さいとうちほのレビュー一覧

  • とりかえ・ばや 5
    氷室版の「ざちぇんじ」と比較するに、悲愴感が増している。

    オトコ並みの仕事をするキャリアウーマンが同僚と一夜の過ちを犯して追い詰められる。
    頼りない男子が上司の女性(あるいは主家のお嬢さま)への恋慕に気づき、男として目覚めはじめる。

    …という物語として読めば、古典なのにかなり現代的なテーマを扱っ...続きを読む
  • とりかえ・ばや 6
    睡蓮、ついに決意する。
    この巻の最後は実に良い…。というか、すっかり大団円のような気持ちになってしまったのだけど、まだ続くんですよね。
    しかし石蕗ってやつは本当に……
  • とりかえ・ばや 7
    沙羅と水蓮は再会して出家を願うが思い直して立場をとりかえ復帰。沙羅は女東宮に正体を見破られ遠ざけられるもその後受け入れられる。水蓮は正体を見破られるのではないかとビクビクしながら仕事をこなす。
    原作を以前読んだので女東宮がどうなっちゃうのか心配だったけど、今回明かされた秘密を読んで安心。面白キャラだ...続きを読む
  • とりかえ・ばや 1
    日本古典文学「とりかへばや物語」をベースにした作品。過去に氷室冴子原作山内直美「ざ・ちぇんじ!」を読んで、大好きな作品なのでとても楽しみにしていました。
    1巻は二人の主人公、男装の姫君沙羅双樹と女装の若君水蓮の誕生、子供時代、元服・裳着、沙羅の宮中生活まで。
    主要人物がほぼ登場し、期待以上のおもしろ...続きを読む
  • とりかえ・ばや 2
    沙羅双樹は右大臣の四の姫と結婚、水蓮は女東宮の尚侍として出仕。 四の姫は最初かわいくない子だと思ったけど、沙羅と仲良くなって段々かわいくなり、終盤沙羅とのことを悩む様子はかわいそう(沙羅が女性と知らないからしょうがないのよね)。水蓮が仕える女東宮はかわいくて聡明でいいんだけど、原作ではかわいそうなこ...続きを読む
  • とりかえ・ばや 6
    沙羅は石蕗の家に匿われるが、死産してしまう。帝は沙羅のいない寂しさからかいま見た水蓮(実は沙羅)に入内を求め、水蓮は女東宮に男だと打ち明けたうえで沙羅を探しに旅に出る。
    石蕗のばかといか無神経さにイライラ。沙羅も四の姫も大事なんだろうけど、沙羅に妻と男性としての理解を求めるのはおかしいでしょ。
  • とりかえ・ばや 4
    沙羅は石蕗に女性だとばれてしまった上に襲われてしまって思い悩んで引きこもっていたが帝からの手紙で立ち直る。水蓮(実は沙羅)は帝に見初められ将来の入内をほのめかされる。
    帝が水蓮を訪ねた帰りに女の着物をかぶった沙羅をかいま見た場面がと沙羅の乳母あぐりが石蕗を追い出す場面がお気に入り。
  • とりかえ・ばや 3
    四の姫の懐妊から浮気を知った沙羅。しかも浮気相手が石蕗だと気が付き悩む。 今回重要人物吉野の宮登場。沙羅と水蓮の本来の姓を一目で見抜くなど普通ではない人物。いかにも怪しげな人、式部卿の宮はお戯れ(笑)
  • とりかえ・ばや 5
    桜の宴で華やかに振る舞い宮中の人々を魅了して沙羅は失踪。水蓮は女東宮への恋心を自覚し始める。

