柏枝真郷のレビュー一覧
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柏枝節全開。
柏枝真郷は「誰に悪意があったわけでも、誰が悪いわけでもないのに不幸な境遇に陥った子供」というシチュエーションを書かせると抜群の作家で、デビュー作であるデスペラードシリーズでその筆力を遺憾なく発揮していた。本作でその力は衰えてないどころか、進化していたことが実感できた。
自分の子供時代を語るドイル。その語り口は淡々と事実のみを並べているだけなのに、十二分なほどに胸を打つ。
そして過去よりもっと胸を打つドラマがこれからにあることが嬉しい。もちろん、寄り添って歩くパートナー、ハリーとともにだ。
と同時に、彼女にはもうデスペラードシリーズの新作を書く必要はないのかもしれないとも納得して -
Posted by ブクログ
硝子の街にて』の十五巻目
なんでこれだけ買ったんだといわれると、恥ずかしいのだが、ホワイトハートの投稿システムが大きく変わったことが書いてあったのだけど、十一月の新刊3冊しかなく、読みきりらしいのは樓主が苦手そうなボーイズで、もう一冊は「中」でした。
15冊も出ていると、遡って買う気にはなんなかろうと、消極的選択をした結果がこれでした。
そしたら、ジュネでした。シリアスで、重厚。とても気に入りました。でも、15巻は買い揃えるのにちょっと(涙)
七歳児が父親の銃を使って、同級生と教師に発砲して大怪我を負わせてしまい、失踪。
それを目撃してしまったクラスメートたちや保護者の心の傷な -
Posted by ブクログ
シドニーよかったね…。二十年だよ二十年…。しつこいといっちゃあそれまでですけど…笑。
「朝」はもうすっごい照れました…。<「空」「燕」はかなりじれったくて(4巻までは更にじれったかった…)「宵」は…もうよかったねとしか言いようがないもの…。>こっちまで嬉しくなっちゃうよね…。これぞジュネだと思います、ええ笑。(JUNE…)BLではなくて、JUNE。なんだろうなーわたしの境目って、こんな感じなんだよなー。BLは節操がないというかうーん……モゴモゴ。
でもこのシリーズは「生殺し」というだけあってほんと生殺しです。面白いからいいんだけどね!わたしは全然気にしてませんけれど。でもやっぱり、嬉しく -
購入済み
これは…
引き込まれるように一気に読んでしまいました。
BLというより、推理小説を読んでるかのような感じで、もう少し、BL要素が欲しかった(笑)
でもまぁ、これはコレでありかな?うん!ありだな!