水野太貴のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
◼️ Q.(問い)
人はなぜたった0.2秒でターンテイキングできるのか?
◼️ A.(答え)
意味理解と発話の産出を並列・超高速で行っているから(が、なぜできるのかはよく分からない)
◼️ What(どういう意味?)
- 人はさまざまな情報をもとに言葉の意味を理解して会話する
- 単語の意味だけでなく、文脈や身振り、フィラーも解釈している
- なぜか自然にできているが、それは当たり前のことではない
◼️ Why(なぜこうまとめた?)
- 言葉を発したり解釈したりする能力には個人差がある
- 使用言語や文化、話者の特性など、多くの要因に左右される
- 自分ができることを当たり前と思わず相 -
Posted by ブクログ
ラジオでいつも話題になっていた本、やっと読めた。感想としてはジェーンスーさんの本と同じく、喋りが上手な人の本(喋りをそのまま本にしたエッセーや本書など)は、喋りで聞いた方がわかりやすいかもと思ってしまうが、ある意味水野さんそのものの内容と語り口が再現されているともいえる(たぶんオーディオブックに向いているのでは!?)。
この本のために社交を捨てた話とか、上手に自分がしゃべることで傷つけてきた相手もいるのではと己を振り返るようになったという話をラジオで聞いていたので、そういう人間味あふれる部分が面白かった。正直、言語学的な要素の部分は何度か読み直さないと難しいが、でも入門書の入門として優しく例 -
Posted by ブクログ
会話では、一人の話者が話し終えてから、次の話者が話し始めるまでの間隔は平均してわずか0.2秒しかないらしい。この0.2秒のターンテイキングの「間」にいかに高度な駆け引きが起こっているのか、という謎をリサーチ・分解した本。
たとえば、以下のような具体例を通して、会話のわずか0.2秒の間に私たちの脳が無意識のうちに行っている処理について考察されている。
・日本語が多義であるゆえに、その意味の取り違えで数十年来の友人である言語学者同士がすれ違ってしまった話
・脳はある語を聞くと、意味的に近い語や似た響きの語を活性化させる(パンジー→チンパンジー→ゴリラ)という話
・サッチャーが記者に話を遮られる -
Posted by ブクログ
ずっと気になっててやっと手に取れた.最後まで面白く読めた.次に読みたい本や調べたいことがいくつか出てきたので,会話分析を知るときのとっかかりとしても良さそう.
こういう会話分析って実際のコミュニケーションUIに反映されてたりするんだろうか?非言語コミュニケーションって実は相当難しいことなのでは?そこにどうAIやらなにやらが介入できるだろうか..そんなことを考えながら読み進めていた.
いつもYouTube見てるので,その辺のまとまった話が一挙に読めて良かった
「手話は音声言語の手の形に置き換えたものではない」と明記されていたのも好印象だった.言語として音声言語だけじゃなくて手話言語についても少し -
Posted by ブクログ
ネタバレ後半から急激に面白くなる。
人は1秒以上の間があると答えにくいかなとか、邪推し始めるらしい。すごくわかる。
まとめは、研究者ならしなさそうな結論。
つまるところ、会話はすごく高度なので普通にできるのがすごい。普通にできるのが才能があるのだから、普通にできないのが普通であってもいい。ということ。
この本では人文系では、
「自分と出会いなおす」とあるけど、まさにそうだ。
人文学は人を特別視する。対象となる人は同じ文化、とは限らない。そうして自分と異なる他者を知ることで、自分の意識していなかった常識に気づける。
自分を他者として理解することで、改めて出会うことができる。
いい言語化ですね。