鳥山まことのレビュー一覧

  • 時の家

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    これはイッキ読みしないといけない。息継ぎをしないで読み切る感じで。
    いつも途中で休憩しながら時間を置いて読むタイプだったので、余計読むのが苦しかった。
    ただその分時間の不思議な流れは感じられ、思い返す記憶の断片が貼り絵のようになって、違った形を表すようだった。

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    2026年03月04日
  • 時の家

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    人物に対してよりも物体への情景描写が多く、その物体への多彩な表現が輝いている作品。
    特に、舞台である「家」の微細な音や見た目の表現は、私的に建築を勉強・仕事をしていたものからすれば、惹きつけるものを感じた。
    また、家の庭にある「木」にも終始焦点を当てており、これもまた細かな表現がされている。その中で「とりとめもなく、記憶の中を舞う言の葉」という表現が、作中に登場する人物ストーリーと、「木」の様子を交えている箇所がとてもお気に入り。

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    2026年02月22日
  • 駅と旅

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    どれもお初な作家さんで、楽しめた!こういうオムニバス作品て作風も違うから、気分も変えられて、楽しいよね。
    国内から海外まで幅広く。情景を思い描きながら読むのが、楽しいよね。自分でドラマ化してる気分。

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    2026年02月01日
  • 駅と旅

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    松崎有理さん目当てでしたが、他の方々の作品の駅・旅・旅人のどれもひかれるところがあり、思わぬ出会いがありました。
    旅モノの作品集として楽しめ、今度はここに行ってみようと旅ガイドになるのと同時に、こんな面白い作品を書いている作者の他の作品はどんなのだろう?と新しい作家と作品への旅立たせてくれる、そんな1冊です。

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    2025年04月16日
  • 時の家

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    ほとんど会話もなく文字がびっしりで
    前半読むのに苦労した
    後半やっと慣れてきた感じ
    薮さん、緑さん、圭さん(脩さん)が
    いきなりでてきてかなり混乱
    凄く丁寧に描かれているから
    もうちょっとゆっくり読めば良かったかなぁ

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    2026年03月22日
  • 時の家

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    とても静かに穏やかに時が流れるような感覚。
    誰かの人生にそっと寄り添う、繊細な揺らぎが淡々と続く。

    家を中心に、家からの視点で語られるというのは斬新で攻めのようにも感じる。
    主語が曖昧なので(その曖昧さが奥深さでもあるけれど)好みは分かれそう…
    普段自分では選ばないタイプの本だったけれど、そういう出会いも話題の本の醍醐味かな。

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    2026年03月19日
  • 時の家

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    「家」をめぐる人々の回想。

    主語がわかりにくく、あちこちに飛んで気持ちがさまよう。
    芥川賞らしい実験的な小説ではある。

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    2026年03月17日
  • 時の家

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    設計士として働きながら執筆されてるというのを読み納得。視点が面白いのだけど読みづらく、何度も迷子になったので読みやすさという点では畠山さんのが読みやすいしわかりやすかった。繊細さとおしゃれな感じはこちら

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    2026年03月16日
  • 駅と旅

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    ネタバレ

    みんな自分勝手→青春の締めくくり→ジェンダー逆転感→とんでもねえ飛び道具→タイトルに偽りあり→雰囲気最高だけどこれ以上長いと読み続けられないだろう文体。
    5目当てで読んだのだが1と3は構造も似ている気がする。4はあまりにも異物でげらげら笑ってしまった。2は佳作というかうまいことまとまっており後味はいちばんいい。6はさすが海外に飛び出してるだけあって旅感が強く、トリにふさわしかった。

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    2026年03月14日
  • 時の家

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    丁寧で細かい描写が美しくもあり、少しまわりくどくもあった。端正で引っ掛かりのない文章だからこそ、すっと流れるように読めてもしまうので頭に入ってこなかった。

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    2026年03月13日
  • 時の家

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    登場者は屋敷と三代の住人。時々の出来事が青年目線から展開される。
    複雑な話を混乱なく理解できたことに驚いています。

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    2026年03月13日
  • 時の家

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    ネタバレ

    固く執拗に細部を積み上げていく文章が、家を中心に据えた物語を体現している。

    一つの家の細部を観察しながら、その家にかつて住んでいた人の感情を辿る。
    「家っていうのは時の幹だから」
    作中の重要な言葉だが、正直書かれていることはこの一言に尽きる。設計図のように、物語が予想外な方向に行くことはない。家の堅固さに最後まで頼る、とても美しいものとして描いているのは、作者が建築に携わる人間と知って納得した。もっと家が牙を剥いたり、爆散したり、消えたりして欲しい。物語のおいしいところがない。

