近藤大介のレビュー一覧

  • 大国の暴走 「米・中・露」三帝国はなぜ世界を脅かすのか

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    冒頭のトランプ政権短命説が外れたと揶揄する向きもいるだろうが、「文藝春秋」2022年6月号特集「日米同盟vs中・露・北朝鮮」を併せて読むことで、国民国家である米・欧・日が帝国主義に徹する中国・ロシアを御することの困難さがよく分かる。そして核武装こそが国体護持の唯一の戦略だと思い定める北朝鮮の窮鼠ぶりも理解できる。

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    2022年11月20日
  • ふしぎな中国

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    动态清零(ゼロコロナ政策)
    封城(ロックダウン)
    ひらがな、カタカナがない中国。うまいこと名付ける。
    日本語と同じで新しい言葉が次々出てくる。消えるものもあるが。
    らしいなと思ったのがネットが普及してアルファベットを使う。
    yyds=永远的神(素晴らしい)
    xswl=笑死我了(爆笑!)
    nsdd=你说的对(あなたの言うことが正しい)
    など。もはや暗号。

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    2022年11月19日
  • ファクトで読む米中新冷戦とアフター・コロナ

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    中国.台湾情勢に精通した著者による、中国米国関係の今後を占う著作です。著者の広い人脈からの情報により、幅広い視点で解説されています。また今後日本が取るべき対応も主張され、大変意義深く感じました。大国に巻き込まれていくことは止む得ないものでありますが、その中で日本人として必要な行動をする必要性を感じました。
    日本人として一人一人が、想いを持ち行動することが大事ですね。

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    2022年08月03日
  • ファクトで読む米中新冷戦とアフター・コロナ

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    日本はこのままでよいのか?大国に挟まれた我が国がとるべき最適解とは何か?
    目を背けずに現実を認識せよ。
    本当に「無知」という事こそ恐ろしい事はない。
    特に国のトップが勉強不足、認識不足だったとしたら、国民は当然不幸になってしまう。
    だからと言って、国民自身が勉強しなくてよい訳ではない。
    国民も正しく勉強し、正しく現状を認識し、そしてその時その時で、最適解を常に更新していく。
    戦後の日本は奇跡的に平和に過ごすことができ、更に経済発展まで出来た。
    平成の30年間は経済発展こそ厳しい状況だったが、少なくとも平和な時代は享受できた。
    さてこれからの時代、日本にとっては非常に厳しい時代がやってくる。

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    2022年05月15日
  • ファクトで読む米中新冷戦とアフター・コロナ

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    米中新冷戦の勃発、そしてコロナ禍からアフター・コロナの時代へ。周囲の環境が激変する中、日本はどう生き抜くのか?わが国が抱える課題を指摘し、なすべきことを説く書籍。

    2021年1月、米国でバイデン新政権が誕生した。一方、中国は、米大統領選直前の2020 年10月に「5中全会」という中国共産党の重要会議を開催。習政権の長期政権化や軍事強化などの目標を記した「第14次5カ年計画および2035年長期目標」を決議し、習近平の「超一強体制」を確立した。

    2018年以降、米中は「新冷戦」といわれる対立の時代を迎えている。
    それは、①貿易、②技術、③人権、④金融、⑤疫病、⑥外交、⑦軍事、の7つの分野にわた

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    2021年12月09日
  • 未来の中国年表 超高齢大国でこれから起こること

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    人口の詳細を分析し、未来の中国を考える本。
    未来の年表スタイルで、2018年に出生率の急激な低下、2019年北京の人口激減、2020年3000万人の男が結婚難民、2021年貧困撲滅、2022年大卒が年間900万人越えし大失業時代到来、2023年世界一の経済大国、2024年年間1200万人離婚時代、2025年AI強国化、2035年総人口が減少しインドの脅威にさらされる、2049年建国百周年を祝う5億人の老人。
    ということで、中国の未来は明るいようで大きな時限爆弾を抱えてもいる。人口を予測することでいろんなことがわかって面白い。

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    2020年10月05日
  • アジア燃ゆ

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    コロナと、香港と、台湾と、北。
    近藤さんて、テレビで見るとそんなに面白くないのだが、著書は読みやすくて面白い。
    とにかく現場に入ってのレポートだし、低い目線から実に生き生きと描かれる。

