椎名咲月のレビュー一覧
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父親が負った莫大な借金を立て替えてもらう代わりに、大富豪の一人息子で何故か突飛な行動で周りを困らせるバートラムと婚約することになったクレア。借りのある人生なんてまっぴらと必死に借金を返して、とうとう全額返済。借金を返済できたらバートとの婚約を解消できる約束をしていたクレアは、バートの次の婚約者のために変わり者のバートの性格などを記した引継ぎ書を作ろうと思い立ち……。
バートがあんなに突飛な行動をするのにはきっと訳があるはず!と信じながら読みました(笑)もうちょっと腹黒さが出ても面白かったかも。主人公ペアも良いですが、ハイラムやミューも良いですね。続きが読んでみたい♪ -
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ネタバレ父の借金の代わりに大富豪のバートと婚約したクレアは、自力で借金を返済し、婚約を解消。次の婚約者の元に行くというバートに連れられて、旅に出るってお話でしたけど、普通に婚約者に行くだけの話じゃなくて、クレアの能力や陰謀なども入って、予想外な展開に終わって、おもしろかったです。
元々クレアがバートと婚約したのも、バートがうっかり両親に漏らした一言からでしたが、バートがクレアのためを思って、無茶ばっかりしてたってのが分かったり、序盤はちょっと足りない子?って思えたバートが意外とやればできる子で、後半はイラストに合った性格になってきました。
バートもクレアも最終的には、組織に入ってましたけど、ここで終わるのはちょっともったいないかなぁ。組織の中でのお話とか、ミュリエルとの話とかの続きが読みたいなって思いました。 -
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地方に住む田舎領主の娘・リゼットは村の貧しさにも負けず、たくましく領民たちと協力し合い、なんとか生活をしていた。しかし近年まれにみる不作のせいでこの冬を乗り越えることすら難しい状況に。そんな中、都の大学に通う兄が大公の花嫁探しをするための舞踏会の招待状を持って帰ってくる。これにリゼットが俄然張り切る。貧しい領民たちを救うため、大公の花嫁の座を手に入れようと奮闘することになるが・・・。
リゼットがたくましすぎます(笑)あと、領民たちも。張りぼての屋敷をジークハルトに説明するところとか、かなり笑ったww
そんなたくましくバイタリティに溢れるリゼットが文字通り体当たりで、大公のジークハルトにかかわっていくことになります。人を疑うことで自分を守っていたジークハルトもリゼットに興味を抱いていきます。
ラストはちょっと意外でした。意外すぎて拍子抜け?でも、キュンキュンさせてもらったし、ありきたりな設定でしたが楽しめましたので★4つで。 -
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『かつくら』の特集で、『乙女系ラブロマンス』とかいうジャンル(笑)を特集してまして、その中に野梨原さんの作品があったので、一冊目を手に取ってみました。
『乙女系ラブロマンス』は(てかなんだソレ)実ははじめてではなく、ティアラ文庫とシフォン文庫を少しずつ読んだことがありまして。
そのうえで、たぶんもう読まないであろうジャンルだと思っていました。いや、恋愛もの自体はそこまで好きなわけじゃないし、エロいのを顔を赤らめて読みたいほど若くもないし。
いえ、つまらなくはないですよ?最後まで読みますから。だけど、別に買って読むほどのことでも…、と。あと、最近の少女系はやりのキラキラした絵も苦手で。
でも、野梨原さんですし。きっと面白いんだろうなーと思って。
読んだところ、まあしょっぱなっからエロでぶっちゃけ安っぽいなー、とはおもいましたが、それからすぐに遡り、ヒーローがやってきた所からはじまります。
私が読んだことのあるこのテの話と一線を画していたのは、『エロのある少女小説』だったこと。今まで読んだこのテの話は『エロのための少女小説』だったように感じます。
ヒロインの置かれた立場や暮らし、健気に努力する姿を描いて、ヒーローがいかに社会的に信頼が有り権力が有り容姿端麗で頭も良くヒロインのことを考えているかを描いて、最初は強姦ちっくに関係をもったあと誤解を解いてらぶえっち、結婚しちゃうぜ幸せになろうぜ!以上!
