上村裕香のレビュー一覧

  • 救われてんじゃねえよ

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    作者自身が元ヤングケアラーだったのでは?というほど生々しい表現が多くて読むのが結構大変でした。
    でも本当のヤングケアラーの方々の苦労はこんなものでは無いんだろうなと思うし、そういう意味ではこれは当然ですがノンフィクションではなく「小説」なんだなと。
    詳しくは省きますが両親のあのシーンは無くても良かった。。。キツイ

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    2025年09月08日
  • 救われてんじゃねえよ

    Posted by ブクログ

    強烈パンチをくらったような。どうしようもない両親とヤングケアラーの娘。やぶれかぶれなような、といって主人公は両親を捨て切る事もできず、もう開き直って笑うしかないような。そんな感じの話でした。

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    2025年09月07日
  • ほくほくおいも党

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    政治に邁進する父親とその二世の娘、息子のすれ違いのような日常にもどかしさや切なさを感じた。有権者ばかりを見るのではなく、身内の苦悩を知ってほしい。そして家族同士で対話したいという切実な要求はもっともな事だし、目の前の弱者とは誰なのか、娘、息子のSOSは読んでいてハッとさせられた。政治的なトピックスも散りばめられていて作家さんの観察力が素晴らしいと思った。

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    2025年09月02日
  • ほくほくおいも党

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    よい小説だった。ただ左派であることのリアリティが最終的には親子関係の再構築においてあまり重要ではなくなってしまい、物足りなさはある。いわゆる中立的な知識人もあまり出てこない。でも若者にとっての政治とは?という入口としてこのままのほうがみずみずしいとは思う。うーん。

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    2025年08月18日
  • 救われてんじゃねえよ

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    書店で目について購入。親の世話をしているけど、笑いに希望を見出す。共依存になりかけるけど、ダメ親父の意外な一言を受けて、自立する。世間の求める姿や真っ当さとは違うけど、自分らしさ、自分の家族らしさを肯定して生きていく主人公を描いた作品でした。

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    2025年08月10日
  • 救われてんじゃねえよ

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    第21回女による女のためのR-18文学賞大賞受賞作。

    難病の母を介護しながら、金遣いの荒い父の面倒を見、修学旅行にすら行けないがそれでも高校に通う沙智。障害年金は出るのか、薬で母の症状は治るのか、彼女がふつうに暮らせる日が来るのか。

    ヤングケアラーの現実です。目を背けたくなるような日々。これだけ難のある両親を持ちながら、なかなか捨てることができない、なぜなら親だから。読んでて苦しくなる一品。

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    2025年07月18日
  • ほくほくおいも党

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    可愛らしいタイトルにだまされた
    なかなかヘビーな話だった

    しかし好みと違ったので
    書き留めたい感想を思いつかない

    全話読んだから
    星は3つ

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    2025年07月14日
  • 救われてんじゃねえよ

    Posted by ブクログ

    モヤモヤする
    親のこと全然捨てるよ
    メリットと、捨てた罪悪感や自責、自己嫌悪天秤にかけて、たぶん全然捨ててしまうなって思ってしまった
    他人事だからそう思えるのか
    期待されてるから自分がやらなきゃいけないって勝手に思い込んで、背負い込んで、自分しかやる人がいないからって絶望して、死ぬほど期待値下がった両親から愛情がほんの少しでも伝わるような行為があるとそれを美化して、演技みたいに生きるしかないくらい他に方法はないものなのか、全部茶番に感じる
    主人公と自分で性格が違いすぎるのか、もしくはわたしが恵まれすぎていて幼稚なだけなのか
    捨てるの躊躇われるのなんてサンクコスト効果みたいなもんじゃ?とおもう

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    2025年10月25日