児玉龍彦のレビュー一覧

  • 現代カタストロフ論 経済と生命の周期を解き明かす
    現代カタストロフ論
    経済と生命の周期を解き明かす
    岩波新書 新赤版 1953
    著:金子 勝
    著:児玉 龍彦

    カタストロフとは、安定的な状況が突然破局する現象を説明するための数学モデルだとおもっていました。
    でも、ちょっと、主旨がちがっていました。
    ここでは、コロナの変種、経済危機がくりかえし発生す...続きを読む
  • 放射能から子どもの未来を守る
    「何かが変わりはじめた。
     お母さんは、もう昔のように騙されない。
     そういう時代が始まった。」
  • 内部被曝の真実
    原発事故の一番の問題は放出された放射性物質の総量が莫大で必ず濃縮が起こり、高線量のスポットができること。対策は食物は全数検査と、地域は学校などを優先して、高濃度スポットを測定して、除染する。わかりやすく書いてあるのでおすすめです。
  • 内部被曝の真実
    BIO Tech 2012では、IT創薬に関する講演会の司会をやっていらっしゃいました。政治力学ではなく、医療科学の視点から、ごく当たり前の話を語った本です。
  • 放射能から子どもの未来を守る
    論理がどうとか、原子力の専門家ではないとか、そんなことは問題ではありません。被災者のあるいは国民の側に立って権力に向かっていく熱い姿勢に、なるほどと心の奥底から納得しました。自分たちに何が出来るのか。いろいろ考えさせられました。
  • 逆システム学
    要素還元論でも、構造論でもなく、演繹的に説明するのではなく、現象を説明するという感じに読めました。
    それなら、現象論ではないのだろうか。
    医学を引用しているので、生命だけに限定して解明してもらえるとうれしい。
  • 内部被曝の真実
    素人でも非常に分かりやすく読みやすい。

    内容などは他の方にまかせるが、
    東日本大震災では悲しく、絶望の思いもしたが、
    日本には児玉先生のように、正義感に満ち溢れた
    立派な人がいると知り、それは気持ちの上でも救いのように思える。
    先生の人間性に感動する。
  • 内部被曝の真実
    YouTubeで国会の参考人としての意見説明を見た。本を読んでしろとなりにも理解できた。国会での発言。専門家とはこの人だと思った。
  • 内部被曝の真実
    国や東電を批判している有名どころの科学者や医者の本を何冊か読んだけど、この本はそれらの人たちと少し違った趣がある。

    ”人が汚したものなら、人がきれいにできないわけがない。そのために全力を尽くすのがわれわれ科学者の責任である”p.136

    「今日本が持っている科学技術の力を結集して除染につとめ、日本...続きを読む
  • 現代カタストロフ論 経済と生命の周期を解き明かす
    金子勝さん、児玉龍彦さん、ポッドキャストで聞くお話は軽妙でわかりやすく、いつももっと知りたいとの思いを喚起されている。
    本書を読んでコロナのことや経済のことが科学的に分析され、安倍政治がいかに場当たりで非科学的かよくわかる。しかしカタストロフ論というのはどうも難解すぎて戸惑う。
    無策かつ愚鈍な為政者...続きを読む
  • 現代カタストロフ論 経済と生命の周期を解き明かす
    社会もウイルスも周期的に変化していくことがよく分かった。とくに新型コロナウイルスは、性質を変え名称を変え何度も襲ってくるので実感がある。
    日本のカオス的なカタストロフを防ぐため、地域分散・小規模分散ネットワーク型経済構造を作る必要があるとのことである。この役割はいまだこの国をリードしている、昭和型の...続きを読む
  • 内部被曝の真実
    子どもと妊婦を守れ! 7/27の衆議院厚生労働委員会で涙ながらに訴え、日本中を戦慄させた著者の、あのスピ-チの全容と補筆解説。
  • 逆システム学
    すごく示唆に富む本

    「複雑系」との違い・・・システム全体のモデル化を目的にする複雑系と異なり、調節制御の仕組みや要素間の関係そのものが研究対象

    ノイズとシグナルの峻別・・・重要な差異か、無視してよい誤差か

    「一創造百盗作」−大野乾の遺伝子重複仮説

    ゲーム理論に基づく情報の経済学の限界−年金制...続きを読む
  • 考える血管 細胞の相互作用から見た新しい血管像
    専門用語以外はとてもわかりやすく、詳しい知識がなくても楽しめた。 こんなに複雑なシステムが体の中で機能していることが信じられない。
  • 放射能は取り除ける 本当に役立つ除染の科学
    2011年7月27日の衆院厚生労働委員会での参考人としての発言「それから先程から食品検査と言われていますが、ゲルマニウムカウンターというのでなしに、今日ではもっとイメージングベースの測定器が、はるかにたくさん半導体で開発されています。なぜ政府はそれを全面的に応用してやろうとして、全国に作るためにお金...続きを読む
  • 放射能は取り除ける 本当に役立つ除染の科学
    除染できるところ、住める所の環境を目一杯良くしていく。それとともに、10年以上も住めないと言う地域では、新しい町の構想を住民のコンセンサスで作り上げていく。それが第一歩ではないだろうか。
  • 放射能は取り除ける 本当に役立つ除染の科学
    福島第一原発事故の直後から除染活動を主張し推進し続ける著者は、科学的知見と現実を摺り合わせながら、なんとかして福島を再生させる道を見つけようとしている。チェルノブイリから現在に到る間にも、科学は進歩し、放射線測定器の精度やスピードははるかに向上している。そうした科学知識を活用しながらもそれに溺れず、...続きを読む
  • 内部被曝の真実
    確かに、数年・数十年経ってから明るみに出てくる真実ってのは枚挙に暇が無いし、不幸にもそれは、デメリットである場合が多いと思う。だからこそ、その可能性に対しては謙虚でなければならないと思うし、軽んじるようなことがあってはならないと思う。一方で、大きくないリスクにあまりにも拘泥し過ぎて、大勢を見失うよう...続きを読む
  • 逆システム学
    生命と経済学における市場の概念に、深い相関があるとする。
    あくまで概論だが、興味深い話ではある。いつか続きが読めるといいなという一冊。
  • 内部被曝の真実
    少し荒っぽい所もあるが、もっと知られても良い内容が含まれているように思う。不完全な形であっても、こういった第一線で働く人の声を広く知らせることも出版の大切な役割だと感じた。

    食品などの放射線測定には、厚生労働省が標準としてきたゲルマニウムカウンターより、高性能で容易に検査出来る測定器があること、
    ...続きを読む