【感想・ネタバレ】モンスターフルーツの熟れる時のレビュー

あらすじ

代官山のすぐ近くの猿楽町を舞台にしたスリリングな連作短編集。
「君江」では、性と生の発芽を、猿楽町の町並みとともに丹念に描き、「友子」ては、全国の女性たちを巻き込むほどの大きなムーブメントを「美」によって作り上げた姿を描く。
次の「千原」では、不安と憎悪と共感がもたらすものが何かを見せつける。そして最後の短篇が「わたし」。
この「わたし」は小説内の「わたし」を指しているいのは明白だが、あなたにも内包するであろう「わたし」にちがいない。緻密に構築された世界が、読む者の心に訴えかけてくる。

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Posted by ブクログ

ある街での人間模様。日常にうっすらと違和感を注入し、捩れた著者独特のユーモアが振りかけられた。恋愛模様のふりをした幻想世界。シンプルな文章、小品の構成ながら重厚さが漂う。最期の2編で強引にエンディングへ持ち込むより、前半2編の鮮烈なイメージを追求したほうが好み。

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2009年10月04日

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