    特に、北の話は小泉訪朝に合わせたもので、驚くのは、監視員を振り切ってずっと単独行動で庶民の生活を見て回ってること。
    よく捕まったり、退去させられなかったな。

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    2020年08月08日
  • 未来の中国年表 超高齢大国でこれから起こること

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    未来を予測することは難しいが、確実なことが一つある。1年経てば、必ず1つ歳を取ることだ。
    しかも生きている人間は誰でも。
    つまり、10年で10歳。
    今20歳の人口が100人いれば、10年後の30歳人口は100人以下に決まっている。
    こうして未来を計算すれば将来に何が起こりそうか分かるものだ。
    中国は人口増を抑制するために「一人っ子政策」を開始、その影響で超高齢化&人口減少世界に突入する。
    日本も当然現在進行形で社会問題化しているが、その日本に遅れること30年後に中国でも同様の事象が始まる。
    しかも日本の10倍のインパクトで。
    これは習近平国家主席も当然に理解している。
    近い未来に訪れる危機をど

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    2020年08月03日
  • ファーウェイと米中5G戦争

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    出来るだけ中立の立場から、アメリカ、中国のそれぞれの思惑を紐解いた良書。
    とは言っても作者の本音も、最後の方で表現が偏って来るので、透けて見えてくる。

    ひとまず2020/1の台湾総統選で、一つの方向性がはっきりするのだろうが、この先も同じことが繰り返されるのであろう。

    中でも、中国模式とAIの親和性が極めて高い、、、の一文が最後まで頭を離れなかった。
    皆さんも一度は読んでおいてほしい。


    最近、中国の小学校で頭に脳波をチェックする機械をつけられた子供達が、授業を受けるニュースを見た。学校はそれで子供を勉強に対する集中力を把握するらしい。集中してなかったりするとすかさず先生からご指導がくる

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    2020年01月11日
  • 未来の中国年表 超高齢大国でこれから起こること

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    ★4.3(4.00) 2018年6月発行。「未来の年表」の中国版かと思いきや、こちらの方がかなり優れた内容。中国の一人っ子政策の影響、習近平は何を企てようとしているか、中国の学生事情、中国とインドの関係等、普段知ることができない中国に関する情報が満載。北京郊外に第二首都の建設を始めているとか、中国の大学進学率は43%で、現役大学生は3700万人で世界の大学生の2割になるとか、2023年から27年の間には、米国を抜いて世界一の経済大国になるようですね。モルジブやアフリカ進出には頭が痛いですね。

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    2018年08月05日
  • 未来の中国年表 超高齢大国でこれから起こること

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    人口は嘘をつかない。
    中国でスマホ決済が爆発的に普及した理由、情報管理を国民が甘んじて受け入れる理由、など人口以外の部分も学びがあった。
    中国とインドが将来にわたって対立、対決して行くという視点も未知のもので興味深かった。

    2019.2 読み返し。

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    2018年07月19日
  • パックス・チャイナ 中華帝国の野望

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    相変わらずの中国のしたたかさ、怖さを描いた本。
    展開は、中国そのものというか、習近平個人の野望をキーワードにしてる。
    いったいどこから引っ張ってきた情報や、見たんかと思うくらい、個人を描く。読みやすかったし、面白かった。

    しかし、約束も何もかも目標達成のために利用するもので、利用できる間だけ価値があり、力があるものは従わなくていいのだという思想自体、受け入れられるものではない。
    隣の某国もそうだが、まずまず器が違う。

    こんな国と外交しても、田舎の真面目で素直な人たちが叶うわけがないと毎度暗い気持ちになる。

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    2016年10月13日
  • 中国経済「1100兆円破綻」の衝撃

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    AIIB設立の背景、中国共産党における権力闘争、株価暴落の真相、統計の嘘。今や世界GDP第2位であり、日本への影響も大きな中国。その中国における政策の興味深い所を凝縮した一冊。

