上村裕香のレビュー一覧

  • ぼくには笑いがわからない

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    おもしろかったです。
    まずタイトルが良いし、イラストも好き。

    登場人物たちも良い。
    キャラクターが立ってて魅力的。

    ストーリーとしては少し強引に感じる部分もあったが、漫画的な作品なのかもしれない。

    コンビ名も好きでした。

    森見登美彦作品はもちろん、「成瀬は都を駆け抜ける」に加えて本作を読むと、京都で大学生活を過ごしてみたかったとも思う。

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    2025年12月29日
  • ぼくには笑いがわからない

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    学生お笑いとM-1を舞台にした小説。参考文献に『M-1はじめました』『漫才過剰考察』『答え合わせ』『芸人雑誌』が載っているとなればお笑い好きとしては読まないわけにはいかない。主人公はお笑いに疎くて漫才がフィクションであることすら理解していない大学生。彼が言語学の観点からまぁまぁ見当違いのアプローチをしていくのが面白い。一方で第2幕は学生芸人に限らず自身の才能に悩む芸人の苦悩が描かれていてリアリティがあった。

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    2025年12月28日
  • ほくほくおいも党

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    母親の介護をする活動家二世のサワコさんの言葉。
    「奪われない言葉を得ないと、ひとは生きていかれないから」
    「自分がうまく話せる言語を獲得することが大事」
    今回の政治的思想までいかないにしても親はよかれと思って子にいろいろな考え方を植え付ける。それを子が疑問に思った時、きちんと親と対話できるかどうか。対話するには自分の言葉を得ていないとできないし、親は子の話を受け止めないといけない。自分の頭の中だけとかSNSの中だけとかじゃなくて面と向かって対話することが大事なのかなと思った。
    可愛らしいタイトルからはなかなか想像できない話の内容で意表をつかれておもしろかった。

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    2025年12月21日
  • ぼくには笑いがわからない

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    最初から最後まで漫才を見ているような気分になる、不思議な小説だった。
    デビュー作はどことなく重い空気も漂っていたが、今作は笑える部分も多く、そしてひたむきな姿の登場人物たちにも好印象を抱いた。
    よこしまな目的で始めたお笑いだったが、果たしてそれを叶えることはできたのか、クライマックスに期待してほしい。

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    2025年12月21日
  • ほくほくおいも党

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    題名と表紙から選挙を題材にした軽めの小説と思いきや、いろんな境遇の主人公が出てくる連作短編で、深く少し重たい内容が続くおもしろい小説でした。読んでよかった。

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    2025年12月12日
  • ほくほくおいも党

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    ネタバレ

    ●政治について考えたい方、必見の今オススメの1冊●

    表紙を見る限り、「読書の秋?」いや、「食欲の秋」もいいな〜!と思って手に取った。
    読み始めると、まさかのテーマは政治と家族をテーマにした物語で、想像とは異なり、ちょっとビックリした!

    絶えない活動家2世たち。
    「活動家2世」という言葉は、あまり聞かないが、「宗教2世」に似たようなものだと本作を読んだ限りは思った。

    主人公の千秋自身、共政党に入党したかったわけでもない。
    (やはり、これはまさに親ガチャ失敗というのか…。
    そんなことで、日々、父親にコンプレックスを抱えて生きていた。)

    「共政党」の支持者ははなかなかいないこともあり、共政党

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    2025年10月16日
  • ほくほくおいも党

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    ネタバレ

    これは刺さる人には刺さる本だなぁ。
    そして私は刺さる人だったよ。

    ちょっと違うけど、私も千秋と同じような立場で、いわゆる宗教二世(正確には三世)。
    千秋や健二ほど放っておかれたわけではないけど、自分に選択の自由がなかった点や、いろんな会合に連れてかれたり、思想を学ばされた点ではかなり境遇は似ている。

    たしかに親は愛情をベースに自分の子どもを二世・三世にしてるのかもしれない。
    でも私は絶対に反対。法に触れないかぎり、すべての選択権は本人にあるべき。
    というか、父親も母親も千秋の言葉を受け入れてなかったでしょ。あれは対話じゃなくて意見のぶつけ合いだよね。

    そして、健二は自分の言葉を持てていな

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    2025年09月19日
  • ほくほくおいも党

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    タイトルからは想像できない話だった。
    読み終えて、なんだか困ってしまって表紙を見た。主人公がおいもを手に持ち、険しい顔をしている。
    あらためて見ると、内容によく合った絵だと思う。
    現実と微妙に重なる世界でのけっこうな重いテーマ。でも、それをやわらげるような軽さがあった。
    お兄ちゃんがチキンでよかった!

