片野秀樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ他の読者さんからのおすすめで購入。
健康であるための三大要素である栄養、運動、休養。
栄養学と運動学は存在するのに休養学だけがない点から、著者が「休養学」について科学的な根拠を含めながら説明する。
著者は、休養には7種類あり、それぞれを組み合わせて使うことで休養の効果も高まると説く。
以前読んだ「世界の一流は休日に何をしているか」にも通ずるところがある。決定的な違いは、「世界の〜」が脳・体・心のどれが疲れているかによって休み方を変えるのに対して、本書はどこが疲れているに関係なくこの7種類を組み合わせようというところだろうか。疲れが慢性的になっていると、脳・身体・心のどれが疲れているのかの判断も難しく感じるので、本書はわかりやすいアプローチかもしれない。
友達と美味しいご飯を食べておしゃべり
お気に入りのカフェで読書
サウナからの昼寝
など、今まで自分がやってきた休み方がこの7種類の中のいくつかを自然と組み合わせていたんだなとわかって納得した。組み合わせがわかると今後更に休養を意識して取れる気がする。良書。 -
Posted by ブクログ
疲れたとき、私はとりあえず横になります。むしろ、それしかできなくなります。少し休んで、それでも駄目なら早めに寝る。私にとって「休む」とは、ほとんど「何もしないこと」か「寝ること」でした。
けれど、十分に横になったはずなのに体が重い。休日にゆっくり過ごしても、元気が戻った感じがしない。そんな自分の休み方を見直すきっかけになった本です。
特に印象に残ったのは、「活動→疲労→休養」ではなく、「活動→疲労→休養→活力」という考え方でした。休養は、ただ疲れる前の状態に戻すだけではなく、次に動くための力を蓄えるところまで含まれます。
また、休養には、休息、運動、栄養、親交、娯楽、造形・想像、転換という七つのタイプがあるそうです。
私はストレス対処の方法をいくつか考えていたものの、実際には「疲れたら横になる」のほぼ一択でした。寝ても疲れが取れないときは、休む時間が足りないのではなく、その日の疲れに休み方が合っていなかったのかもしれません。
少し歩く。本を読む。音楽を聴く。誰かと話す。場所を変える。
正しい休み方を一つ見つけるのではなく、自分が回復できる方法を少しずつ増やしていきたいと思いました。マンガを交えて説明されているため読みやすく、「休んでいるのに疲れが取れない」と感じている人におすすめの一冊です。 -
Posted by ブクログ
ネタバレp.37(第1章)
疲労とは何かの定義。体を「動かし続けられなくなった状態」であり、これ以上活動すると体に悪影響が出るという生体からの警告サイン。過去には「疲労=気力の問題」と誤解されがちだったが、実際は身体機能低下の科学的な現象であるという説明。休養の必要性を正しく理解することの重要性が語られている。
p.39
急性疲労と慢性疲労の違いについて。「今日は疲れた」という一時的な疲労感と、長期間蓄積した疲労は性質が異なる。マラソン選手やアスリートの例を挙げ、体は「疲れた」と感じていなくても実際にはダメージが蓄積している場合があるという、自覚症状と実際の身体状態のズレについての解説。
p.43(図表1-8:疲労の疾病発生経路)
外的刺激・ストレスが疲労を引き起こし、それが自律神経の乱れにつながり、さらに免疫系・内分泌系・神経系の変調を経て、最終的に疾病に至るという流れ図。疲労が回復せず蓄積すると、4週間以上続く慢性疲労状態になり、これが病的疲労の始まりとなるという説明。
p.66
疲れやすい人に共通する体の使い方の特徴について。自分の限界を把握せず無理を重ねる傾向、休息のタイミングを逃しがちなことなどが挙げられている。
p.92
気圧の変化と自律神経・耳の奥の痛みの関係について。気圧が下がると耳の内部の気圧調整機能が乱れ、自律神経が刺激されて頭痛や関節痛などの不調(いわゆる気象病)が起こるメカニズムの説明。
p.116
「ワークライフバランス」の本当の意味についての章。単に仕事と私生活の時間配分ではなく、自分らしさを保つこと。仕事だけに自分を合わせるのではなく、家族・友人関係との適切な距離感を保つことが精神的ストレッサーへの対策になるという内容。
p.131(図表3-14:SOC)
ストレスに対処するための考え方「SOC(Sense of Coherence)」の紹介。「わかる(把握可能感)」「こうすればできる(処理可能感)」「やる意味がある(有意味感)」の3要素からなり、特に有意味感(=自分の人生・仕事に価値を見出すこと)が困難を乗り越える鍵になるという説明。
p.143(図表4-2)
ストレッサーを「I(インタレスト=興味)」に変える方法の紹介。新しいことを始める、何かを習得する、レジャーをワンパターン化させない、家事をマンネリ化させない、といった具体例がイラストで示されている。ちょっとした変化を加えるだけで十分効果があるという内容。
p.153
対人ストレスへの対策として「良い準備」の重要性が語られている章。仕事の場での準備や心構えが、ストレス耐性・成長につながるという趣旨(文章はやや不鮮明)。
p.169
「つながらない権利」についての章。欧州(フランスなど2017年〜)では、勤務時間外に仕事のメールや電話に対応しなくてよい権利が法律で保障されている例を紹介し、日本の働き方との対比。
p.174
人間の体は24時間働き続けられる機械ではないという前提のもと、生活リズムを整えること、肉体的・精神的負荷を分散させることの重要性についての説明。
p.182
デジタルデトックスと脳の疲労についての章。スマホなどからの情報過多が脳を休ませる機会を奪っていること、意識的に情報から離れる時間を作ることの必要性。
p.206
新しいことに挑戦する際は、最初のうちに何度も繰り返して早く慣れてしまうことが結果的に脳の疲労軽減につながるという「先手必勝」の考え方。仕事のマニュアルなどを後回しにせず、早めに2〜3度読んで自分のものにすることの効用。
p.225(図表6-4:糖化を抑制する方法①)
血糖値の急上昇(糖化)を防ぐための食べ方の工夫。野菜を最初に食べる、ゆっくり食べる、禁煙する、緑黄色野菜を摂る、といった具体的な生活習慣がイラスト付きで紹介されている。