水野太貴のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ある程度専門的な内容が出てくるものの、ほとんど止まることなく読み続けることができ、相当根気強く推敲されたであろうことが容易に伺える。
こういった読み物は小説のようなストーリーと対面するものとは異なり、読み続つづけるには著者への信頼感がとにかく重要だと感じる。それは、言葉遣いや言葉の定義だったり、章の構成やその抜け漏れのなさだったり、上手な脱線の仕方だったり、要するに「ノイズの多さ・少なさ」により著者への信頼が積み重なったリ、失われたりする感覚があるが、とにかくこの本はノイズが少ない。それが元々面白いテーマではあるがやや専門的である内容を補助するためのサイドストーリーをすんなり読ませてくれること -
Posted by ブクログ
ネタバレゆる言語学ラジオの水野さん著、今井むつみ先生監修の子どもの言い間違いが集められている本。ほっこりしながらも、解説により日本語の面白さを感じさせてくれる。
自分の知っている数少ない言葉の活用を適用している間違いも多くて、改めて子どもの言語習得能力の高さと、この時期にしか得られない可愛さを大事にしたいと感じた。
▼なるほどと思った言い間違い
・パパ、いらなかったよ
居るを使いたいところ、要ると同じ活用をしてしまった
ゐゐゐるゐるゐれゐよ と らりりるれれの違い…懐かしい
・しんぱくない?
寒い、眠いのような形容詞の否定「〜くない」を適用した
・64の前は65
“前”を過去、ひとつ小さい数 -
Posted by ブクログ
『きょう、ゴリラをうえたよ』!!
衝撃的なタイトルを見て思わず手に取り、目次を繰って本文に当たりました。果たしてゴリラさんは大人しく植えさせてくれたのかしら?
と、心配して見たら、植えたのは「パンジー」でした(122ページ)。
はて? なぜに「パンジー」から「ゴリラ」に?
「ゴリラ」発言をしたのは、4歳の男の子でした。
幼稚園で「パンジー」を植えて、
→「なんとなくチンパンジーみたいな名前」と記憶し、
→家に帰って思い出せなくなり、
→「なんか大きいサルみたいな名前だった!」と思い当たり、
→「ゴリラをうえたよ!」となったのでした。
カワイイですね♡
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Posted by ブクログ
かねてから読みたかった本。
それが、落手したのが、残念なことに、一年に何度かしかない「てやんでぇ、こちとら忙しいんでぃ!」という繁忙期に当たってしまった。
著者の方には大変申し訳ないが、あまり楽しんで読むことができなかった。
タイトルのように、人は会話のターンを交代する0.2秒という短い時間の中で、一体どんな処理を行っているのかを、さまざまな言語学者の説を織り交ぜて解明していく。
ポッドキャストのプレゼンターらしいおしゃべりを、エッセイとして楽しむ趣向の本なのだと思う。
そしてそれが、今回自分にはよろしくなかった。
ストレートに話を進めてくれ!と思ってしまったのだ。
オースティンの言語行為 -
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言語学で主要な理論が紹介されている。ターンテイクの話から入って、フィラーや吃音までとどんどん議論は広がっていく。それゆえに少し話が散らかってしまっている感があった。
フィラー「えーと」と「あのー」についての話が興味深かった。フィラーさえも私たちはちゃんと使い分けていることに驚いた。
「えーと」は「そもそも伝える内容を処理している段階」、「あのー」は「その伝え方を考えている段階」で出るということだ。(p147)
つまり、「えーと」と言っている時は、伝える内容を考えている時に発話され、「あのー」は相手にどのように伝えようか考えている時に発話される。だから独り言で「えーと」は言っても「あのー」とは言 -
Posted by ブクログ
2026 06/09
当たり前にやっている会話のキャッチボールの隙間の時間の200ミリ秒を、言語学から研究し分析し「自分はこんなに複雑なことを自然と行なっていたのか」と驚く。
著者はそれを「自分と出会い直す」と表現する。
『知』を追い求める人たちって本当に面白い。200ミリ秒の間に脳で起こっていることは、何となく想像できるし、フィラー(「えーと」のように、発話の合間に挟み込むことば)やジェスチャーがただのモブではなく大事な役割を担っていることだって、何となくわかる。でも、『何となく』なんだよなぁ。でも、『何となく』で事足りるんだよなぁ。でも、その『何となく』を知りたいんだよなぁ。
人間って、本