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    2025年08月21日
  • ほくほくおいも党

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    個人的には文のテンポも各章との連なりも面白くサクサク読めました。本のタイトルと中身のギャップも感じながら楽しめる作品です。

    「活動家2世」の高校生を中心に、同じく両親が革新政党に所属していた2世、3世、ボランティアで革新政党に出会った大学生など、一見重苦しく思えるテーマですが、タイトルの通り「ほくほく」温かな面も沢山ある「家族と青春の小説」です。

    作品の中で出てくる事件は実際にここ数年で起こったものをオマージュしているのだと思い、妙にリアリティを感じられました。登場人物の考え方や主義信条、生きてきた人生がバラエティ豊かなので、どんな主義信条を持っていても楽しめると思います。

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    2025年08月14日
  • ほくほくおいも党

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    ネタバレ

    各章の主人公が活動家2世、という構成なのかと思いきやそういうわけでもない。でもそういう外した章(東北のこととか)こそ好きだったり。むしろどちらかというと、千秋と正、そして健二の家族とその周りの群像劇と捉えればいいかもしれない。

    帯にある「お父さんに家族との対話を要求します!」という言葉がいつ出てくるのかと読み進めていったが、結局最後まで出てこなかったのは少し残念だった。この言葉が「ほくほくおいも党」のエネルギッシュな活動ぶりを事前に想像させたがために、千秋たち家族の話に収めていく「畳み方」が意外に思えたのかもしれない。ただ、作り物っぽくない、いいラストだったと思う。

    書籍は初めて読んだけど

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    2025年07月22日
  • ぼくには笑いがわからない

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    昨今のお笑いを目指す大学生たちのお話
    現実の世界でも同じような若者はたくさんいるんだろうな。大学お笑いサークルもすごいって聞くし。

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    2026年09月10日
  • 海の底に雨は降らない

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    ヤングケアラーの話。出だしから暗くて、文章もまどろっこしくてなかなか読み進めない。日比谷が登場してからは大分スピード感が出て面白くなってきたけど、やはり文章に馴染めない。

    閉鎖的で逃げ場のない状況で「なぜ助けを求めなかったのか」と言われても、「視野が狭かったから」というのはその通りだろうなと。自ら求めていかないと手を差し伸べてもらえない世の中仕組みは果たしてそれでいいのかという気はするけど。
    保護司の宮本のような人が、幼い光莉の近くにいたら違う世界線があったのかもと思うと胸が痛む。

    小説は書くべきものを持つ人が書ものというのは納得。技術や手法だけじゃないんだよね。

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    2026年09月09日
  • 救われてんじゃねえよ

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    こんな両親の元に生まれていたら色んなことを諦める性格の大人になりそうだなと思った。自分が求められてることに対して少しだけ嬉しい気持ちがあるという主人公の気持ちに驚いた。

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    2026年09月06日
  • 救われてんじゃねえよ

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    なんかここんとこ読む作品に出てるく
    親がまぁ苦しい
    今回は『ヤングケアラー』問題だったけど
    とにかく親がクズ
    ただ今回は比較的前向きなラストで読み終わって
    清々しい気持ちになれた
    あっ、次に読む本がない
    なんか探さなくては

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    2026年08月30日
  • ぼくには笑いがわからない

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    ほかの著作は苦しい中にユーモアを描いているのが印象的だった

    本作はそのユーモアの部分を抽出

    著者ご自身も確か京都の大学のご出身で、登場人物たちのリアルな描写がよかった

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    2026年08月23日
  • 海の底に雨は降らない

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    ネタバレ

    SL 2026.8.12-2026.8.15
    ヤングケアラーというより毒親じゃない?
    自分のエゴで娘をがんじがらめに縛り付けていた母の最後の言葉を思い出して許し、ひとつも介護を手伝ってくれなかったわりに光莉を散々責めた叔母とは最後には和解し、10歳の光莉に全てを押し付けて自分だけ新しい家族で幸せになっている父親を探し出しても一度会って満足し。
    日比谷ともつながっているようないないような関係で、それも受け入れて。
    ラストは前を向けるようになっているけど、10歳からの光莉にまわりの大人たちは皆んな謝れ!と思った。

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    2026年08月15日
  • 海の底に雨は降らない

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    若い注目の書き手さんということで読んでみました。うん、帯に窪美澄さんがコメント寄せるのも納得。あまりにも壮絶な主人公の境遇が、読んでいてつらく苦しいけど惹き込まれて一気読みでした。主人公のこれからの人生が少しでも良いものになるようにと祈らずにはいられない。

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    2026年08月15日
  • ぼくには笑いがわからない

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    馴染みのある関西弁。
    何度か行った事のある京都が舞台。
    話し言葉が多く読みやすい印象。

    内容を考察しながら読むわけでも何かを考えながら読む事もなくさらっと読み終わった。
    全体的想像しやすく飲み込みやすい文章だった。
    同世代の方が書いているからかな?

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    2026年07月31日
  • ほくほくおいも党

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    よく安易に政治と宗教の話はするなというが、どちらもが二世問題抱えている。
    この問題、ともすれば政治や宗教が悪いと短絡的に語られるが、結局どちらも信じている人(親)の行動次第で変わってくるということを本書から気づかされた。
    だから二世問題は親子の、家庭の問題でもある。そうすると子は親を選べない、親ガチャの話にもつながっていく。
    親は何を信じてもよく、子育ても自由だ。でも子供にも信じ、選択し行動する自由があることを忘れてはならない。

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    2026年07月30日
  • 海の底に雨は降らない

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    深刻なテーマだがたまにボケるのを笑っていいのか気まずく読んでるとだんだん本来はこんな子なのかもと思ってひらけてくる
    母の言葉を思い出せなかったとしても周りの人たちと起き上がれただろうな
    これからの方が長いからあの10年、と思えればいいな

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    2026年07月27日