鳥山まことのレビュー一覧

  • 駅と旅

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    どれもお初な作家さんで、楽しめた!こういうオムニバス作品て作風も違うから、気分も変えられて、楽しいよね。
    国内から海外まで幅広く。情景を思い描きながら読むのが、楽しいよね。自分でドラマ化してる気分。

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    2026年02月01日
  • 時の家

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    時間の流れを静かに感じる本だった。

    1つの家を中心に、そこに関わった人たち、この家を建てた建築家、その後の住人の歴史を紡ぐ内容。何か大きなイベントがあるわけでもなく、淡々と流れていた日常に震災や離婚を絡めて人々の心情を描き出す。

    丁寧な内容の一冊でした。

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    2026年01月26日
  • 駅と旅

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    松崎有理さん目当てでしたが、他の方々の作品の駅・旅・旅人のどれもひかれるところがあり、思わぬ出会いがありました。
    旅モノの作品集として楽しめ、今度はここに行ってみようと旅ガイドになるのと同時に、こんな面白い作品を書いている作者の他の作品はどんなのだろう?と新しい作家と作品への旅立たせてくれる、そんな1冊です。

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    2025年04月16日
  • 時の家

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    今は亡き妻への思いを具現化するような家を建てた藪さん。彼のあとにこの家に住むことになった3人の視点から描かれる彼らの日常は、移ろいゆく季節や時の流れ、ままならない人生の哀しみを映し出す。彼らは一様に繊細な感覚と観察眼を持ち、生活するなかで藪さんの思いを汲み取っていく。たとえ薮さんを知らなくても、この家に住んでいるうちに、藪さんの妻にあてたラブレターを感じ取っていくのだ。数十年の時間差を一続きのように描いているので、読み手も常に細部にまで意識を集中して頭の中で整理しながら読まなければならず、難儀しながら読んだ。昭和の小説を読んでいるような古風なスタイルと相まって、the 純文学のノスタルジーを呼

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    2026年03月02日
  • 時の家

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    お家に不法侵入してエッチスケッチワンタッチする、お話(?)。

    家と歴代住人の歴史や過去について、精緻な描写と散り散りしたエピソードが描かれる(?)。
    細々とした描写が冗長に感じ、飛ばし読み気味になってしまった。

    何故だか己の過去を振り返るなどした。

    ビルドアンドスクラップの家の歴史、移り行く住人の歴史とを交錯させながら、の展開は一見なんでもかんでもやればいいじゃないと思われるも、そう簡単にはいかないだろうことは想像できる。

    しっかりと計画性をもって書かれたのだろうと思う。

    私的にハマらなかっただけだと思う。

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    2026年03月01日
  • 時の家

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    ネタバレ

    時の家

    著者:鳥山まこと
    初出:群像2026年8月号
    第174回(2025年下半期)芥川賞受賞作品

    随分と退屈な小説だった。なぜそう感じたのか?それは描写が繊細だからだと思う。いまどき異様なほどの繊細さがあるのである。若い頃読んだ小説は、それが普通のことだった。しかし、最近の小説はそれがない。この作品を読んで気づいた。

    著者は建築士である。現役の建築士として働いている。この作品も、ある一軒の家について書いている。舞台はそこオンリー。この家を建てる時のこと、二代目の住人が暮らしたり塾を開いていたりした時のこと、三代目の住人が暮らしていた時のこと、そして、取り壊しの前に35歳の青年が詳細にス

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    2026年02月27日
  • 時の家

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    「いかんせん小説としての立ち上がりが遅い。暖房器具だったら風邪を引く」との吉田修一の評には膝を打った。家自体が主人公でもあるので、「人が出てくるまでに何ページ読ませるのか」とのクレームは当たらないのかもしれないが、シナ合板や断熱材の描写が延々と続き乾燥による破裂音に至る導入部は謎に長い。
    建築家の自邸を住み継ぐ人々と、幼い頃に隣に住んだ青年、そして妻を失った建築家自身の、時の流れや失われ戻ってこないもの、死や離別といった人生の点景を、淡々とした家のディテールの描写に重ねていく。
    青年が幼い頃に建築家に教わった「スケッチ」が家自体を描く小説の筆となっていく構成に妙味がある。端正な、端正過ぎる小説

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    2026年02月24日
  • 時の家

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    第174回芥川賞受賞作。
    誰も住まなくなった家を訪れた青年は、その家を描き出した。
    藤巻きの柱の窪み、壁に走る亀裂、すべてにかつてそこに居住していた人の歴史、息づかいが感じられた。青年は様々な思いを噛み締めながら、家を柱を壁を部屋を描き続ける。
    かつて居住していた人たちの暮らしが、走馬灯のように進行していく。
    人間の最後と家の最後はよく似ているかもしれへんなぁ。
    壊されていく家の名残り、息遣いが感じられる。面白い作品。

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    2026年02月24日
  • 時の家

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    芥川賞に読んでも解らないのではと思ったが、思いの外すっと入ってくる。大きすぎると思える寝室に誰かに売る時のためかなどと思ったが、そこには確かにもう一人が寝ているのだと後になって思う。薮さんの上棟式の挨拶は中々沁みる。

