水野太貴のレビュー一覧

  • 会話の0.2秒を言語学する

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    ネタバレ

    話者が交替するまでの発話を「ターン」、話者の交替を「ターンテイキング」として、ターンテイキングにかかる平均200ミリ秒の間にどんな処理が行われているのかを、言語学的な観点で調べていく。面白かった。
    「相手にうまく意図が伝わらないのはしょうがない」と言っていて、安心というか、諦めというか、「そうだよな」という気持ちになった。文法やことばの意味など、伝える側の言語化も、理解する側の解釈も、かなり不安定なのだ。

    言語以外の情報もある。ジェスチャー、間、声音、フィラーについて書かれている。
    特にフィラーについて、「えーと」「あのー」「うーん」の違いの解説が面白かった。「えーと」は「そもそも伝える内容を処理している段階」、「あのー」は「その伝え方を考えている段階」、「うーん」は「えーと」と代替可能な場面もあるが、「話者がその課題を必ずしも解決できるとは限らないと思っているときに出る」らしい。これを息子(小5)に話したら面白がっていた。
    「ことばとジェスチャーの相互配慮」、終章の「自閉スペクトラム症の子どもは方言を話さない」という部分も好き。目から鱗である。

    コミュニケーションの「普通」を疑い、「言語化に対する過剰な信頼を相対化できる学問」が言語学であると持っていく。「自分と出会い直す」という言葉にはピンと来なかったけど、人文学を自然科学と比較して「ヒトを中心的な対象」とした学問で、「自分とは異なる人への理解を深められる」「自分がまったく意識していなかった常識に気づける」学問だというのに首を縦にブンブン振った。

    あとがきに「この本は問いが大きすぎるのだ」とあるけど、その通りだと思う。でもだからこそターンテイキングを中心に俯瞰的に見られたのであって、興味を持った部分はそれぞれで好きに参考文献などで深めればいい。個人的には言語学の入り口として、いい本だなと思う。

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    2026年08月29日
  • 会話の0.2秒を言語学する

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    ゆる言語学ラジオでおなじみの水野さんの初の単著.視聴していて毎度宣伝されていたので気になっていました.
    「言語学する」とは書かれていますが,水野氏のこれまでの知見のまとめという感じで,ある話題が出た後にすぐ別の話題となるのであまり深く掘り下げられるわけではありません.ただ思考から発話,聞いて答えるまでの一連で,どういう言語学のフレームワークがあるのかを知ることができるので,目次として参考になります.

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    2026年08月29日
  • 会話の0.2秒を言語学する

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    「会話に困る人に読んでほしい」と言ってたから技術的な話が出てくるのかなと思ったけど、色んな仕組みが説明されてた感じだった。

    ターンテイキングの話が面白かった。フィラー辞められないマンなので、フィラーを肯定してくれたところが1番心にきました。

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    2026年08月29日
  • 会話の0.2秒を言語学する

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    本当にめちゃくちゃ言語学の本だった。
    理解できなかったところもあるが、終章は結構面白かったのと、あとがきで「人文学は自分と出会え直せる学問」と書いてあったのが、とてもかっこよかった。
    もっと本を読もう。

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    2026年08月19日
  • 会話の0.2秒を言語学する

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    日々自然と当たり前に会話をしていること自体に疑問を抱き、どうしてすぐに相手の意図を汲み取って返答できるのか?という問いに、作者の興味の赴くまま挑んだ著書。
    日本語学的な知識もほとんど自分が、あまり何も意識せず、言葉を使い分けていることにも驚いた。
    また、筆者の結論である200ミリ秒での会話速度がむしろ異常だという考え方をすると、ある意味人に寛容になれる気がする。

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    2026年08月16日
  • 会話の0.2秒を言語学する

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    YouTubeのポッドキャスト、『ゆる言語学ラジオ』のパーソナリティ・水野氏の著書。

    会話のキャッチボールは何気なく行われていますが、脳内では超高速で処理しているということが何となくわかります。ただし、言語学の話が絡むとやや難解なところはあります。

    日常会話ではふつうに使われているのに、言語学の立場では諸説あり定まっていないところは面白いです。『ゴリラを植えたよ』よりはより言語学の世界に踏み込んだ内容という印象でした。

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    2026年08月12日
  • 会話の0.2秒を言語学する

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    会話って、思っていた以上に精密にできているんだなと驚いた。

    人は会話のターンをわずか0.2秒ほどで交代しているという。1秒の沈黙でも違和感が生じるという話には「たった1秒で?」と思った。だけど、考えてみれば「えーと」「うーん」と言いながら話すのも、違和感を生じさせず、ターンを保持するための発話なのかもしれない。

    「ネコ」の意味を説明できないという話も面白かった。経験から頭の中に作られた「ネコ」の集合体は人によって少しずつ違う。それでも私たちは、相手も似たものを思い描いていると見込んで話している。現実には存在しないものまで言葉で共有できて、言語ってすごい。

    難しくて理解しきれないところもあったけれど、いつもの何気ない会話が興味深くなった。

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    2026年08月11日
  • 会話の0.2秒を言語学する

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    オーディブルで聴いた

    会話の不思議を一緒に探索した気持ちに慣れて面白かった。

    あと、日本人が、実は会話の間隔が短いというのは面白かった。
    自分はすぐに人の話を遮りがちなので、ますます、感じ入った。

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    2026年07月26日
  • きょう、ゴリラをうえたよ 愉快で深いこどものいいまちがい集

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    あぁ、ウチにもこんな可愛いこと言ってる時代があったなぁ〜と懐かしく思い出しました。
    いつしか同音の異義語を使い分けたりして、普通に日本語を話せるだけですごい事だと思いました!

