上村裕香のレビュー一覧

  • ぼくには笑いがわからない

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    真面目で不器用な大学生、耕助がM-1王者を目指して奮闘するストーリー。
    私自身、学生の頃はお笑いブームだったが当たり前に見る側だったので、大学お笑い界を演じる側の視点で描いた本書は興味深かった。
    お笑いサークルってこんな感じなのかー!という新鮮さと、地下のバーやグタグタな夏休み、レポート課題などの大学らしい要素には懐かしさを感じた。

    耕助は、他の芸人達とは違った視点でお笑いに切り込んでいく。
    だからこそ彼にしか見えないものを掴むことができたんだろうな。
    これといったオチがあるわけではないが、楽しく読める一冊だった。

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    2026年02月11日
  • 救われてんじゃねえよ

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    ヤングケアラーのリアルな実態が描かれており、とても考えさせられた。必要とされることに喜びを感じながらも、重い役割を背負う当事者の姿に強く興味を惹かれた。丁寧な描写のおかげで一つひとつの場面が鮮明に頭に浮かび、物語に引き込まれた。自分の家庭環境とはあまりにもかけ離れており、実際にこのような家庭が存在していると考えると大きな衝撃を受けた。

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    2026年02月05日
  • ぼくには笑いがわからない

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    作者が同い年。
    すごいなぁ これ書くために言語学の本とかお笑い歴史とか読み漁ったんやと思ったら、本当に。

    本を書くためには、そのための本をたくさん読む必要があるし、本当に '書くだけで' 偉いんです。すごい。

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    2026年02月14日
  • 救われてんじゃねえよ

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    主人公はヤングケアラーだった…
    自覚も無く、誰かに強制的に言われたわけでも無く、ただ、自分の親だから、自分しかする人がいないから、自分が困るから…
    周りの大人は気を使ってくれるけど、根本的な解決はしてくれず。
    でも、親の事は嫌いになれない。
    楽しかった事もあった。
    同情して欲しいわけじゃない、この気持ち。
    胸が苦しくなって、吐き気がして、心が締め付けられた。
    私は介護した事はないけど、リアルな心情に震えたよ…

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    2026年01月31日
  • 救われてんじゃねえよ

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    「わたしは不幸自慢スカウターで言えば結構戦闘力高めなんだと思う」

    ほんとそう。可哀想とかじゃなくて、こんな子も世の中に存在するんだろうと視覚的にも想像できる。親って思ったより大人じゃない。

    この子と少し自分を合わせつつ、最後の終わりは納得。自分の道を生きたいね。

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    2026年01月29日
  • 救われてんじゃねえよ

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    ヤングケアラーとしての実体験に基づく小説ということだが、介護の大変さを書きたかったのではなく、日常には悲劇と喜劇が混じりあっているということが書きたかったのかな。 小島よしおのシーンがやけに筆が乗っていた。

    全体的に悲劇的には描かれていない理由として、この主人公が何やかんやで自ら親に関わりにいってるし、共依存に近い状態だったからだと思う。そして何よりもこの両親そのものに問題がありすぎる。大人になっていないが親になってしまった人たち。子供の人生を尊重していない行動が目立つ。子供の前でセックスするのは虐待です。
    それでも親っていうだけで情が移ってしまうから、やっぱ日常的な介護はプロに任せるしかな

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    2026年01月23日
  • 救われてんじゃねえよ

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    ヤングケアラー、障害者、毒親とか名前をつけると、周りが勝手に理解したと安心してる感じがして苦手だった。でもたくさんの人につよい印象を与えて意識してもらうのにはラベリングも必要なんだろうと思う。

    当事者は生々しい、どうしょうもない現実で生きてる。
    主人公がその中でも手を離していいんだと思えるきっかけや、やりたい事を見つけられてホッとした。

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    2026年01月06日
  • ぼくには笑いがわからない

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    真面目な国立大学生がヒョンな事から漫才をやることになり、この世界の面白さにドンドンハマって行く物語。話の展開力が素晴らしい。次が気になり読み進めちゃう。笑いはやめられないだな。

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    2025年12月23日
  • 救われてんじゃねえよ

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    ヤングケアラーって共依存みたいなところがあるのかな。大家族のお子さんが期待以上のキラキラネームで笑ってしまいました。