読んだのが全部そんな感じだったんで(バリエーションは姫と騎士とか伯爵とメイドとかまあ色々ですが)このテのレーベルは少女用妄想強化型官能小説だとばかり思っていました。
読み進めていると、気がつけば普通に少女小説を読んでいるふうで、変な話エロシーンはすべて割愛でも充分小説として面白いように感じました。
キャラクターはヒーローが鬱陶しいとかヒロインが可愛いBBA(でも実際幾つ?)だとかエルンストが文句なしに一番かっこいいとか、まあ色々。
このレーベルの正しい読者が求めているものかはわかりませんが、少女小説は好きだよ!エロあってもなくてもどうでもいいから少女小説読ませろ!という人にはいいんじゃないかと思います。それから、私のように、このテのレーベルにたいしてちょっと偏見があった人でも受け入れられるんじゃないかなぁ、と思います。 -
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ネタバレ久しぶりの「嫁恋」シリーズです。
13巻目は、1巻の「黄金の都の癒し姫」で出て来ていたエイレーネの姉グラケィアの娘であるアンティクレアとルキウスのお話です。
補佐官のルキウスが、けっこう自分の信念を持っている人で、冷たい感じがするのに、たまに見せる子供っぽい表情に、アンティクレアがだんだん惹かれていくのはよく分かるのですが、ルキウスがいつアンティクレアに惹かれたのかはちょっと分かりづらかったかなぁって思います。
アンティクレアの従姉妹のファーリンは見事に失恋しちゃいましたけど、けっこうインパクトが強いから、また彼女メインのお話も出てくるのかなって思いました。
あと、やっぱり書いて欲しいのはグラケィアと夫である将軍(この話の中ではすでに亡くなってますけど)のお話かな。この巻でも冷静なできる人って感じのグラケィアの恋のお話も見てみたいです。
<以下、時系列>
■9巻 シリウス=イリアティーヌ(ブラーナ)
↓ 3ヶ月後
■11巻 シリウス=イリアティーヌ(ブラーナ)
↓ 50年後
■7巻 ナティール-ラフィニア(ネプティス)
■3巻 ユスティニア=ナティール(ネプティス)
↓ 5年後
■7巻 アリアス-ナルメル(ネプティス)
↓ 300年後
■10巻 レオン=アマリエ(ブラーナ)
■10巻 エウノミア=リフィニクス(ブラーナ)
■4巻 エリスセレナ=イシュトファル(ゲオルグ)
■5巻 エリスセレナ=イシュトファル(ゲオルグ)
■6巻 アンナマリア=フェラン(カストラバ)
■8巻 プシュケ=レトムゥール(ネプティス)
↓ 200年後
■1巻 エイレーネ=アルファディル(ファステマ)
↓ 20年後
■13巻 アンティクレア=ルキウス(ブラーナ)
↓ 250年後
■12巻 リュビア=アレグ(カラ・ブライ)
↓ 250年後
■2巻 アグライア=ユーリ(フレンドル) -
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ネタバレレース編みが得意の明るい町娘ラウラと、国の英雄将軍である無口ヒーローヒューバートの恋愛物語第二段です。
今回は、前作よりも獣成分(ファンタジーな獣成分?)多めです。とりあえずヴァハラや犬をもふもふしたい……((
物語の内容は、ストーリーそのものに大きな変動はないのですが、前回よりも密着率の高いヒーローヒロインの関係の方は、進展ある内容となっています。
それにしても、将軍側の心情が描写されないものもあってか、何を考えているのか中々分からないので、とっても気になるー!
ラウラちゃんは相変わらず前向きと後ろ向きをうろうろしているように思えます。可愛いなぁ~。
新登場の元帥さんはとてもさばさばとした方なのに……という一面が、女性らしいなーと。お付きのオカマヴァハラさんが結構お気に入りだったので、次回に出番があったらいいな、という感じで。 -
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ネタバレ9巻目の「黄金の都を興す姫」の続きで、前回の3ヶ月後のお話です。元々アビリア神を国教としていたブラーナが、ルシアン教を国教とするまでのお話です。
これまでのお話ではたまに出て来ていた、「シリウス(賢帝グラディアス)が押し切られる形でルシアン教を国教とした」ということの経緯がよく分かり、確かにこれは時代の流れとはいえ、腹黒のエルミヤに押し切られる形だなと思いました。
あと、前巻で亡くなったイリアティーヌの侍女のエイレーネですが、聖人エイレーネと同じ名前だなっては思ってましたが、この巻で、侍女エイレーネ=聖人エイレーネであることが明らかになってます。
腹黒エルミヤの策略によって、ルシアン教を国教とするしかなかったシリウスとイリアティーヌですが、最後には、イリアティーヌの機転によって、エルミヤやカエサリウスに一矢報いてて、そこはちょっとだけすっきりしました。
ラブ度はいつもながら少なめです。シリウスがクール過ぎるのかもしれませんけど、新婚さんなんだから、もうちょっと甘くてもよかったんではと思いました。
あと、話の流れからどうしても宗教色が強いお話になってるんですけど、私的には殉教とか土葬とか踏み絵っぽいことさせたりとか、どうしてもルシアン教がキリスト教に見えてきて仕方がなかったです。(あとがきにはキリスト教をモデルにしてるっぽいことは書いてます。)