    沙羅が失踪して帝の沙羅への気持ちが感じられる場面があり、これからが楽しみ。
  • とりかえ・ばや 7
    7巻にして、とりかえ成立。いままで男女を入れ替えてきた二人のきょうだいだけに、並々ならぬ覚悟。
    吉野の君の謎もやっと解けてきた気がします。
    この巻でますます東宮様が好きになってしまった。
  • とりかえ・ばや 7
    いよいよとりかえ成立。関白左大臣パパ、よかったね~。
    「ざ・ちぇんじ!」では立場を取り替えた後のお話はあまり描かれなかったので、この先の展開が楽しみ。ふたりとも新しい立場や仕事に苦労していて失敗もしているところがリアリティがあっておもしろい。
    吉野君がいきなり人間くさくなって、今までの行動の理由に納...続きを読む
  • とりかえ・ばや 7
    ついに「とりかえ」が成った。石蕗もいい気味。東宮さまがとりかえに気付くシーンもよかった。三の姫も悪い人じゃなさそう。大捕物で好感度あがった。沙羅が自分の気持ちに気付く日も遠くない、かな。
  • とりかえ・ばや 5



    1.
    看平安時代的故事~
    12單衣和傳統日本建築是非常值得關注的重點!很美~~~~~


    2.
    順帶1提~若要完全符合時代的考據~
    平安時代的流行是海苔眉毛+塗黑牙齒XD(有古書證明~)
    理由說是~因為室內燈光昏暗,黑牙齒看起還比較美www 
    在額頭畫海苔眉毛~記得有哪位少女漫畫家
    (書名是...続きを読む
  • とりかえ・ばや 4
    とりかえばや物語が漫画に!原作は読みたいと思いつつ手に取れていなかったけど、こんなにドロドロしていたのか。。
  • とりかえ・ばや 1
    出ていることはしっていたんだけれど、表紙にちょっと引いてしまって、なかなか読む機会がなかった本。

    思ったより、ちゃんと「とりかへばや」なのかな?
    昔、山内直実さんの漫画版で「ざ・ちぇんじ!」を読んだ。
    割とコメディ・タッチだったけれど、こちらはもう少しシリアスな感じ。
    宮の中将(この本では「石路の...続きを読む
  • とりかえ・ばや 6
    睡蓮かっこいいー!!石蕗とは正反対のいい男である。原作の男君よりもこっちの男君の方が好きです。女東宮に一途なのがいい。女東宮がいちいち仕草や話し方、表情が可愛らしくて読んでいてとても楽しいです。お菓子食べている女東宮かわいい。幸せになって欲しい。
    沙羅にはつらい展開ばかり。早く石蕗から解放されて欲し...続きを読む
  • とりかえ・ばや 6
    大きく物語が動くこの巻。
    原典では出産後遺棄、氷室冴子版では想像妊娠、となった女君の妊娠ですが、流産という展開になりました。
    女が子供を捨てるというのは、どうしてもヒロイン像としては読者には受け入れがたいという部分があるのでしょうが、逆に沙羅を普通の女子にしてしまっているような気がします。
    男として...続きを読む
  • とりかえ・ばや 6
    まさに激動。各々が今までの私にはもう戻れないと思ってしまった。沙羅、本当に懐妊していたのか… 石蕗め! ふたりが再び会えたことでまた運命が動き出す。逆転へ。
  • とりかえ・ばや 4
    あの事件についてはあっさり描かれている。
    で、その後の立ち直りの経緯がなかなか。沙羅と中将と四の姫の微妙な三角関係がなんともいえない。

    ちなみに、好きでもない男に奪われるが、立ち直っていく果敢なヒロインというのは、さいとうちほキャラではお馴染み。男に力で屈しても精神的には負けない、という気概を描こ...続きを読む
  • とりかえ・ばや 5
    沙羅が石蕗の子を妊娠したのには驚きました。想像妊娠ってオチにするのかと思ったら、ほんとにできてるし。

    男なのに子ができて混乱している沙羅から子の話を聞いて喜ぶ石蕗がなんか腹立たしかった。四の姫にもまた石蕗の子ができて、身重なのに家を追い出されたのに、こっちには何もしてあげないし、ほんと勝手な男です...続きを読む