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    2026年03月17日
  • きょう、ゴリラをうえたよ 愉快で深いこどものいいまちがい集

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    子どもの言い間違い本、もう少し内容が濃ければなあ。1時間もかからず読み終えてしまった。読んだついでに送信フォームで我が子の幼い頃の名言を送ってみた。

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    2026年02月23日
  • 会話の0.2秒を言語学する

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    ゆる言語学の水野さんの応援を兼ねて読みました。

    言語学の入門書としてのとっかかりには
    非常に面白い内容のトピックが盛り込まれている為
    読書初心者でも手軽に読みやすい内容だと思いました。

    ラジオ内の至る所で語られている内容が多かったので誰でも入りやすい内容となっていました。総体的に興味深い内容が多くて言語学の面白さを知れたので良かったです。

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    2026年07月25日
  • きょう、ゴリラをうえたよ 愉快で深いこどものいいまちがい集

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    愉快で深いこどものいいまちがい集です。
    おきにいりは、
    「正直に言って!」と叱ったら…、掃除機に話した。
    「ブドウ買いに行ってくる」「Tシャツでぶどう会にいくの!?」
    です。思わず声をだして笑ってしまうフレーズ、なるほど〜と考えさせられるフレーズ、サクサクと読み進み、あっという間に読み終えました。楽しかったです。

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    2026年02月01日
  • きょう、ゴリラをうえたよ 愉快で深いこどものいいまちがい集

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    子供の言い間違いから言語を考える。音が似ているからという単純な理由だけでなく、限られた語彙しか知らない子供なりの推論の形が、言い間違いとして表出している。可愛い言葉の間違いであった時に、こうだからと一方的に伝えるのではなく、寄り添ってあげたいと感じた。また、何でその言葉になったのか考えるのは、言葉の理解につながるはず。

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    2026年01月02日
  • きょう、ゴリラをうえたよ 愉快で深いこどものいいまちがい集

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    言葉を覚えたばかりの子供の言い間違いの実例と、それを言語学的に解説している。
    何より子供らの悪意ない言葉に癒される。いつから人をおとしめる言葉を使う様になったのかと、哀しくなるほどだ。私は「ブドウ買いに行ってくる」が好き。なるほど舞踏会にはドレスで行かなくちゃ、Tシャツでは行けませんね。

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    2025年11月14日
  • きょう、ゴリラをうえたよ 愉快で深いこどものいいまちがい集

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    子供のいい間違えと言語学のはなし。

    人間は生まれたときから文法の力がある、その環境の言語に合った力のみが残る、と大学の言語学で知った。
    いい間違えを分析すると確かにその跡が見てとれる。
    ただ、あまりにも言語学の説明にあうような言い間違えがとりあげられてて、本当のエピソードなのかな?!と素直に受け取れなかった。

    そしてやっぱり日本語って言語として難しいんだなあと感じた。

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    2025年11月08日
  • きょう、ゴリラをうえたよ 愉快で深いこどものいいまちがい集

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    こどものかわいい言い間違えを分析した本。
    もっといい間違の元ネタをさくさく読みたかったけど、分析するとなんでこういう間違いをしてるのかと言語学から解析できるのか〜と感心した。

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    2025年11月06日
  • きょう、ゴリラをうえたよ 愉快で深いこどものいいまちがい集

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    やだ、これ可愛い本です
    思わずほっこりして笑顔になる言い間違い集

    自分もこんなだったんだろうなぁ
    なんて思いながら読みました

    あるあるが詰まってる、なんだか心があったかくなる本です

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    2025年10月20日
  • きょう、ゴリラをうえたよ 愉快で深いこどものいいまちがい集

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    タイトルと表紙のイラストが面白くて読みました。

    クスッと笑える子どもの間違いが沢山書かれていてほっこりする本でした。

    ゴリラを植えたの間違いは、どういう意図だったのかを推理するとさらに楽しむことができます。

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    2025年09月21日
  • きょう、ゴリラをうえたよ 愉快で深いこどものいいまちがい集

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    乳幼児期の子供の言い間違いをイラストと共に解説している。
    期待していたより解説の量が少なく、あくまで言い間違いの事例集であることに留意したい。
    しかし、人間がどう言語を習得していくのか、その過程が垣間見ることができた。
    特にあとがきで触れられている「言語の経済性」についてはなるほどと思わずにはいられなかった。
    なぜ同じ言葉に複数の意味があるのか。それぞれの事象を表すのに新しい単語を作っていては単語を覚える量が無限に増えてしまう。そこで多義語にすることで脳への負担を減らし、経済性を高めているのである。
    子供の言い間違いは時に大人の発想を超えるものがある。言い間違いを正すのではなく、ときに子供の柔軟な発想を伸ばす方向へ正しても良いのではないかと思える本でした。

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    2025年09月18日
  • きょう、ゴリラをうえたよ 愉快で深いこどものいいまちがい集

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    帯に「爆笑のかんちがいに、
    ことばの本質が詰まっている!」
    とあるように「ことばの本」でもあり
    子どもの発想のユニークさを知る
    幼児教育資料の一面もあり。
    なんて難しいこと抜きにしても
    単純にかわいくっておもしろいわ!

    「5年生だったら小5ぜんそくなのかな」
    「コンビいきたい」みたいなのは
    耳から入った音を字に変換するときに
    違う言葉になったり助詞を勘違いしたり
    言語学っぽいな。

    私がびっくりして気に入ったのは
    「どうぶつは生まれるけど、
    しょくぶつは生える!」という発言。
    すごすぎるヽ(´▽`)/

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    2025年09月17日