小林恭二のレビュー一覧

  • モンスターフルーツの熟れる時

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    ある街での人間模様。日常にうっすらと違和感を注入し、捩れた著者独特のユーモアが振りかけられた。恋愛模様のふりをした幻想世界。シンプルな文章、小品の構成ながら重厚さが漂う。最期の2編で強引にエンディングへ持ち込むより、前半2編の鮮烈なイメージを追求したほうが好み。

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    2009年10月04日
  • 電話男

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     聞き役であり、自分から電話を切ることはなく、なんの報酬も求めず、かけてきた人にグチを言うこともなく、話の内容をダシに脅すこともない電話男。「電話男」では、実際の電話男の例とともに電話男の歴史やU研について。「純愛伝」では、突然電話男になってしまった妻をもつ主人公の話。
     とるこ日記で紹介されていたので読んでみました。この話を15年以上前に書いたというのがすごいなぁと思いました。知らない相手だからこそ、つい周りに言えない話をしてしまう。ちょっと難しかったですが、考えさせられる話でした。

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    2009年10月07日
  • 宇田川心中

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    舞台は、渋谷駅前の宇田川町。駅前の交差点ですれ違った少年と少女の恋の始まりが、承久の頃の悲恋、江戸の悲恋、そして現代へと巡る[輪廻転生の物語]へと繋がってゆく。

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    2009年10月04日