水野太貴のレビュー一覧
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ラジオ、メディア系のPODCASTをメインで聴く私だが、
独立系?で聴くのは、コテンラジオと、ゆる言語ラジオ。
そのゆる言語ラジオのパーソナリティのひとり、水野 太貴さんの本。
ゆる言語ラジオ、楽しい回とそうでもない回があるが、
こどものいいまちがいは間違いなく楽しい回。
間違った言葉そのものの楽しさもあるが、
それ以上に、そのいいまちがいが言語学上に持つ意味の深さに
驚かされることしばし。
その意味で、それを開設する水野さんや、
頻繁に参加してくれる今井むつみ教授の解説は楽しい。
むしろ言い間違いをすることもの発言のほうが言語学的には正しく、
それを違う形で運用する我々大人が実は間違っ -
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◼️ Q.(問い)
人はなぜたった0.2秒でターンテイキングできるのか?
◼️ A.(答え)
意味理解と発話の産出を並列・超高速で行っているから(が、なぜできるのかはよく分からない)
◼️ What(どういう意味?)
- 人はさまざまな情報をもとに言葉の意味を理解して会話する
- 単語の意味だけでなく、文脈や身振り、フィラーも解釈している
- なぜか自然にできているが、それは当たり前のことではない
◼️ Why(なぜこうまとめた?)
- 言葉を発したり解釈したりする能力には個人差がある
- 使用言語や文化、話者の特性など、多くの要因に左右される
- 自分ができることを当たり前と思わず相 -
Posted by ブクログ
ラジオでいつも話題になっていた本、やっと読めた。感想としてはジェーンスーさんの本と同じく、喋りが上手な人の本(喋りをそのまま本にしたエッセーや本書など)は、喋りで聞いた方がわかりやすいかもと思ってしまうが、ある意味水野さんそのものの内容と語り口が再現されているともいえる(たぶんオーディオブックに向いているのでは!?)。
この本のために社交を捨てた話とか、上手に自分がしゃべることで傷つけてきた相手もいるのではと己を振り返るようになったという話をラジオで聞いていたので、そういう人間味あふれる部分が面白かった。正直、言語学的な要素の部分は何度か読み直さないと難しいが、でも入門書の入門として優しく例 -
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会話では、一人の話者が話し終えてから、次の話者が話し始めるまでの間隔は平均してわずか0.2秒しかないらしい。この0.2秒のターンテイキングの「間」にいかに高度な駆け引きが起こっているのか、という謎をリサーチ・分解した本。
たとえば、以下のような具体例を通して、会話のわずか0.2秒の間に私たちの脳が無意識のうちに行っている処理について考察されている。
・日本語が多義であるゆえに、その意味の取り違えで数十年来の友人である言語学者同士がすれ違ってしまった話
・脳はある語を聞くと、意味的に近い語や似た響きの語を活性化させる(パンジー→チンパンジー→ゴリラ)という話
・サッチャーが記者に話を遮られる -
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ゆる言語学ラジオで本書を知りましたので読みました。
言語学と聞くと堅苦しいですが、子どもの言い間違いを題材にしているので、『こんなこと言っていたなぁ』と思いながら読み進めることができます。
それぞれのフレーズに対して著者は考察をしています。子どもは今ある知識をフル回転させて、言葉をひねり出しているようです。実体のない概念を指した言葉は理解が難しいようです。
例えば、『宇宙にロケットが飛んでいった』と聞いても、宇宙とは何かが分からないので、他の言葉と言い間違えています。机の上のリンゴなら直接触れますから分かりやすいですが、確かに説明は難しいですね。
テンポ良く読み進めることができますので -
Posted by ブクログ
Podcastでは仕事柄もっぱら「ゆるコン」の方を聞いているのですが…学問的に興味があるのは言語学なので本書を読んでみました!
読後に一番感じたことは、自分の発言に対して相手がなぜそのような反応・返答・発言をしたのかを逐一考えてみたいということです。
その発言の裏で行われた0.2秒の処理過程を考察することは、自分の発言を省みたり相手の状況を慮ったりすることにもつながります。
本書は「(会話において)200ミリ秒でターンテイキングするにはどのような処理が必要か」についてまとめたものとのことで、実際、相手の話を聞いてから発話を返すまでの処理が、体系的にわかりやすく説明されていました。
一方で、 -
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会話のターンテイキングにかかる時間は平均で200ミリ秒しかない。その短い時間に、人は相手の発言を理解し、自分の言いたいことを組み立てている。
当たり前にやっているけれど、その中身を見ると、とっても難しいことをやっているよね、というお話。
いや、それどころか、なんでこんなことができるのか、実はまだわかっていなかったりするらしい。
会話のターンテイキングを題材に、文や単語の意味理解、コミュニケーションに関する研究を紹介している。
なかでも印象的だったのが、文の理解には二次元構造が必要だ、という話。文や発話は一次元的に表現されるが、それを理解しようとすると、その階層構造(=二次元構造)を理解しなけ -
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当たり前のように日々行っている会話だが、よく考えてみると、相手の発話を瞬時に理解し、自然に返答できること自体が非常に高度な認知処理であることに気付かされる。本書では、その過程をわずか200ミリ秒という短い時間の中で何が起きているのかという視点から、言語学や認知科学を交えて丁寧に解説してくれる。
特に印象に残ったのは、「文は単なる語順ではなく階層構造として理解される」という統語論の話と、「人は少ない認知コストで十分に納得できる解釈を選ぶ」という関連性理論である。普段は意識しない会話の裏側に、これほど精巧な仕組みがあることに驚かされた。
また、相手に伝わりやすい文構成を意識することや、相手にと -
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またまたpodcastゆる言語ラジオの水野太貴さんの本。
前回は子供のいい間違いで楽しくわかりやすかったが、今回は本格的。
ひとは、たった0.2秒の間に、話し手の言葉を理解し、さらに自分の言葉を用意し、
対話する。そのすごさを分析した本。
難解。
最後のほうのまとめから引用すると、
聞き手は
●文構造の解析 単語の切れ目を解析 語と語の結びつきを分析
●意味の理解 意味の検索
●語用論的な推論 イエスノー疑問か、言語行為か、、、
をして、話し手の発話を理解する。
そこから今度は自分自身が話し手となるために
●ターンテイキングの準備 自分がいつしゃべるタイミングかを計る
●応答内容の整理