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    2026年03月12日
  • 時の家

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    第174回芥川賞受賞作品。
    静かに、だが淡々と積み重ねられる想いが伝わってくる。冒頭、解体される予定の建物を前に、佇む青年、しばらくして建物の中に入っていく。それを迎える建物が1人称になっている。青年は記憶を刻むように、記憶を慈しむように、建物の内部をデッサンしていく。この家は設計者であり施工した人物の想いが込められている。施工主の後に、個人塾を営む女性、親友を突然亡くした女性夫婦が住んでいる。青年のデッサンと並行して過去へと呼び覚まされた記憶が現れ、そこに住んでいた人々のエピソードが綴られていく。それぞれのドラマ、何気ない日常に重さが加えられていく。ありふれた日々には深い思いが並走していた。

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    2026年03月11日
  • 時の家

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    今は亡き妻への思いを具現化するような家を建てた藪さん。彼のあとにこの家に住むことになった3人の視点から描かれる彼らの日常は、移ろいゆく季節や時の流れ、ままならない人生の哀しみを映し出す。彼らは一様に繊細な感覚と観察眼を持ち、生活するなかで藪さんの思いを汲み取っていく。たとえ薮さんを知らなくても、この家に住んでいるうちに、藪さんの妻にあてたラブレターを感じ取っていくのだ。数十年の時間差を一続きのように描いているので、読み手も常に細部にまで意識を集中して頭の中で整理しながら読まなければならず、難儀しながら読んだ。昭和の小説を読んでいるような古風なスタイルと相まって、the 純文学のノスタルジーを呼

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    2026年03月02日
  • 時の家

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    お家に不法侵入してエッチスケッチワンタッチする、お話(?)。

    家と歴代住人の歴史や過去について、精緻な描写と散り散りしたエピソードが描かれる(?)。
    細々とした描写が冗長に感じ、飛ばし読み気味になってしまった。

    何故だか己の過去を振り返るなどした。

    ビルドアンドスクラップの家の歴史、移り行く住人の歴史とを交錯させながら、の展開は一見なんでもかんでもやればいいじゃないと思われるも、そう簡単にはいかないだろうことは想像できる。

    しっかりと計画性をもって書かれたのだろうと思う。

    私的にハマらなかっただけだと思う。

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    2026年03月01日
  • 駅と旅

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    ネタバレ

    2026/2/14
    読み終わって、これは何のアンソロジーやっけ?ってタイトル確認したくらい共通点が感じられなかった内容。
    最初の方どんなんやったっけ?と見返したらどれも面白かったのに読み終わっての印象がそう盛り上がってなかったのは最後がしっとり終わったからかしら。
    あと本開けた瞬間「字ぃ小っちゃ!」ってなった老眼。
    まだ読める。

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    2026年02月15日
  • 駅と旅

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    女性が主役のアンソロジーかなと思ったけど違った。
    題名は『駅と旅』だけどあまりそういう感じはしない。

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    2026年01月11日
  • 駅と旅

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    きっかけは、君嶋彼方さん。前に読んだ事があり、別の作品を読みたくて手に取った。特に「明洞発3時20分、僕は君に撃たれる」がよかった。最初にタイトルを見たはハテナマークが浮かんだ。でも、テンポよく話が進んでいくし、女優さんの考え方とか行動力がすごく好き。最後のシーンはスカッとして読んでいて気持ちが良かった。額賀さんの別の作品も読みたい。

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    2025年12月21日
  • 駅と旅

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    タイトル通り、
    「駅と旅」をテーマにしたアンソロジー。

    外れのなさそうなテーマだったことと
    松崎有理さんの作品が読みたくて読んだけれど、
    作家陣が合わなかったのか、
    このテーマと短編のかみ合わせがよくなかったのか
    あまり楽しめなかった。

    主目的だった松崎さんの作品は
    この本に馴染んでいたかは別として、
    個人的には面白かったので
    その点で価値は十分あった。

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    2025年09月30日
  • 駅と旅

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    ネタバレ

    毎年同じ日に弁天島駅の入場券を購入している恋人が突然いなくなり、その日に弁天島駅へ向かう一話目。
    私は自分を高く見せるような嘘を吐く人はものすごい勢いで冷めてしまうだろうな。

    東京駅が戦闘ロボットになる突然のSFには危うく振り落とされそうになったけど、段々二人を応援する気持ちがうまれた。私は結構好き。

    北海道にある夫の実家へ、義姉妹で乗り込む話も良かった。一緒に過ごすのに心地よい自分になれたらいいなあ。

    額賀さんの明洞の話も良かった。おさまるべきところへおさまった。

    最後の話でポルトガル行きたくなった。なんだろう、読んでいてイメージするポルトガルの雰囲気がすごく良かったな。

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    2025年08月20日