上村裕香のレビュー一覧

  • ほくほくおいも党

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    ネタバレ

    ●政治について考えたい方、必見の今オススメの1冊●

    表紙を見る限り、「読書の秋?」いや、「食欲の秋」もいいな〜!と思って手に取った。
    読み始めると、まさかのテーマは政治と家族をテーマにした物語で、想像とは異なり、ちょっとビックリした!

    絶えない活動家2世たち。
    「活動家2世」という言葉は、あまり聞かないが、「宗教2世」に似たようなものだと本作を読んだ限りは思った。

    主人公の千秋自身、共政党に入党したかったわけでもない。
    (やはり、これはまさに親ガチャ失敗というのか…。
    そんなことで、日々、父親にコンプレックスを抱えて生きていた。)

    「共政党」の支持者ははなかなかいないこともあり、共政党

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    2025年10月16日
  • 救われてんじゃねえよ

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    ニッポン放送ポッドキャスト
    「中瀬ゆかりのブックソムリエ」
    2025.5.15放送

    これ体験談なの?

    あまりな状況で、疑問ばっかりわいてきて、誰が書いた?と検索。

    上村裕香(かみむら・ゆたか)
    2000年、佐賀市生まれ。京都芸術大学大学院在学中。「救われてんじゃねえよ」で第21回〈女による女のためのR‒18文学賞〉大賞受賞。

    どうやら新人さんみたい。

    noteも見つけた。近況や他の作家さんの作品を読んだ読書会の記事などあった。

    とにかく、今回は辛かった。
    けど、気になる作家さんになった。

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    2025年10月09日
  • ほくほくおいも党

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    ネタバレ

    これは刺さる人には刺さる本だなぁ。
    そして私は刺さる人だったよ。

    ちょっと違うけど、私も千秋と同じような立場で、いわゆる宗教二世(正確には三世)。
    千秋や健二ほど放っておかれたわけではないけど、自分に選択の自由がなかった点や、いろんな会合に連れてかれたり、思想を学ばされた点ではかなり境遇は似ている。

    たしかに親は愛情をベースに自分の子どもを二世・三世にしてるのかもしれない。
    でも私は絶対に反対。法に触れないかぎり、すべての選択権は本人にあるべき。
    というか、父親も母親も千秋の言葉を受け入れてなかったでしょ。あれは対話じゃなくて意見のぶつけ合いだよね。

    そして、健二は自分の言葉を持てていな

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    2025年09月19日
  • 救われてんじゃねえよ

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    ネタバレ

    ヤングケアラー
    高校、大学、社会人の女の子が
    自立できない母を 介護?甘えてくるのを
    戸惑う
    周りは、制度やら理解を示す風だけど
    今晩の母のおしっこを拭くことはしない

    読んでてげんなりしてくるけど
    確かに身近にある話

    テーマは重いのに
    「そんなの関係ねー」で笑いながら
    どこか軽快に進んでいく

    救われない女の子の話

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    2025年09月15日
  • ほくほくおいも党

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    タイトルからは想像できない話だった。
    読み終えて、なんだか困ってしまって表紙を見た。主人公がおいもを手に持ち、険しい顔をしている。
    あらためて見ると、内容によく合った絵だと思う。
    現実と微妙に重なる世界でのけっこうな重いテーマ。でも、それをやわらげるような軽さがあった。
    お兄ちゃんがチキンでよかった!

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    2025年08月21日
  • ほくほくおいも党

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    個人的には文のテンポも各章との連なりも面白くサクサク読めました。本のタイトルと中身のギャップも感じながら楽しめる作品です。

    「活動家2世」の高校生を中心に、同じく両親が革新政党に所属していた2世、3世、ボランティアで革新政党に出会った大学生など、一見重苦しく思えるテーマですが、タイトルの通り「ほくほく」温かな面も沢山ある「家族と青春の小説」です。

    作品の中で出てくる事件は実際にここ数年で起こったものをオマージュしているのだと思い、妙にリアリティを感じられました。登場人物の考え方や主義信条、生きてきた人生がバラエティ豊かなので、どんな主義信条を持っていても楽しめると思います。

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    2025年08月14日
  • ほくほくおいも党

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    ネタバレ

    各章の主人公が活動家2世、という構成なのかと思いきやそういうわけでもない。でもそういう外した章(東北のこととか)こそ好きだったり。むしろどちらかというと、千秋と正、そして健二の家族とその周りの群像劇と捉えればいいかもしれない。

    帯にある「お父さんに家族との対話を要求します!」という言葉がいつ出てくるのかと読み進めていったが、結局最後まで出てこなかったのは少し残念だった。この言葉が「ほくほくおいも党」のエネルギッシュな活動ぶりを事前に想像させたがために、千秋たち家族の話に収めていく「畳み方」が意外に思えたのかもしれない。ただ、作り物っぽくない、いいラストだったと思う。

    書籍は初めて読んだけど

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    2025年07月22日
  • ぼくには笑いがわからない

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    作者が同い年。
    すごいなぁ これ書くために言語学の本とかお笑い歴史とか読み漁ったんやと思ったら、本当に。

    本を書くためには、そのための本をたくさん読む必要があるし、本当に書くだけで偉いんです。すごい。

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    2026年01月31日
  • 救われてんじゃねえよ

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    主人公はヤングケアラーだった…
    自覚も無く、誰かに強制的に言われたわけでも無く、ただ、自分の親だから、自分しかする人がいないから、自分が困るから…
    周りの大人は気を使ってくれるけど、根本的な解決はしてくれず。
    でも、親の事は嫌いになれない。
    楽しかった事もあった。
    同情して欲しいわけじゃない、この気持ち。
    胸が苦しくなって、吐き気がして、心が締め付けられた。
    私は介護した事はないけど、リアルな心情に震えたよ…

