小林恭二のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
[ 内容 ]
頽廃の香り漂う江戸・幕末。
現代の渋谷に遊ぶ若者ふたりをしたがえ作者ともどもその時代へタイムスリップ。
「運命悲劇」の傑作・河竹黙阿弥の「三人吉三」をテキストにして、歌舞伎の愉しさをたっぷり味わってもらう趣向。
「月も朧に白魚の…」などの名セリフを織りまぜながら、幕末の風俗、時代背景、歌舞伎をめぐる諸事情、そして江戸庶民の哀しみまでをも活写する。
悪の魅力に酔いしれながら、歌舞伎が持つ力を現代に甦らせた、著者入魂の新しい歌舞伎論。
[ 目次 ]
第1章 いざ、幕末江戸の芝居小屋へご招待(まずは形から;いざ出発 ほか)
第2章 「稲瀬川庚申塚の場」(稲瀬川庚申塚の場;真女形・岩井 -
Posted by ブクログ
読売新聞夕刊で連載されていた小説だそうです。
とにかくダダダッと読み進められたのでビックリ!
舞台を見ているようなリズム感があって
ドンドン読みたい、と思わせてくれる。
宮部みゆきさんなんかもそうなのですが、
彼女の場合、読み終わった後に、充実感はあれど
なにかその小説から得られるものが少ない気がします。
この小説は印象的な台詞も多くていろいろと考えさせられました。
ただ、この小説に関しては、読む人の環境や状態によって
印象にも随分とブレがあるように思います。
僕も来年読んだらどうかわからないし、
もちろん去年読んでいたら、感想もだいぶ違ったのでは
ないかな、と思います -
Posted by ブクログ
東京・下高井戸に造られた、
アミューズメントパークを巡る、
皮肉で壮大な偽歴史物語。
大人向けの快楽を追求したアトラクションは、兎に角振り切れている。
自分の顔がどんどん変形して、自殺や同性愛を体験できるアトラクションや、巧妙な心理作戦によって、最後は発狂するまで追い詰められるホラーアトラクション。
個性豊かでニヒル、あるいは芸術に取り憑かれたアトラクションデザイナーたちが生まれ、アトラクションを生み出し、スターになり、時代を彩る。
私利私欲にまみれた政治家たちが危うげにそれらを運営する。
その中にも、時折カリスマや覇者が現れ、パワーバランスが変化する。
まさに民主主義の成り立ちの経緯と、