上村裕香のレビュー一覧

  • ぼくには笑いがわからない

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    馴染みのある関西弁。
    何度か行った事のある京都が舞台。
    話し言葉が多く読みやすい印象。

    内容を考察しながら読むわけでも何かを考えながら読む事もなくさらっと読み終わった。
    全体的想像しやすく飲み込みやすい文章だった。
    同世代の方が書いているからかな?

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    2026年07月31日
  • ほくほくおいも党

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    よく安易に政治と宗教の話はするなというが、どちらもが二世問題抱えている。
    この問題、ともすれば政治や宗教が悪いと短絡的に語られるが、結局どちらも信じている人(親)の行動次第で変わってくるということを本書から気づかされた。
    だから二世問題は親子の、家庭の問題でもある。そうすると子は親を選べない、親ガチャの話にもつながっていく。
    親は何を信じてもよく、子育ても自由だ。でも子供にも信じ、選択し行動する自由があることを忘れてはならない。

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    2026年07月30日
  • 海の底に雨は降らない

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    深刻なテーマだがたまにボケるのを笑っていいのか気まずく読んでるとだんだん本来はこんな子なのかもと思ってひらけてくる
    母の言葉を思い出せなかったとしても周りの人たちと起き上がれただろうな
    これからの方が長いからあの10年、と思えればいいな

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    2026年07月27日
  • 救われてんじゃねえよ

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    田舎の8畳県営住宅に浪費家の父と病気で依存気質の母と暮らす高校生の主人公。ヤングケアラーの日々を終え、高校卒業後進学で上京。揺り戻しで帰省しつつ最終的に東京で就職し断ち切るまでの三部作。
    憎みきれない父と母の描写は良かったけど、感じるものが特になく。あとTV業界を就職先に選ぶのは普通に悪手だと思うので心配になる。

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    2026年07月25日
  • 救われてんじゃねえよ

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    難病の母を抱えながら高校生活と介護を両立する17歳の女子高生が主人公で、介護の限界や社会の無理解を突きつけられながら、「救われたい」と願うことすら許されないような苛立ちと、自分の人生を生きることへの葛藤を抱えつつ、それでも一歩踏み出していこうとする物語です。
    笑いやユーモアを通じて苦しみを描くスタイルは独特で、重いテーマながらも読みやすさがありました。
    笑っていいのか迷うような描写もありますが、それが逆にリアルで、そこにこそこの物語の“本音”があるように思いました。
    「誰かを背負うこと」や「笑いに救われること」の意味を、改めて考えさせられる一冊でした。

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    2026年07月22日
  • 救われてんじゃねえよ

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    体験したこと無いけど、リアルがちゃんとそこにある文章だった。悲しいとか、ツラそうとかそうゆうんじゃなかった。ただただこの物語を書いたことが凄いと思った。

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    2026年07月20日
  • 救われてんじゃねえよ

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    これくらいグロテスクで吐き気がするような搾取はたくさんあるのかもしれない。それでも、人間は不合理な生き物。家族というしがらみはどこまで付き合えばいいのだろうか。絶縁する人もいればこの小説のように何だかんだで付き合い続ける人もいるだろう。

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    2026年06月27日
  • ぼくには笑いがわからない

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    笑と言語学/ソシュール、真面目な男が色恋をきっかけに笑いの世界へと足を踏み入れる。
    言語学の言葉の構造や作用を検証する眼差しを持つ耕助が、お笑い無知の状態から、様々なお笑いの形/生き様に触れる中で、自身のネタを介してブラッシュアップ/成長していく様は、新たな言語を習得していくようで、眩かった。

    根源的な知らないから知りたい、知る喜びというものが根底にある耕助は、出会うべくして漫才と出会ったともいえる。

    言語学=漫才(笑い)ではなく、現象として立ち現れる純粋な捉えどころのない「笑い」を光の粒で表現している箇所かま、詩的で素敵で印象的だった。

    15年ほど前、大学時代を京都で過ごした身としては

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    2026年06月24日
  • ぼくには笑いがわからない

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    本作は笑いがわからない主人公が、笑いとは何か。芸人とは何か。と考えながら前に進んでいく物語
    お笑いという魔物に心を奪われたら、きっと無傷では生きていけない
    それは幸せか
    あるいは不幸せか
    お笑いって、ほんとなんでしょうね

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    2026年05月30日
  • 救われてんじゃねえよ

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    面白かった!!!主人公がヤングケアラーで、題材として重いし、読んで憂鬱な気持ちになる部分もあった。
    だけど、そういうのぜんぶ笑い飛ばしてやる!でもそんな単純じゃねえんだよ!知らねえよ!くそが!ってちゃんとキレているところに共感。

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    2026年05月23日
  • ほくほくおいも党

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    左翼政党2世について、それに関わる人達を描いたストーリー。
    タイトルと表紙イラストからコメディなのかなと想像していたが全然ストーリーが違った。
    前作もそうだったが、悲壮感のないどこか諦めというか達観した主人公が救いだった。
    自分であれば引きこもりの兄の方になってしまいそうだが、友人達と父の演説を見守ることができる主人公の性格に憧れを感じた。

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    2026年05月20日
  • ほくほくおいも党