次は、「そして花嫁は恋を知る」のシリーズでなく、2巻に出て来たフレンドル大公国をモデルにしたお話だそうです。世界観は同じということなので、ちょっと楽しみです。 -
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ネタバレ2つのお話が入ってます。
<黄金の都を受け継ぐ姫>
「緑の森を拓く姫」「緑の森を統べる姫」のエリスセレナと「黄土の大地を潤す姫」のアンナマリア、「青の大河をのぼる姫」のプシュケの母、女帝エウノミアのお話。
子だくさんのエウノミアですが、これまでのお話では、あんまり旦那さんのことは出てこなかったんですが、学者さんだったんですね。
例の如くラブ度は低めで、珍しく宗教色も低めです。
戦争を終わらせたいということで、これを読むと、既刊の4冊に出てくる皇女たちを他国に嫁がしている意味がちょっと分かりました。
冷たい母ではないんですよね。
<緑の森からきた王女>
「黄金の都を受け継ぐ姫」のエウノミアの両親である、皇太子レオンとゲオルグ王国の王女アマリエのお話です。私的にはこっちの方が面白かったです。
和平協定の証として、ゲオルグ王国から嫁いできたアマリエ。最初はこのシリーズには珍しくレオンも友好的で、いきなりラブ度高め?って思ってたら、愛人問題です。
愛人がいるっていうのはどうなんだろうって思ってたら、最後は誤解であることが分かりましたが、それまでに二人が誤解しあったまますれ違っていくのは、切ないです。
読み終わって、そういえば、「黄金の都を受け継ぐ姫」で出てきていたエウノミアの父、ラスカレオスがレオンのことなんだなぁって思い、読み返してみると、皇帝になる前にアマリエは亡くなってしまうんですよね。アマリエ亡き後、後妻を娶らなかったそうですが、このお話を読むと納得です。
10冊読むと、時代や国がバラバラで、なんか順番がよく分からなくなってしまいましたので、まとめ。
■9巻 シリウス=イリアティーヌ(ブラーナ)
↓ 50年後
■7巻 ナティール-ラフィニア(ネプティス)
■3巻 ユスティニア=ナティール(ネプティス)
↓ 5年後
■7巻 アリアス-ナルメル(ネプティス)
↓ 300年後
■10巻 レオン=アマリエ(ブラーナ)
■10巻 エウノミア=リフィニクス(ブラーナ)
■4巻 エリスセレナ=イシュトファル(ゲオルグ)
■5巻 エリスセレナ=イシュトファル(ゲオルグ)
■6巻 アンナマリア=フェラン(カストラバ)
■8巻 プシュケ=レトムゥール(ネプティス)
↓ 200年後
■1巻 エイレーネ=アルファディル(ファステマ)
↓ 500年後
■2巻 アグライア=ユーリ(フレンドル) -
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ネタバレ「そして花嫁は恋を知る」の中で一番古いお話で、これまでのお話の中で、チラチラ出てきてた「賢帝グラディアス」のお話。シリウス、かっこいいです♪
ブラーナ帝国って、ローマ帝国だったんだって思うくらい、ローマ帝国を思い浮かべそうなキーワードがいっぱいでした。
皇女イリアティーヌは継母の皇妃ファウスタと馴染めず、離宮暮らし。父である皇帝からシリウスとの結婚を示唆されたイリアティーヌですが、シリウスからは結婚はしないと言われてしまいます。
そんなシリウスの事情を知った上でも、どんどんシリウスに惹かれていくイリアティーヌ。シリウスが侍女であるエイレーネに惹かれているように感じ、それにやきもちやいたりもして、なんか切ない感じがします。
最後には、シリウスがイリアティーヌに結婚を申し込むのですが、シリウスがイリアティーヌに惹かれていたのか経過がちょっと分かりづらかったです。まあ、このシリーズではこんな感じが普通なのかもしれませんけど。。
奴隷制度や新興宗教の問題も絡んで、結構重いテーマのお話でしたが、最後は無事二人は結婚。彼らの子供たちから「紅の沙漠をわたる姫」のユスティニアとかにつながるんですね。
このシリーズの元になるので、読んで損はないと思います。 -
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ネタバレ前巻の「緑の森を統べる姫」のちょっとあとのお話ですが、主人公はエリスセレナの姉姫でした。
エリスセレナの結婚式のシーンが見たい!って思ってたんですけど、ちょっとだけ書かれてました。
今回のアンナマリアの相手は、冷酷な人物といわれる、フェラン。
せっかく出迎えてきてくれていたのに、刺客が襲ってきて、目の前で人が死んだら、皇女じゃなくても驚きます。でも、どっちかっていうと、冷酷っていうよりは、自分は何を言われても、相手のことをちゃんと考えられる人だと思いました。
アンナマリアが昔馴染みのレトムゥールと仲良くしていたのを見たり、結婚式のあと嫌がられたら(刺客に襲われたあとだけど。。)、誰だって、アンナマリアがレトムゥールのことを好きで、自分を拒んでいると思いますよね。
最後までずっとアンナマリアがレトムゥールを好きだと勘違いして、「レトムゥールと一緒に行けばいい」と行ったフェランに、アンナマリアが好きだと告白した後のフェラン。「触れてもよかったのか」って抱きしめるシーン、いいです!
レトムゥールも好きだったんだけど、亡命しちゃいました。
またいつか彼の話が見たいです。