児玉龍彦のレビュー一覧

  • 内部被曝の真実

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    対策が本当に必要なその瞬間にはエビデンスがないことが往々にしてある。その時にどう動くか。示唆に富む内容の本だ。

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    2012年02月29日
  • 考える血管 細胞の相互作用から見た新しい血管像

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    血管を構成する細胞の働きとその遺伝子について。切り口としてはガン・動脈硬化などの医療分野から。科学的な発見のエピソードと科学的な詳解が入り組んでいる構成で難易度は高め。微小世界の物理学、遺伝子、細胞の基本を理解していないと一瞬で置き去りにされる。っていうかされた。とはいえ素人が読んでも理解できる面白いところもあるので、割りきって流し読んでみるのもいいかと。

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    2018年10月20日
  • 内部被曝の真実

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    ・内部被爆の一番大きな問題はがんであり、がんは放射線がDNAの切断を行うため。DNAというのは2本の鎖からなる二重らせんのため二重のときは非常に安定しているが、細胞分裂するときは二十らせんはほどけて1本ずつになってそれぞれが2倍に増えて鎖が4本になる。この鎖が1本になる過程のところが切れやすく危険。
    →妊婦の胎児、幼い子供などの成長期の増殖の盛んな細胞に対して危険性を持つ。

    ・甲状腺の場合は汚染された牛乳などをたくさん飲むと最初にRET遺伝子がやられるが、1回やられただけでは発ガンせず増殖するのみ。その後もう1個がやられるとがんになる。

    ・学会の主流と政府は何を誤ったかというと、現行法の「

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    2012年02月05日
  • 内部被曝の真実

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    いっとき、国会答弁がYouTubeに流れていたことがきっかけで買った本。
    遠方の地でえらそうなことを言っている人よりはるかに心にずしんとくる内容。

    ちなみに、通販生活2012春号にも登場している。

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    2012年01月09日
  • 内部被曝の真実

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    これから低線量被爆社会に備える上で参考にしたい本。

    今後はセシウム137による内部被爆について十分注意する
    必要があると思った。

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    2011年11月14日
  • 内部被曝の真実

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    ネタバレ

    本からの抜粋。
    『現行法の「高い線量の少量の汚染」を考え、濃度をもとに、「さしあたり健康に問題ない」としてきた。しかし、システム論から見ると総量が問題で、「低い濃度でも汚染が膨大におこると、特定の場所や食品に濃縮がおこり、健康に害をもたらす」可能性が生まれる。』

    この考え方を知っただけでもこの本を読む価値がある。発言抜粋が過半を占める構成で、専門用語が並んで理解しにくい部分も少なくない。たぶん正しく知るために必要だから掲載されているであろうデータも、正直(素人で流し読みをせんとする僕には)理解しにくい。こうした内容にも関わらずこの本が売れているのは、正しい情報が何か分からず、一次情報を求めて

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    2011年11月08日
  • 内部被曝の真実

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    YouTubeで話題となった「7・27衆議院厚生労働委員会・全発言」も収録された児玉龍彦の著作。《危険を危険だとはっきり言うのが専門家》という信念の元に、豊富な資料と実測データ、それに過去の実例に基づいて、専門家としての知見を提示する。
    この著者が信頼に値する最大の点は、被害者面してないことかなあ。政府や東電に対して苛立ちはあっても、ただ非難するのではなく、あくまで具体的な現状からの改善案を示す。それと同時に、国民ひとりひとりに対しても、現状を説明して具体的な対策を講ずる。専門家としてのブレがない。

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    2011年11月03日
  • 内部被曝の真実

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    ネタバレ

    ・総量で考える。
    ・SPEEDIは計算自体は15分
    ・専門家は政治家ではない
    ・統計より症例報告
    ・チェルノは20年たってから分かった
    ・最も早く変化の意味を知るには極端な状態を見るとよい
    ・潜熱より顕熱 一瞬で変化
    ・DNAの二重らせんは安定 細胞分裂の際に一本になる際が不安定

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    2011年10月18日