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    2025年12月21日
  • 救われてんじゃねえよ

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    ヤングケアラーを取り扱った小説。
    目の前で倒れていたら、体調悪かったら、手を貸す以外の選択ができるのか。
    でも、そういう善意につけこむ大人(身内)もいるんだよね。

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    2025年12月18日
  • 救われてんじゃねえよ

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    よくある悲劇、可哀想、辛い、の話というよりは、現実的な気がした。実際は、笑い飛ばしてないと生きていけないよな、って思ったし、親はやっぱり完全には離せないのも事実。

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    2025年12月17日
  • 救われてんじゃねえよ

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    難病を患った母、パチンコ好きで介護しない父、高校生ヤングケアラーとなった沙智。

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    p72
    でも、結局それじゃ、制度の話しかできない。『いま介護をしている子ども』にスポットライトを当てられない。

    p120
    「わたし、『見てるよ』っていいたいかもしれません」
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    この辺がこの小説のハイライト。すぐには当事者に届かない、響かない。でも「自分」が存在していることにケアラー自身に気づいてもらいたいという気持ちを読み取った。
    外側(他者)から「あなた」自身が見えているよのメッセージを伝えることがいつかの救いになるかもしれない。

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    2025年10月27日
  • ほくほくおいも党

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    活動家二世やここ数年問題になっている宗教二世と呼ばれる立場の人たちの生きづらさが、実際問題として親と対話することですべて解決する訳ではないけれど、だからってそれを理由に言葉を奥に抱えたままでは分かることと分からないことが二人の間にあることも分からないし、何よりしないことで分かることが見つかることは無い。どちらかの要求だけを相手に飲ませるような半ば暴力の為ではなく、ちょうど中間の地点に日向を一緒につくり合う為に言葉が使われる世界であって欲しいと私は思う。

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    2025年10月13日
  • ほくほくおいも党

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    かわいい表紙でうっかり読んでしまったけれどしんどい話だった。宗教.活動家二世の苦悩。本人の自己責任でどうにかなる問題ではない『親ガチャ失敗SSランク』。夫婦が離婚出来る様に、親子関係も子どもから切れる様に法改正してあげてほしい。

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    2025年10月03日
  • ほくほくおいも党

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    政治に邁進する父親とその二世の娘、息子のすれ違いのような日常にもどかしさや切なさを感じた。有権者ばかりを見るのではなく、身内の苦悩を知ってほしい。そして家族同士で対話したいという切実な要求はもっともな事だし、目の前の弱者とは誰なのか、娘、息子のSOSは読んでいてハッとさせられた。政治的なトピックスも散りばめられていて作家さんの観察力が素晴らしいと思った。

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    2025年09月02日
  • ほくほくおいも党

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    よい小説だった。ただ左派であることのリアリティが最終的には親子関係の再構築においてあまり重要ではなくなってしまい、物足りなさはある。いわゆる中立的な知識人もあまり出てこない。でも若者にとっての政治とは?という入口としてこのままのほうがみずみずしいとは思う。うーん。

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    2025年08月18日
  • ほくほくおいも党

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    可愛らしいタイトルにだまされた
    なかなかヘビーな話だった

    しかし好みと違ったので
    書き留めたい感想を思いつかない

    全話読んだから
    星は3つ

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    2025年07月14日
  • 救われてんじゃねえよ

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    モヤモヤする
    親のこと全然捨てるよ
    メリットと、捨てた罪悪感や自責、自己嫌悪天秤にかけて、たぶん全然捨ててしまうなって思ってしまった
    他人事だからそう思えるのか
    期待されてるから自分がやらなきゃいけないって勝手に思い込んで、背負い込んで、自分しかやる人がいないからって絶望して、死ぬほど期待値下がった両親から愛情がほんの少しでも伝わるような行為があるとそれを美化して、演技みたいに生きるしかないくらい他に方法はないものなのか、全部茶番に感じる
    主人公と自分で性格が違いすぎるのか、もしくはわたしが恵まれすぎていて幼稚なだけなのか
    捨てるの躊躇われるのなんてサンクコスト効果みたいなもんじゃ?とおもう

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    2025年10月25日