ちいさな美術館の学芸員のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレホテルの書籍コーナーにあったので拝読
以前、本屋さんで気になっていた本が見つかってラッキーと思って‥
サラサラっと読んだのもあるけど、2〜3時間で読むことができたのでオススメ
最近時間に余裕があったので、たびたび美術館に足を運んでた
なぜ、美術館にいくのか?
私の場合は、感性に刺激が欲しいからだ
衝撃や感動という感性は、刺激し続けないと衰えてしまうと思っている
アートは、手軽に、気軽に新鮮な情報を脳に与えてくれる
圧倒的な迫力のある絵、カラフルな色彩、ゴリゴリの油絵、西洋のエロス、500年前の屏風、体が浮くような波の映像、先端技術との調和
衝撃を受けて、今でもハッキリと思い出せる作品がたくさんある
毎回とは言わないが、面白い出会いがそこにある
この本を読み、企画を考えたり、保管に携わる学芸員の方々に改めてお礼を言いたくなった
私も静かな美術館が好きだけど、もっと色んな人が足を運ぶべきだと思うから、PRを是非頑張ってもらいたい(公共施設とか行かないと、目につくことがないので)
後半につれて集中力がなくなり駆け足でまわる、は本当にそう笑
だから今度行く際は、まずは全体を把握してみる
監視スタッフの方々は、学芸員さんだと思ってた笑
まさか、一つの美術館に数人しかいないとは知りませんでした -
Posted by ブクログ
「鳥獣戯画」を見てグッズを買い、
若冲だ暁斎だと日本画を見て、
大河ドラマ企画展で源氏物語だ、浮世絵だと
あれこれ楽しんではいるものの
それぞれ「何だったのかな?」と思っていたところ
この本で日本美術の枠組みをわかりやすく教えてもらい
これまで見たものが年表にシュッとおさまった気持ちよさがあった。
紹介されている名品、作家を時代順にリストアップして
すでに見たもの、見ていないものをスプレッドシートにまとめた。
※学生の頃ここまで熱心だったらなぁ....。
まだ見ていない名品がどこにある、調べながら、順番にスタンプラリーしていこうと思う。
日本美術名品の旅。 -
Posted by ブクログ
"美術なんて役に立たないものだし、それでいいんだよという潔い言葉に同じ学芸員としてとても共感します。
生活の中にアートや芸術と呼ばれるものがなくても人間は死にませんし、美術館なんてなくても暮らしは困りません。それでも幸か不幸か、人間はただ食料を摂取し、その食料を買うために働き、そして死んでいく、それだけではきっと耐えられない生き物なのです。アートという壮大な無駄があるからこそ人間らしく生きることができる、と言ったら言い過ぎでしょうか。"
pp.137
現役の学芸員さんが美術館で働く中での魅力を伝えた本。とても面白かった……!!
自分の美術館の所蔵品はどれも大切でまるで我が子のよう。展覧会はその晴れ舞台。
収蔵して展示するまでにどれだけの努力がなされているのかがわかりやすく説明される。
私自身、博物館学芸員任用の資格は持っているけれど、こうして現場で学芸員を仕事としている方のお話はとてもありがたく読んだ。
学芸員の仕事だけではなく、おすすめの鑑賞方法についてや、展覧会に行った後に何をしたら良いのかも観客向けにコンパクトにまとまっている。
"大げさに言えば、作品を見る前と見た後のあなたは同じではありません。力のある作品は、人の常識や固定観念を揺さぶります。自分でその変化を感じ取ることができるようになればしめたものです。"
pp.164
また美術館に行って、揺れ動く感情の中に自分を置きたい。「アートがわからない」という感情の只中に行きたい。鉛筆でメモを取りながら、作品や展示の感想を書きたい。
美術館に行く前にも行った後にも読みたくなる本だった。あんまり美術館に行ったことがない人にもおすすめだと思う。 -
Posted by ブクログ
日本美術について初心者にも分かりやすい解説。
まず最初に「日本美術とは何ぞや」というところから優しく教えてくれるのが嬉しい。
絵画、彫刻、工芸、刀剣、染織、建築。そこから更に、仏像、やきものに漆工など……。
なかでも仏像については、特に楽しく分かりやすかった。如来が唯一悟りを開いていて、菩薩は如来の補佐でまだ修行中。煩悩があるからアクセサリーをジャラジャラつけてるとか、砕けた語り口で見分け方まで教えてくれる(笑)
縄文土器については、野焼きをしていたとの描写にハッとなった。確かに当時は窯なんてなんてない。想像を働かせることで楽しさもロマンも増すんだと感じた体験になった。
「日本美術のスター作家たち」
「これだけは知っておきたい名品、逸品」
これらの章は、より具体的で制作の裏側が知れたのが嬉しい。
運慶「金剛力士立像」は、制作過程を踏まえたうえでじっくり見てみたい。兎と蛙のユーモラスな姿がたまらない「鳥獣人物戯画」について、京都三十三観音堂の千体千手観音立像が作られた末法思想の背景と権力者の恐れについてなど、次から次へと「へぇー」のひとりごとが止まらない。
「謎大き仏像界のスーパーモデル」「異形の美少年は何を憂う」など、思わずニヤリとしてしまうキャッチフレーズもツボでした。
歴史を現代になぞらえて説明されているのでとても分かりやすくストンと腑に落ちます。
それは以前行った「北斎のしわざでした。展」でも感じたこと。
仏像については、以前読んだ「イラストでわかる日本の仏さまが分かりやすいので参考に見たり、Web検索しながら読みました。
日本美術の入門編としても、読み物としてもおもしろかった。
他のシリーズも読んでみたいと思います!