ちいさな美術館の学芸員のレビュー一覧
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一応学芸員の資格持ちではあります。
が、取得したのが今から何十年も前なのと、美術が専門ではないのとで、知らなかったことも多くありました。
第一章「一つの展覧会が出来るまで」が特に印象に残りました。
基本的には、学芸員は館に引きこもって仕事をするんだと思っていました。しかし実際は、交渉の為に出張したり作品と一緒に輸送トラックに揺られたり。
「人と関わるのが得意じゃないから、モノや史料に囲まれて孤独に仕事したーい」という理由で、学芸員を目指そうとした当時の自分に読ませてあげたいです。
第三章「美術館をもっと楽しむためのヒント」は、美術館・博物館好きとして、とても参考になりました。
入口辺り -
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日本美術について初心者にも分かりやすい解説。
まず最初に「日本美術とは何ぞや」というところから優しく教えてくれるのが嬉しい。
絵画、彫刻、工芸、刀剣、染織、建築。そこから更に、仏像、やきものに漆工など……。
なかでも仏像については、特に楽しく分かりやすかった。如来が唯一悟りを開いていて、菩薩は如来の補佐でまだ修行中。煩悩があるからアクセサリーをジャラジャラつけてるとか、砕けた語り口で見分け方まで教えてくれる(笑)
縄文土器については、野焼きをしていたとの描写にハッとなった。確かに当時は窯なんてなんてない。想像を働かせることで楽しさもロマンも増すんだと感じた体験になった。
「日本美術のスタ -
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noteの記事をベースにしているだけあって、テンポよく、サクサク読める良い本でした。クスっと笑えるユーモアある文章ですが、ところどころデータも用いて説明をしているところもあり、ストレスなく読めました。美術の簡単な歴史、美術鑑賞のコツなど、とても面白かったです!メモ帳片手に美術館に行きたくなります(*^^*)。※ 知らなかったけど、美術館では筆記具は鉛筆しか使っちゃダメだそうです。
タイトルが「忙しい人のための…」とあるので、あまり人前で読むのは憚られますが(お前、自分が忙しいと思ってるのか!?とツッコまれそうで…いや、私、暇人です、わかってます(汗)!)、タイトルには著者の想いが乗っていて、 -
Posted by ブクログ
・「全部見ようとしない」勇気を持つ
すべての展示作品を均等に鑑賞しようとすると、脳も体も疲弊してしまう。あらかじめ「これだけは見る」という目玉作品を数点に絞り、それ以外は足を止めずに流し読みする程度でよいと説く。
・「1作品1分」の集中鑑賞
全作品を漫然と眺めるのではなく、気になった数点に対して「1分間」じっくり向き合う。色、筆致、光の当たり方などを細かく観察することで、解説文を読むだけでは得られない深い感動や発見が生まれる。
・解説パネルは「後読み」が基本
最初に解説文を読んでしまうと、先入観で作品を見てしまう。まずは自分の感性で作品を捉え、違和感や疑問を抱いてから解説を確認することで、