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    2026年01月31日
  • 救われてんじゃねえよ

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    「わたしは不幸自慢スカウターで言えば結構戦闘力高めなんだと思う」

    ほんとそう。可哀想とかじゃなくて、こんな子も世の中に存在するんだろうと視覚的にも想像できる。親って思ったより大人じゃない。

    この子と少し自分を合わせつつ、最後の終わりは納得。自分の道を生きたいね。

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    2026年01月29日
  • 救われてんじゃねえよ

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    ヤングケアラーとしての実体験に基づく小説ということだが、介護の大変さを書きたかったのではなく、日常には悲劇と喜劇が混じりあっているということが書きたかったのかな。 小島よしおのシーンがやけに筆が乗っていた。

    全体的に悲劇的には描かれていない理由として、この主人公が何やかんやで自ら親に関わりにいってるし、共依存に近い状態だったからだと思う。そして何よりもこの両親そのものに問題がありすぎる。大人になっていないが親になってしまった人たち。子供の人生を尊重していない行動が目立つ。子供の前でセックスするのは虐待です。
    それでも親っていうだけで情が移ってしまうから、やっぱ日常的な介護はプロに任せるしかな

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    2026年01月23日
  • 救われてんじゃねえよ

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    ヤングケアラー、障害者、毒親とか名前をつけると、周りが勝手に理解したと安心してる感じがして苦手だった。でもたくさんの人につよい印象を与えて意識してもらうのにはラベリングも必要なんだろうと思う。

    当事者は生々しい、どうしょうもない現実で生きてる。
    主人公がその中でも手を離していいんだと思えるきっかけや、やりたい事を見つけられてホッとした。

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    2026年01月06日
  • ぼくには笑いがわからない

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    真面目な国立大学生がヒョンな事から漫才をやることになり、この世界の面白さにドンドンハマって行く物語。話の展開力が素晴らしい。次が気になり読み進めちゃう。笑いはやめられないだな。

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    2025年12月23日
  • 救われてんじゃねえよ

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    ヤングケアラーって共依存みたいなところがあるのかな。大家族のお子さんが期待以上のキラキラネームで笑ってしまいました。

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    2025年12月21日
  • 救われてんじゃねえよ

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    ヤングケアラーを取り扱った小説。
    目の前で倒れていたら、体調悪かったら、手を貸す以外の選択ができるのか。
    でも、そういう善意につけこむ大人(身内)もいるんだよね。

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    2025年12月18日
  • 救われてんじゃねえよ

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    よくある悲劇、可哀想、辛い、の話というよりは、現実的な気がした。実際は、笑い飛ばしてないと生きていけないよな、って思ったし、親はやっぱり完全には離せないのも事実。

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    2025年12月17日
  • 救われてんじゃねえよ

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    難病を患った母、パチンコ好きで介護しない父、高校生ヤングケアラーとなった沙智。

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    p72
    でも、結局それじゃ、制度の話しかできない。『いま介護をしている子ども』にスポットライトを当てられない。

    p120
    「わたし、『見てるよ』っていいたいかもしれません」
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    この辺がこの小説のハイライト。すぐには当事者に届かない、響かない。でも「自分」が存在していることにケアラー自身に気づいてもらいたいという気持ちを読み取った。
    外側(他者)から「あなた」自身が見えているよのメッセージを伝えることがいつかの救いになるかもしれない。

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    2025年10月27日
  • 救われてんじゃねえよ

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    難病の母の介護をする高校生の沙智。介護も家事も全く手伝ってくれない父と三人で八畳一間のアパートで暮らす。
    いわゆるヤングケアラーの沙智。
    狭い家の中での三人の暮らしの様子を読んでいて、さすがに17歳の沙智には辛いだろうと思われることばかり。
    本書は短編集なのですが、表題の『救われてんじゃねえよ』が高校生時代、『泣いてんじゃねえよ』が大学生時代、『縋ってんじゃねえよ』が社会人時代の物語になっています。高校生時代の話があまりに悲惨で、読んでいてこちらも沙智の両親を恨んでしまいたくなるほど。
    でも、大学生時代と社会人時代の話は読んでいて笑ってしまうことが多く、なんだかコントを見ているかのような気持ち

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    2025年10月26日
  • 救われてんじゃねえよ

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    家族という呪縛から
    どうしても逃れられない苛立ち、悔しさ
    憤り、苦しさ、もどかしさ…
    そんな感情が激しく渦巻いていた。
    それでも
    「救われてんじゃねえよ」と言えてしまえる
    覚悟と逞しさに
    不幸のどん底にいるはずの女子高生が
    どこか、少し幸せそうにも見えてしまった。
    家族というものの
    あたたかさを知っているからこその
    辛さなのかな。

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    2025年10月18日
  • ほくほくおいも党

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    活動家二世やここ数年問題になっている宗教二世と呼ばれる立場の人たちの生きづらさが、実際問題として親と対話することですべて解決する訳ではないけれど、だからってそれを理由に言葉を奥に抱えたままでは分かることと分からないことが二人の間にあることも分からないし、何よりしないことで分かることが見つかることは無い。どちらかの要求だけを相手に飲ませるような半ば暴力の為ではなく、ちょうど中間の地点に日向を一緒につくり合う為に言葉が使われる世界であって欲しいと私は思う。

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    2025年10月13日