水野太貴のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
あとがきがすごく味わい深い。いびつな家計配分が今の(興味関心に)いびつな自分を作ったという表現はもちろんのこと、監修を引き受けてくれたりアドバイスをくれる研究者がいてこそ取り組めたテーマだったと書いているのがリアルだった。たしかに壮大な問いだ、と思いつつ、これ以上くわしく文献を出されたら途中で放り出していた可能性があるので、ギリギリついていける難易度で書いてくれてありがたい。
印象に残っているのはやっぱりTBSのCROSS DIGでも語られていた部分で、複雑かつ高速な処理を要する会話を分析すればするほど「すらすらしゃべることを要求するのは暴力的ではないか」という疑問がわいてきた、という点。
さ -
Posted by ブクログ
とにかく簡単で読みやすい。はじめの方にも記載があるが、高校生にもわかりやすく書いてあるらしい。
YouTubeチャンネルをいつも見ている人は、水野さんの声で文章が再生されるし、なにより内容の半分くらいはラジオ内で触れられているので、誰でも理解できる内容だったと思う。誰も置いてきぼりにしない優しい設計とも言えるが、もう少し踏み込んで書いてくれればもっと面白いだろうに…!と思う点が多い。
最後についている参考文献や関連書籍の充実さに水野さんの誠実な思いが表れていると思う。3時間くらいあればサクッと読めるので、最近本に触れてない人や普段から本を読む習慣がない人にお勧めするのにはちょうどいいかも。 -
Posted by ブクログ
ネタバレゆる言語学ラジオの水野さん著、今井むつみ先生監修の子どもの言い間違いが集められている本。ほっこりしながらも、解説により日本語の面白さを感じさせてくれる。
自分の知っている数少ない言葉の活用を適用している間違いも多くて、改めて子どもの言語習得能力の高さと、この時期にしか得られない可愛さを大事にしたいと感じた。
▼なるほどと思った言い間違い
・パパ、いらなかったよ
居るを使いたいところ、要ると同じ活用をしてしまった
ゐゐゐるゐるゐれゐよ と らりりるれれの違い…懐かしい
・しんぱくない?
寒い、眠いのような形容詞の否定「〜くない」を適用した
・64の前は65
“前”を過去、ひとつ小さい数 -
Posted by ブクログ
『きょう、ゴリラをうえたよ』!!
衝撃的なタイトルを見て思わず手に取り、目次を繰って本文に当たりました。果たしてゴリラさんは大人しく植えさせてくれたのかしら?
と、心配して見たら、植えたのは「パンジー」でした(122ページ)。
はて? なぜに「パンジー」から「ゴリラ」に?
「ゴリラ」発言をしたのは、4歳の男の子でした。
幼稚園で「パンジー」を植えて、
→「なんとなくチンパンジーみたいな名前」と記憶し、
→家に帰って思い出せなくなり、
→「なんか大きいサルみたいな名前だった!」と思い当たり、
→「ゴリラをうえたよ!」となったのでした。
カワイイですね♡
-
Posted by ブクログ
まず、テーマが最高に面白い。相手が喋り終わってからわずか0.2秒後に自分が話し始めている、その0.2秒で私たちの脳はどのような情報処理をしているのか、なぜそんなことが可能なのか。
そのことを多角的に(文脈、文法、単語)、学者たちの様々な研究を紹介しながら考えていく。専門書と違い、平易な文章で、まるで語りかけるように、たまに脱線や世俗的なな比喩を挟みながら進んで行く、楽しい本だ。
しかし。
僕は水野さん大好きだし応援してますが、この本は正直に言って、期待したほどではなかった。そのことが逆に僕にとっては言語学的に興味深かった。
何故なのか。理由は2つ。
1つめ。まるで語りかけるような本である -
Posted by ブクログ
ゆる言語学ラジオを聞くようになり本屋でバッタリと出会ったので購入。
普段気にもしていないが、人との会話の裏(脳)で行われていることや、それと同時に発生しているジェスチャーやフィラーなどについて分かりやすく書かれていた。
個人的に印象に残った点はフィラーやジェスチャーなどからだ的思考と、概念などを説明するときに使われる分析的思考が相互に関わり合っているという内容。私は普段からジェスチャーやフィラーが多いという実感があり、それらを必要とせず流暢に話せる人を羨ましく思っていた。なんなら頭の回転が他の人に比べて遅いので、無駄なジェスチャーやフィラーが発生していると思っていたりした。ただジェスチャー -
Posted by ブクログ
ゆる言語学ラジオの方が書いてる言語学に関する本。
会話と会話の間の間の0.2秒に人間は、
文構造の解析・意味の理解・語用論的な推論・ターンテイキングの準備・応用内容の整理・応用内容の文章化、、、と
果てしないことをしているということが詳しく書かれている。
印象に残ったのは、フィラーの種類によって、
自分がどんな思考をしているか相手に伝わってしまうということ。
(えーとは、伝える内容やイメージを思い出したり作り出す時に使う。あのーは伝えるべき内容が決まっているので、適切な伝え方を考えている時につかう。無意識に使い分けている!)
無い方が良いとされているフィラーに注目することは無いので面白かっ