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    ほっこり美味しそうな表紙とタイトルですが蓋を開ければ政治家の親を持つ「活動家二世」を軸にした社会派小説でした。良くも悪くも親の存在とその影響力は大きい。深刻でなくとも私にも思い当たる節があるし、世代の近いサワコさんには共感したなぁ。

    〈心に残った言葉〉
    "子どもは、お父さんが思っているよりずっと、傷つきやすくて、親のこと好きなんだよ"

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    2026年05月15日
  • ぼくには笑いがわからない

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    ネタバレ

    京大哲学科らしき耕助が芸大の百合子さんに恋をして漫才を志す。
    ストリップもやってる小劇場とか大学の地下のバーとか、なんでこんなに解像度高いんだろう。あと参考文献にも出てくるお笑いの歴史がすごい。
    漫才書くのも勇気いるだろうな。キャラの濃い師匠が出てくる感じ火花のユニーク版、それでオタク京大生の感じが森見登美彦さんぽくもある。

    「一般言語学講義」フェルディナン・ド・ソシュール著、小林英夫訳(岩波書店)
    「M-1はじめました」谷良一(東洋経済新報社)
    「お笑い芸人の言語学テレビから読み解く「ことば」の空間」吉村 誠(ナカニシヤ出版)
    「答え合わせ」石田明(マガジンハウス新書)
    「芸人」永六輔(岩

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    2026年07月15日
  • 救われてんじゃねえよ

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    知らないことに出会った時、自分が知っていること、想像できることの中でそれを理解しようとする。
    そのこと自体は仕方がないけど、安直な理解、ステレオタイプな決めつけに終わってしまう可能性が高い。
    ヤングケアラー。言葉は知っていても詳しく知らないことの解像度を上げてくれる本。

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    2026年04月30日
  • 救われてんじゃねえよ

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    文章に勢いがあり若いからこその感性を感じる。
    主人公 沙智は難病の母を介護している。高校にも通っている。お金が入れば、使ってしまう父。どうしようもない家族から成長してどうなっていくのか。
    題名がぴったりだ。

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    2026年03月17日
  • ぼくには笑いがわからない

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    勉強一筋で生きてきた言語学専攻の男子大学生が一目惚れした先輩と交わした約束(M-1で優勝したらキスしてあげる)の為にお笑いを分かろうと必死にもがく姿が眩しくてイタくてまさに青春だなぁと良い意味で見てられない思いを持ちながら読みました。デビュー作でヤングケアラーの、次作では政治活動家二世の生活の中にある類型から外された笑いを描いてきた作者にとって《社会化されたことばは個人の物語を救えない》という作中の一節が書く原動力になっているんだろうなと思いましたし、分からないものを分かろうと努力する主人公の姿には上村さんが自身を重ねている部分もあるように私には感じられました。

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    2026年03月07日
  • 救われてんじゃねえよ

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    ネタバレ

    ヤングケアラーの女の子とその家族の話。家族に巻き込まれながらの主人公沙智の学生、就活、職場での出来事が書かれている。
    就活時代のお母さんの描写はかなりリアルだなと感じた。パーキンソン病の母を持ち、どうしようもない父を持つ沙智。私ならあそこまで頑張れない。どんなに理不尽な状況でも、そこに笑いを見出せた沙智に拍手を送りたい。私なら、悲劇のヒロインぶって悲観的になってしまうだろう。

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    2026年03月06日
  • 救われてんじゃねえよ

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    「女による女のためのR-18文学賞」大賞作品。これは読んでおかなくてはと意気込んで手に取ったが、あまりの薄さとテーマがヤングケアラー。苦手分野でこれは流し読みか挫折しちゃうかと温度低めで読み始めた。やはり序盤は介護の苦しい日常、毒親登場で予想通りの展開。ラストで出てきた小島よしおのあたりからなんだか空気が変わってきて。辛いだけではない日常に仄かな温かさや笑いが等身大で描かれていて、ラストまで丁寧に読むことができた。
    綺麗事だけでは済まされない、生きていくことの過酷さとそれをやり過ごすことも必要だったり、自分を大切にすることの葛藤でたあったりと本当に色々と考えさせられ作品だった。こんなに薄い本な

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    2026年02月12日
  • ぼくには笑いがわからない

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    真面目で不器用な大学生、耕助がM-1王者を目指して奮闘するストーリー。
    私自身、学生の頃はお笑いブームだったが当たり前に見る側だったので、大学お笑い界を演じる側の視点で描いた本書は興味深かった。
    お笑いサークルってこんな感じなのかー!という新鮮さと、地下のバーやグタグタな夏休み、レポート課題などの大学らしい要素には懐かしさを感じた。

    耕助は、他の芸人達とは違った視点でお笑いに切り込んでいく。
    だからこそ彼にしか見えないものを掴むことができたんだろうな。
    これといったオチがあるわけではないが、楽しく読める一冊だった。

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    2026年02月11日
  • 救われてんじゃねえよ

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    ヤングケアラーのリアルな実態が描かれており、とても考えさせられた。必要とされることに喜びを感じながらも、重い役割を背負う当事者の姿に強く興味を惹かれた。丁寧な描写のおかげで一つひとつの場面が鮮明に頭に浮かび、物語に引き込まれた。自分の家庭環境とはあまりにもかけ離れており、実際にこのような家庭が存在していると考えると大きな衝撃を受けた。

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    2026年02月05日