柏枝真郷のレビュー一覧
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再読、です。
最初に読んだのはいつかなぁってぐらいに昔の思い出。発行日が1996年ですからね。そもそも、私が買った本じゃないし。
なので掘り起こしてきて再読です。
「硝子の街にて」シリーズの第一巻。
このシリーズは案外お気に入りで、たまに読み返したくなります。NYが舞台で、幼なじみの二人組のミステリー……というと、なんだか違う気がしますが間違っちゃいない。ボーイズラブの要素も有りですが、とりあえず一巻ではそこはおまけ感覚かと。
このシリーズは、私としては心情的な要素が好きなので、ミステリーという感覚は薄いのですが(推理があるってものでもないし)人間の「ああ、わかるわかる」みたいな感覚を一巻か -
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ホーリー・アップル三冊目。
前に読んだのいつだったかなぁと思って検索したら、ほぼ一年前だったという。
今回はドイルがどんな幼少時代を過ごしてきたのかが書かれていて、語っているドイルの口調が淡々としている分、読んでいる方は胸が痛かった。
ドイルの弱い…というか、無意識に自己暗示をかけているのかもしれないと気付くハリー。
その後のハリーが恋人の言葉を思い出す辺りと、二人のやりとりにじわりと甘い熱が。
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ハリーの頬を両手で挟んだまま、ドイルが言葉を続けた。「愛してる」
その刹那──ハリーの心が空っぽになった。 -
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大学時代同じゼミに在籍した2人が、警視庁捜査一課の刑事と警視庁記者クラブの新聞記者となって再会し、同じ事件を追いながら協力しあい互いに成長していくシリーズの3巻目。年が明けたばかりの人でごった返す浅草寺で、身元不明の男性の遺体がみつかる。事故か自殺か他殺か。謎だらけの事件は、思わぬ方向に進み・・・。ライトノベルのレーベルから発売されているので、一応ライトノベルに分類されるんでしょうが、全くラノベっぽさがない気がします。普通のミステリと変わらない感じ。今回残念だったのは、この巻で諸事情によりシリーズ終了だということです。あとがきからの口ぶりからすると、作者さんはもっとこのシリーズを続けたかったの
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シリーズの2巻目です。大学で同級生だった常泉と八木澤は、刑事と新聞記者になって再会し、2人はお互い協力しながら事件を解決へと導いたのが前巻。今回は、結婚式を挙げたばかりの新婦がホテルの一室で殺されて死体となって発見された。新郎が自首し逮捕され、事件は簡単に解決かと思われたが、状況証拠があがらず、どうやら犯人は他にいるらしいとわかり、常泉と八木澤はそれぞれの立場から事件を追う。前回は事件解決に常泉が一歩リードし、八木澤が協力する形だったけど、今回は逆に八木澤が事件の真相に先に辿りつき、それを常泉に教えるという感じになってました。協力しあうところには友情を感じますが、相手よりも先に真相に辿りつきた
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えー、ここで終わりなの?というところで以下次巻、って感じです。NY市警本部殺人課でコンビを組むセシルとドロシーが事件に遭遇するのはいつものことで、もちろん事件の解決も気になるんですが、それよりもやっぱり2人の関係が気になるというのが正直な気持ちです。作者さん曰く、「男女の友情は成立するか」がテーマなシリーズですが、なんかこの後こじれそうな気がする。そろそろ、シリーズも佳境なのかな。ミステリと、人間関係の妙味を両方一緒に楽しめるのが、このシリーズの魅力だと思います。でも、なんでこのシリーズ『C−NOVELS Fantasia』から出てるんだろう。全然ファンタジーじゃないし。まさか、男女の友情なん