、なるほどと思うところも多い。ただし、体系的に憲法を理解するための本ではたぶんない。
    二人の意見が異なるところはもっと議論の続きが見たい。ページの都合上仕方ないのでしょうが。
  • 憲法と平和を問いなおす
    民主主義とは?立憲主義とは?という視点から、憲法の平和主義を考えた本。
    立憲主義の核心である「さまざまな価値観を抱く人々が平和的に共存するための枠組みをどう築くか」というテーマには興味があるものの、政治学を全然勉強したことがないせいかちょっと難しかったです。
    古典なり参考書を読むなりして勉強しないと...続きを読む
  • 憲法とは何か
    立憲主義の考え方を説明し、憲法改正論議を考える本。
    立憲主義とは何かに始まり、権力分立のあり方から憲法改正の手続の話など、法律学(政治学?)的なものの見方を勉強中の私にとってとてもためになりました。
    でも憲法を学んだことがないとちょっと難しいかも。