ちいさな美術館の学芸員のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ冒頭の「あなたが最後に美術館に行ったのはいつですか?」の問いに、作中通り「先週行ったばかりですが」と答えちゃったのはさておき(たまたま行ったばかりだった)
もう何年と美術館に行っていない、しかも働き盛りの20-50代をターゲットにした一冊ではありながら、普段美術館に行く習慣がある人が読んでも十分楽しめる、気付きを得られるお話だったと思います。
自分は作中で一番来てくれないと嘆かれていた年代なんですが、言われてみれば同年代の人あまり見ない気がします。
そこから全然気づいていなかった……
美術館に行く習慣のある人は、総じて若い時に何らかの衝撃的鑑賞体験をしているという点も自分には心当たりがあって -
Posted by ブクログ
学芸員と編集者って似ている。それがこの本を読んだ僕の1番の感想でした。
学芸員の大事な仕事のひとつに、展覧会の企画・準備があり、プランニングや作品の選定、予算立て、出品交渉、図録の製作や展示作業と、本当にさまざまな仕事をする必要がある。
それってまさに編集者が雑誌や書籍を作る作業と同じなんですよね。共感しっぱなしでした。
また、アートの楽しみ方として「わからない状態を楽しむ」と言ってくれている。
タイパ、コスパ、ファスト教養とは対極ある価値観や感情の動き。
「役に立つ」という考えから解放してくれる存在としてのアートと、それを楽しむ舞台である美術館こそ、まさに今の僕らに必要なんじゃないかと思 -
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学生の頃、誘われた美術館でぇとを断っていなければ今とは違う人生だったはず。
その時の後悔から人並み以上に美術館通いわするようになった。
そんな自分に第1-3章は類書もあり既知の事項。
でもこの本の第4章は有用。
美術史の授業的手順を一般人向けにかみ砕くと
①とにかくなるべく多く実物を見る
②先行研究を読みまくる
→ 他人の展覧会レポートや感想を読む
③テキスト・クリティークを徹底的に行う
→ 作品を隅々まで見て思ったことを鉛筆でメモる。
④壮大なテーマではなく作品研究から始める
→ 展覧会で心に残った1点を展覧会を見ていない人に紹介す文章を書く
第1章 タイパの真逆にある美術館
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Posted by ブクログ
ネタバレホテルの書籍コーナーにあったので拝読
以前、本屋さんで気になっていた本が見つかってラッキーと思って‥
サラサラっと読んだのもあるけど、2〜3時間で読むことができたのでオススメ
最近時間に余裕があったので、たびたび美術館に足を運んでた
なぜ、美術館にいくのか?
私の場合は、感性に刺激が欲しいからだ
衝撃や感動という感性は、刺激し続けないと衰えてしまうと思っている
アートは、手軽に、気軽に新鮮な情報を脳に与えてくれる
圧倒的な迫力のある絵、カラフルな色彩、ゴリゴリの油絵、西洋のエロス、500年前の屏風、体が浮くような波の映像、先端技術との調和
衝撃を受けて、今でもハッキリと思い出せる作品がたくさ -
Posted by ブクログ
「鳥獣戯画」を見てグッズを買い、
若冲だ暁斎だと日本画を見て、
大河ドラマ企画展で源氏物語だ、浮世絵だと
あれこれ楽しんではいるものの
それぞれ「何だったのかな?」と思っていたところ
この本で日本美術の枠組みをわかりやすく教えてもらい
これまで見たものが年表にシュッとおさまった気持ちよさがあった。
紹介されている名品、作家を時代順にリストアップして
すでに見たもの、見ていないものをスプレッドシートにまとめた。
※学生の頃ここまで熱心だったらなぁ....。
まだ見ていない名品がどこにある、調べながら、順番にスタンプラリーしていこうと思う。
日本美術名品の旅。 -
Posted by ブクログ
"美術なんて役に立たないものだし、それでいいんだよという潔い言葉に同じ学芸員としてとても共感します。
生活の中にアートや芸術と呼ばれるものがなくても人間は死にませんし、美術館なんてなくても暮らしは困りません。それでも幸か不幸か、人間はただ食料を摂取し、その食料を買うために働き、そして死んでいく、それだけではきっと耐えられない生き物なのです。アートという壮大な無駄があるからこそ人間らしく生きることができる、と言ったら言い過ぎでしょうか。"
pp.137
現役の学芸員さんが美術館で働く中での魅力を伝えた本。とても面白かった……!!
自分の美術館の所蔵品はどれも大切でまるで我が -
Posted by ブクログ
日本美術について初心者にも分かりやすい解説。
まず最初に「日本美術とは何ぞや」というところから優しく教えてくれるのが嬉しい。
絵画、彫刻、工芸、刀剣、染織、建築。そこから更に、仏像、やきものに漆工など……。
なかでも仏像については、特に楽しく分かりやすかった。如来が唯一悟りを開いていて、菩薩は如来の補佐でまだ修行中。煩悩があるからアクセサリーをジャラジャラつけてるとか、砕けた語り口で見分け方まで教えてくれる(笑)
縄文土器については、野焼きをしていたとの描写にハッとなった。確かに当時は窯なんてなんてない。想像を働かせることで楽しさもロマンも増すんだと感じた体験になった。
「日本美術のスタ