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    2026年02月19日
  • 駅と旅

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    ネタバレ

    2026/2/14
    読み終わって、これは何のアンソロジーやっけ?ってタイトル確認したくらい共通点が感じられなかった内容。
    最初の方どんなんやったっけ?と見返したらどれも面白かったのに読み終わっての印象がそう盛り上がってなかったのは最後がしっとり終わったからかしら。
    あと本開けた瞬間「字ぃ小っちゃ!」ってなった老眼。
    まだ読める。

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    2026年02月15日
  • 時の家

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    家が語り手の小説というところにまず驚いた。
    著者の鳥山まことさんは建築家なのだそう。
    家に関する描写はとにかく細かくて、素人には分かりづらい部分もあったけど、この小説には不可欠な箇所だったのだと思う。
    この家の住人三世代の話が入り乱れていくので、集中して読まないと訳がわからなくなってしまいそうだった。
    ラストは自分の家の未来と重ねて、切なくなってしまった。

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    2026年02月15日
  • 時の家

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    最後新幹線に酔いながらだったので流し読みしてしまった。でも後悔はないっていうあらすじ。
    いろんな人の思い出が交錯するのはおもしろいし、重なる瞬間も絶妙でよかった。

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    2026年02月14日
  • 時の家

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    主人公がスケッチを通じて家の細部に宿る住人の形跡から過去の物語に戻るという構成はオシャレだと感じた。過去の住人の登場人物が多く、その間に何か関係性があるのかが不明瞭で、全体として何を伝えようとしているのかは読み取ることができなかった。

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    2026年02月12日
  • 時の家

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    ネタバレ

    同業界の方が芥川賞を受賞ということで、拝読。冒頭から仕事でよく目にする語彙が並んでいたので資料を読んでいる気持ちになりつつ、三世帯&青年と家との関係性が混ざりつつ丁寧に描かれていて愛を感じた。思っていたより建築色が強い小説だった。
    なぜ木造住宅の話なのに表紙はコンクリートなんだろうと疑問に思っていたが、最後まで読んで納得した。
    登場する女性に関して、夫を家で待つとか夫の仕事に影響を受けるという描写が多いことか気になった。
    あと青年が家買い取れば?と思ってしまった。

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    2026年02月06日
  • 駅と旅

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    女性が主役のアンソロジーかなと思ったけど違った。
    題名は『駅と旅』だけどあまりそういう感じはしない。

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    2026年01月11日
  • 駅と旅

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    きっかけは、君嶋彼方さん。前に読んだ事があり、別の作品を読みたくて手に取った。特に「明洞発3時20分、僕は君に撃たれる」がよかった。最初にタイトルを見たはハテナマークが浮かんだ。でも、テンポよく話が進んでいくし、女優さんの考え方とか行動力がすごく好き。最後のシーンはスカッとして読んでいて気持ちが良かった。額賀さんの別の作品も読みたい。

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    2025年12月21日
  • 駅と旅

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    タイトル通り、
    「駅と旅」をテーマにしたアンソロジー。

    外れのなさそうなテーマだったことと
    松崎有理さんの作品が読みたくて読んだけれど、
    作家陣が合わなかったのか、
    このテーマと短編のかみ合わせがよくなかったのか
    あまり楽しめなかった。

    主目的だった松崎さんの作品は
    この本に馴染んでいたかは別として、
    個人的には面白かったので
    その点で価値は十分あった。

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    2025年09月30日
  • 駅と旅

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    ネタバレ

    毎年同じ日に弁天島駅の入場券を購入している恋人が突然いなくなり、その日に弁天島駅へ向かう一話目。
    私は自分を高く見せるような嘘を吐く人はものすごい勢いで冷めてしまうだろうな。

    東京駅が戦闘ロボットになる突然のSFには危うく振り落とされそうになったけど、段々二人を応援する気持ちがうまれた。私は結構好き。

    北海道にある夫の実家へ、義姉妹で乗り込む話も良かった。一緒に過ごすのに心地よい自分になれたらいいなあ。

    額賀さんの明洞の話も良かった。おさまるべきところへおさまった。

    最後の話でポルトガル行きたくなった。なんだろう、読んでいてイメージするポルトガルの雰囲気がすごく良かったな。

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    2025年08月20日
  • 駅と旅

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    タイトルの通り、駅と旅をテーマにした6人の作家によるアンソロジー。
    と言いつつもテーマの縛りは緩めで、アンソロジーとしての統一感は中途半端な印象。

    始めの2編、『きみは湖』と『そこに、私はいなかった。』は、いずれも若い女性を主人公にした青春小説。他愛もないと言ってしまえばそれまでだが、どことなく尖った感性が仄かに感じられて悪くない。
    次の『雪花の下』は、自意識過剰で家族との関係を壊しかけている中年女性が正気を取り戻していくお話。よくある話ではあるが、旅に同行する義妹の造形が絶妙でなかなか面白い。
    ここまでは連作の雰囲気が保たれていたのだが、次の『東京駅、残すべし』で一変。ぶっ飛んだ世界観と作

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    2025年07月27日
  • 駅と旅

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    短編集6篇
    行方不明の恋人を探す弁天島「きみは湖」砂村かいり
    行けなかった甲子園「そこに、私はいなかった」
    実家に帰った夫を迎えに行く札幌「雪花の下」君島彼方
    付喪神の調伏,唐津「東京駅,残すべし」松崎有理
    不倫報道と無差別殺人,韓国から羽田空港,額賀澪
    祖父の形見のアズレージョ,ポルト「辿る街の青い模様」鳥山まこと

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    2025年07月22日