麻生海のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
悪いオトコではないんだけれど、思慮深さに欠ける鳴瀬家の大学生次男坊。「恋になる日」のスピンオフです。
その後が気になっていた貴志と十夜のラブラブっぷりも分かって、一安心できるサービスつき。
若さゆえなのか、ちょっと精神的に未熟な雅臣は、女の子を食い散らかしていることを遊びの延長のように考えているふしがあります。酔ったはずみで男と寝てしまっても、それが自分にとって快感の許容に入るならばそのまま付き合ってしまってもいいかと軽く考える先には深い考えはなさそう。
話は雅臣視点で進行するので、酔ったはずみで犯された雪哉の心情は、読者には雅臣の都合のいい考えというフィルターを通してしか分かりません。
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Posted by ブクログ
前作「アイしかた」が面白かったので、ちょっと期待しすぎたかも。
今回は、有城がヘッドハンティングされて九條の下で働くことになったところから始まります。初仕事をやり遂げようと頑張っている有城の前向きな姿も描かれています。職場の個性的な人物が多数登場して、話の幅は広がりをみせていて興味深くなっています。
しかも、九條の元恋人まで現れ、医師としての道を諦めざるを得なかった彼の過去の闇が暴露されるんですが…
なんか、九條の過去に今ひとつ納得できなかった。それも美添の口から語られているだけで、有城が話の全てを真に受けるなんて。
口外すべきではないことを、べらべらと喋る美添も政治家を志す人としては軽率 -
Posted by ブクログ
初読みの作家さん。
攻め・シェフ久我修司
受け・レストラン支配人鷺沼理人
赤字続きで休業しているフレンチレストランの建て直しの為に支配人として本社から出向してきた理人。
性格に問題ありそうだが評判が良く名の売れた久我をシェフとして迎えたいと、今は北海道の親の食堂で作っている店まで説得に行き“俺の言うことを聞くなら”という条件をのみ店に来てもらうことに。
しかし久我はことごとく理人と対立し…。
全然BLっぽくないのにまずビックリしました。
言うことを聞く‐という言葉の通り強姦みたいに身体を要求するのかと思えば違うし。
二人の考え方があまりにも違いすぎるので歩み寄ってお互いがお互いを好きに -
Posted by ブクログ
[教師同士]
年下攻め
やっぱり西江さんの文章は読みにくい。
どこに意味があってどこに意味がないのかが分からない。
分からないながらもぼんやりつかんだ内容は良いものだと思う。
今回は挿絵が好みじゃなかったのであまり感情移入できなかった。
攻めが年下で迷いのある性格?
少しイライラするキャラだった。
分かりやすい文章だったら泣けたかもしれない。
そこが残念ですが、また読みたいと思う作家さんなのは間違いない。
☆あらすじ☆
「好きになれなんて言わない。だからあと少しだけ、今だけ、側にいたい」雪が降る夜、佐々井は恋人に振られて混乱する年下の同僚・井瀬崎に抱きしめられていた。井瀬崎は、普段は温和で