ちいさな美術館の学芸員のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
今年に入って美術館に行くようになった。
元々音楽は好きだけど、コンサートのチケット取っても体調不良とかで行けないかも、美術館なら会期のうちに行けばいいよねといったひねくれたコスパ意識から始まったことだった。
地元の美術館。
自分の好きなテーマの展覧会に行ったら、なんだか今年度全部行ってみようとなり、それが偶然仕事で役立ったり、話を聞いてくれる人がいて。
他の美術館にも興味が湧いたり。
数回続けて、世界が広がった実感があった。
そんな私がもっと美術館を楽しみたいと思い、見つけた本書。
(引用)
美術館で作品から適度に刺激を受けつつ、あっちこっちに心を揺り動かしながら、自分自身とじっくり向 -
Posted by ブクログ
学芸員と編集者って似ている。それがこの本を読んだ僕の1番の感想でした。
学芸員の大事な仕事のひとつに、展覧会の企画・準備があり、プランニングや作品の選定、予算立て、出品交渉、図録の製作や展示作業と、本当にさまざまな仕事をする必要がある。
それってまさに編集者が雑誌や書籍を作る作業と同じなんですよね。共感しっぱなしでした。
また、アートの楽しみ方として「わからない状態を楽しむ」と言ってくれている。
タイパ、コスパ、ファスト教養とは対極ある価値観や感情の動き。
「役に立つ」という考えから解放してくれる存在としてのアートと、それを楽しむ舞台である美術館こそ、まさに今の僕らに必要なんじゃないかと思 -
Posted by ブクログ
ネタバレホテルの書籍コーナーにあったので拝読
以前、本屋さんで気になっていた本が見つかってラッキーと思って‥
サラサラっと読んだのもあるけど、2〜3時間で読むことができたのでオススメ
最近時間に余裕があったので、たびたび美術館に足を運んでた
なぜ、美術館にいくのか?
私の場合は、感性に刺激が欲しいからだ
衝撃や感動という感性は、刺激し続けないと衰えてしまうと思っている
アートは、手軽に、気軽に新鮮な情報を脳に与えてくれる
圧倒的な迫力のある絵、カラフルな色彩、ゴリゴリの油絵、西洋のエロス、500年前の屏風、体が浮くような波の映像、先端技術との調和
衝撃を受けて、今でもハッキリと思い出せる作品がたくさ -
Posted by ブクログ
「鳥獣戯画」を見てグッズを買い、
若冲だ暁斎だと日本画を見て、
大河ドラマ企画展で源氏物語だ、浮世絵だと
あれこれ楽しんではいるものの
それぞれ「何だったのかな?」と思っていたところ
この本で日本美術の枠組みをわかりやすく教えてもらい
これまで見たものが年表にシュッとおさまった気持ちよさがあった。
紹介されている名品、作家を時代順にリストアップして
すでに見たもの、見ていないものをスプレッドシートにまとめた。
※学生の頃ここまで熱心だったらなぁ....。
まだ見ていない名品がどこにある、調べながら、順番にスタンプラリーしていこうと思う。
日本美術名品の旅。 -
Posted by ブクログ
"美術なんて役に立たないものだし、それでいいんだよという潔い言葉に同じ学芸員としてとても共感します。
生活の中にアートや芸術と呼ばれるものがなくても人間は死にませんし、美術館なんてなくても暮らしは困りません。それでも幸か不幸か、人間はただ食料を摂取し、その食料を買うために働き、そして死んでいく、それだけではきっと耐えられない生き物なのです。アートという壮大な無駄があるからこそ人間らしく生きることができる、と言ったら言い過ぎでしょうか。"
pp.137
現役の学芸員さんが美術館で働く中での魅力を伝えた本。とても面白かった……!!
自分の美術館の所蔵品はどれも大切でまるで我が -
Posted by ブクログ
日本美術について初心者にも分かりやすい解説。
まず最初に「日本美術とは何ぞや」というところから優しく教えてくれるのが嬉しい。
絵画、彫刻、工芸、刀剣、染織、建築。そこから更に、仏像、やきものに漆工など……。
なかでも仏像については、特に楽しく分かりやすかった。如来が唯一悟りを開いていて、菩薩は如来の補佐でまだ修行中。煩悩があるからアクセサリーをジャラジャラつけてるとか、砕けた語り口で見分け方まで教えてくれる(笑)
縄文土器については、野焼きをしていたとの描写にハッとなった。確かに当時は窯なんてなんてない。想像を働かせることで楽しさもロマンも増すんだと感じた体験になった。
「日本美術のスタ