児玉龍彦のレビュー一覧
-
現代カタストロフ論
経済と生命の周期を解き明かす
岩波新書 新赤版 1953
著:金子 勝
著:児玉 龍彦
カタストロフとは、安定的な状況が突然破局する現象を説明するための数学モデルだとおもっていました。
でも、ちょっと、主旨がちがっていました。
ここでは、コロナの変種、経済危機がくりかえし発生す...続きを読むPosted by ブクログ -
論理がどうとか、原子力の専門家ではないとか、そんなことは問題ではありません。被災者のあるいは国民の側に立って権力に向かっていく熱い姿勢に、なるほどと心の奥底から納得しました。自分たちに何が出来るのか。いろいろ考えさせられました。Posted by ブクログ
-
金子勝さん、児玉龍彦さん、ポッドキャストで聞くお話は軽妙でわかりやすく、いつももっと知りたいとの思いを喚起されている。
本書を読んでコロナのことや経済のことが科学的に分析され、安倍政治がいかに場当たりで非科学的かよくわかる。しかしカタストロフ論というのはどうも難解すぎて戸惑う。
無策かつ愚鈍な為政者...続きを読むPosted by ブクログ -
社会もウイルスも周期的に変化していくことがよく分かった。とくに新型コロナウイルスは、性質を変え名称を変え何度も襲ってくるので実感がある。
日本のカオス的なカタストロフを防ぐため、地域分散・小規模分散ネットワーク型経済構造を作る必要があるとのことである。この役割はいまだこの国をリードしている、昭和型の...続きを読むPosted by ブクログ -
専門用語以外はとてもわかりやすく、詳しい知識がなくても楽しめた。 こんなに複雑なシステムが体の中で機能していることが信じられない。Posted by ブクログ
-
2011年7月27日の衆院厚生労働委員会での参考人としての発言「それから先程から食品検査と言われていますが、ゲルマニウムカウンターというのでなしに、今日ではもっとイメージングベースの測定器が、はるかにたくさん半導体で開発されています。なぜ政府はそれを全面的に応用してやろうとして、全国に作るためにお金...続きを読むPosted by ブクログ
-
除染できるところ、住める所の環境を目一杯良くしていく。それとともに、10年以上も住めないと言う地域では、新しい町の構想を住民のコンセンサスで作り上げていく。それが第一歩ではないだろうか。Posted by ブクログ
-
福島第一原発事故の直後から除染活動を主張し推進し続ける著者は、科学的知見と現実を摺り合わせながら、なんとかして福島を再生させる道を見つけようとしている。チェルノブイリから現在に到る間にも、科学は進歩し、放射線測定器の精度やスピードははるかに向上している。そうした科学知識を活用しながらもそれに溺れず、...続きを読むPosted by ブクログ