麻生海のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
やり手ヘッドハンター×製薬会社人事部社員。お仕事モノです。
治験の後遺症で研究者としての道を断たれ、経営困難に陥った会社のために、解雇対象社員に早期退職を勧告する日々を送っている人事部の有城。
有城のまさに血を吐くようなストレスばかりの日常もすごいけど、彼が傾倒する上司相崎がもっとすごい。自分への忠誠を試すかのような言動と、さりげない接触?ただ相崎は有城の指に触るだけで、それ以上は何もないんだけど、怖い手懐け方法です。敬愛する相崎に嫌われたくないばかりに、己を犠牲にして意にそぐわない仕事もこなす有城の姿はとてもリアル感あり。
そんな弱った獲物をがっつり喰らいつくす九條は、まさに肉食系。口説くだけが専門家と思ったら、意外に情があって熱いところも猛獣の王者です。時々みせる甘えっぷりも技のうちかなと思わせるけど、ウラのない感じで好印象。
ヘッドハンティングと恋人と公私混同で陥落させられる有城ですが、彼も一本筋の通った潔い男で女々しくないのがいい。有城は逆境にもめげず、明るくポジティブで何事にも真摯で一途。読んでいて、こちらまで前向きになるようなキャラです。
二人の駆け引きも面白いし、有城の職場の人間関係や九條の背景も興味深くて、作者の文章力をすごく感じました。
ノンケの有城がだんだん九條に惹かれていって、最後は結ばれるまでになるのに不自然さが無く、納得できるものがあるのもよかった。
続編に期待です。 -
Posted by ブクログ
修司のフランス修行時代が淡々と語られるところから始まり、暖かいエンディングまで、飽きることなく読み通しました。
多分、こう着地するだろうなぁと、大体わかってはいたけれど、それでも読み終わって胸が熱くなったのは、理人がきちんと過去と決別できたから。修司の想いが、彼の作った料理からちゃんと伝わったから。
店にやってきた理人が、修司の料理で自分を取り戻していくシーンは感動。
「ゴルド」が理人の暗の部分なら、「ル・ジャルダン・デ・レーヴ」は理人の明の部分を象徴しているんですね。彼の求めるものが変わっていく様が、レストラン経営の行末と重ねて描かれてるあたり、読ませます。
とにかく、おいしいフランス料理が食べたくなる衝動がおきるストーリーです。 -
Posted by ブクログ
舞台は赤字続きで休業中のフレンチレストラン「ル・ジャルダン・デ・レーヴ」。崖っぷちレストランを立て直すため、本社から総支配人として出向してきた鷺沼理人は、人気若手シェフの久我修司を引き入れようとしますが、無下に断られます。
それでも粘る鷺沼に、久我が出したのは「自分の言う事を何でも聞く」という条件。
BLでこれが出ればありがちなエロ展開だろう思いきや、予想は外れて最後にちょっとキスするぐらいですw
暴力俺様シェフ×ワケあり鉄仮面エリートがツボ……というか受けがツボ。支配人かわいい。
あと、書き下ろしの「愛よりも甘い」がすごく良かったです。可哀想で泣けるんじゃなくて、幸せなシーンで泣けるお話はいい作品だと思う。 -
Posted by ブクログ
タイトルからどんだけブラックな人が出てくるんだろうと思ってましたが、全然そんなことない素敵な人でした。
半分以上が仕事の話で、税理士用語なんてうすぼんやりとしかわかりませんが、真剣に向き合う人って素敵ですよね。
最後の最後で甘い話もあり、よかったな~と思いつつ
日常は全然変わりないのがちょっとはがゆかったり?
それにしても、加賀美さんの左手が気になります
もっともっと二人の今後が見たいです。
<あらすじ>
税理士・黒崎玲司の今度の担当は、ヤクザが経営する中古車店。
しかし出迎えたのは、やる気のない従業員たちと、はだけた浴衣姿で社内をうろつく社長の加賀美だった。
勤務時間にあるまじき姿に、ずさんな経営。
キレた玲司は彼らに経理指導を開始するが、加賀美はヤクザ相手に対等に渡り合う玲司を気に入ったと言ってきて…。
いい加減で考えなしかと思えば聡明で優しい加賀美に翻弄され、ときめきたくないのに心臓がうるさい。
これは一体どうしたことか!?