    しかし、習近平の現在のやりようは、よく言われる事ながら、文化大革命を彷彿させる。利権争いを勝ち抜き、一体どうなりたいのか。既に現状で自らにおける欲望のほとんどを叶えられるのでは。そう考えると、彼らさえも構造上致し方ない闘争に自ら身を置き、置いた身を休ませられない事情にある事がわかる。選ぶ、選ばれるという次元とは異なり、もはや生き方を指定されるような。職業的良心の中で、我々は生きているようで、皆生かされているのだろう。

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    2016年08月17日
  • 習近平は必ず金正恩を殺す

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    北朝鮮問題(というか、金正恩問題)と、それに向き合う習近平中国がよく判る。
    見てきたように書いてるが、どっから情報取ってるのかはよく判らない。

    どの本を読んでも、一番この先怖いの中国に間違いない。本気でやらかすつもりなんだろう。「アメリカ」が弱ったら、えらいことになるよな。

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    2016年03月17日
  • 習近平は必ず金正恩を殺す

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    ネタバレ

    これまで「血盟関係」と言われてきた中国と北朝鮮。しかし、金正恩は習近平の制止を振り切り、核実験を行ったり、ミサイルを発射したりするだけでなく、中鮮の橋渡し役をしてきた北朝鮮ナンバー2の張成沢の処刑を行った。言うことを聞かない金正恩に激怒した習近平は、原油・食糧・化学肥料の三大援助のストップを行うなど、両国の関係は悪化している。
    一方、中国国内に目を向けると、毛沢東を崇敬する習近平は、第二次文化革命ともいうべき、粛清に乗り出すが、これまで賄賂を貪ってきた人民解放軍ら国内役人の不満を生みます。一方、不動産バブル等、経済成長は停滞がちで、人民の不満も高まってきます。
    では、求心力を高め、権力の座を勝

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    2015年05月01日
  • 対中戦略 無益な戦争を回避するために

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    勉強になったー。著者の意見全部が全部「うんうん」とかはならないにせよ、中国に関心のある人(好き嫌いどっちでも)には読んでほしい本。

    やっぱ日本とは何もかも違う訳で。大きすぎるから網羅するのも大変なわけで。

    好き嫌い関係なく中国とどう付き合っていくかこれは隣からお引っ越しはできない日本がこれからずっと考えていくべきことだから。

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    2014年05月02日
  • 尖閣有事 中国「戦狼外交」の行方

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    中国ウォッチャー第一人者の著者が中国による尖閣侵略の危険性について語る。

    本書全体を通した著者の台湾や米国、フィリピンを含む情勢分析は的確で違和感がない。
    適所で当事者に直接確認を取っているのも好感が持てる。

    一方で、習近平は生まれがお坊ちゃんなので台湾にしろ尖閣にしろ、ウクライナ侵略を主導したプーチンとは異なり、自ら侵略の命令を下すことはなく、起きるとすれば「強軍・強国」のスローガンに踊った人民解放軍の暴走だろう、との見立ては今ひとつわからない。

    もっとも、それが習近平直々の指令によるか、軍部の暴走によるかはともかく、台湾本島に比べて物理的に容易に見える尖閣に手を出してくる蓋然性は相当

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    2024年09月03日
  • ふしぎな中国

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    2022年発行
    タイトルだけで見たら中国について一つ違う視点で学べるかと思ったが、新しい単語の解説集でした。

    中国の新語、流行語、隠語33単語紹介。
    1単語あたり6pで解説している。

    (新単語例)
    社恐、共同富裕、動態清零、九九六、凡学、など

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    2023年01月14日
  • ふしぎな中国

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    RPCは嫌いなんだが、残念ながら、庶民の卑屈な文化は結構面白い。漢字の使い方とか、さすがだなあ、と思う。
    近藤先生は、そんなRPCの最近の流行り言葉をキーに、世相を切ってくれた。面白い本だった。

    とにかく、日本も大概だが、この文化の下に生まれなくて、本当に良かった。

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    2022年12月24日
  • ファクトで読む米中新冷戦とアフター・コロナ

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    日本は中国とどう向き合うか、と言う古くて新しいテーマを考える必要がある。それはその通り。しかし、米中どちらに着くかわざと不明確、不鮮明にすると言う戦略はないと思う。日米軍事同盟を結んでいるので日本は米につかざるを得ない。安全保障は経済に優先する。

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    2021年07月10日