佐藤秀峰のレビュー一覧
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ヤンサンを創刊号から最終号まで
ずっと買って読んでた。
その中で出た名作の一つで映画にもなって有名にもなったが、これは一体なんだ?
後年、作者の佐藤秀峰がテングになリ過ぎてあれこれ問題起こしてトラブルだらけになったが、何処が「完全版」なんだ?
余りにも話が変わり過ぎ!
後続巻のどこかに出てくると思うが、
連載当時に佐藤秀峰がやらかした著作権侵害のシーンも改変されてるか?
名作ではあるが、佐藤秀峰の身勝手さで小学館やフジテレビ·海上保安庁などに恩を仇で返した作品でもある。 -
Posted by ブクログ
・ブラックジャックによろしく。で無断でセリフが4箇所変更。連載1話。名前変更、第5話。
→もっと漫画家の意志が入るもんだと思った。
・編集者が行った取材内容を元に書いたら、抗議をうける。編集者は代行してるだけで責任取れないという。その翌年には、担当編集者の氏名を明記し、責任を取らせられるように。
→自分で取材は忙しくて行けないからのジレンマ。でも最終的に編集者をまけさせてるから、漫画が売れてるからこそできる技。
・お金の話はわからない。ヒットしてるんだからいいじゃんと編集部。原稿料の定義がなされてないまま話がこれまですすんでた。覚書を交わしてようやく収穫。
→力のある漫画家じゃないとできないだろーな。
・新人漫画家に原稿料の交渉ができる人は一人もいない。
→載せてもらえるだけでありがたい所に足元見られるよね。
・小学館とは良い契約ができて感謝している。ただ、同時に出版社を通じてしか読者に届けられない挫折感。
→もうすぐ電子書籍とクチコミで圧倒できる漫画がひとつくらいあってもいい気がする。
・漫画は出版社の商品。漫画家は協力してるだけ。
→媒体が限られれば、強気にできるよね。
・電子書籍のウェブサイトで世界を変えたい!
→ここが肝ですね。ただ、作者の漫画にどこまでの魅力があるか不明確。
出版社の汚いところをぶちまけた本。想像はしてましたが、実際に漫画を書いてかつある程度の成功を積み上げた人だからこそ批判できるんでしょうか。この人もこの人でうがってる感じはあるので全部の言い分を真実とは思いがたいですが、業界に風穴を開けようとする姿勢に応援したいと思いむす。 -
Posted by ブクログ
2012年現在の「海猿」「ブラックジャックによろしく」漫画家の状況あれこれ。前半は連載赤字に憤る話。後半は雑誌衰退に対し、個人で稼ぐための試行錯誤色々。
何かよく言えば冒険的、悪く言えばモメごとの多い作家さんなのは知ってた。確かに台詞や人物の無断変更は酷い(っていうか打合せ何やってたの?)。連載作家になりたきゃまず100万貯めろって現実も苦い(マンガ家志望の専門学校や塾では教わるのかな?)。我の強い個人的な主張を鵜呑みにするのは危険だけど、作者が憤るのも分からなくもないと思う。
反面、収入-経費=所得が原則なので税金計算違わん?とか、効率を考えて取材費のかからないテーマや作画のデジタル化、人件費の最適化など、努力はしてるのかなーとその辺書かれてないことに対して疑問に思ったりもした。週刊連載がいかほど激務か分からないし理屈屋というか職人肌ぽいので妥協は嫌そうだけど。
あと後半の交渉の不味さを読んでて、タイトル通りお金に飢えた印象、というかお金もそうだけど信用できる人が周りにほぼいなくて、フリーで不安定な人生だからこんな感じの突っかかった人なのかな~と思ったり思わなかったり。でもそこがこの人のマンガの強みと言うか根幹なんだよなと思ったり。新しい試み:漫画on webも見てみたけど、うーんー別にここで買い物しないといけない感じはなさそう。協賛企業なんかついてボチボチはやれてるのかな。
面白いかと言われると微妙。マンガ家の格差構造というより佐藤秀峰という作家のノンフィクションどっぷりという感じだった。果敢な先駆者か偏屈な道化師か。でも本当、紙の本が急落してるのは本当なので彼の七転八起ぶりには敬意を表したいと思って星3つ。 -
Posted by ブクログ
漫画家の苦労。
漫画で全部書いているのかと思ったら
途中から文章。
最初にあった漫画は、Webに使った分、だそうで。
漫画家と小説家、といえば、印税で左うちわ、だと
思っていましたが、まさかの赤字だとは。
確かにひとりで書けば、時間はかかるけど丸儲け。
人が入ってしまえば、それだけお金がなくなりますし。
読んでいて、かなり漫画家ってしょっぱいんだな、と。
原稿料は貰えるけれど、自分の本なのに
自分の本ではないとは。
そういえば、前に勝手に使った、というニュースを
見た事があります。
それがあれだったようです。
今はそうではないらしいですが、某社は原稿命で
作者の命はうすっぺら、だったと聞いた事があります。
漫画家って、まったくもって対等ではない現実。
新人の本をカバーするために、と聞いた事がありますが
それでも…これは、きつい。
となると、小説家ってどうなのでしょう?
一人でしているとはいえ、取材とか資料とか
色々ありますよね?? -
Posted by ブクログ
「ブラックジャックによろしく」の著者が
出版業界から離脱し、オンライン出版へ、そして
この漫画の無料公開へ踏み切った経緯が書かれています。
いかに世の中の漫画家が不遇な立場になっているか、
出版業界の問題点やこの先の展望なども書かれています。
未だにこんな古い体質がまかり通っているのかという
驚きもありました。
ただ、この著者もビジネスというものが全く分かっておらず
結構なワガママ発言を連発。
アイデアと熱意があっても売上はたてれない、という現実に苦しむ。
世間知らずな面を自ら露呈してしまっているような。。。
目線が漫画家目線に絞られているので、
出版業界目線のこの手の本があれば比較してみると面白そう。
また、オンライン出版が今後どれだけ発展していくのかも
楽しみになってくる本でした。 -
Posted by ブクログ
「新ブラックジャックによろしく」後の斉藤英二郎が、
東日本大震災直後に、福島県の沿岸部のとある病院で、
災害派遣ボランティアとして従事する様子が描かれる。
斉藤先生の青臭さは、相変わらず健在ではあるが、
32歳という年齢と、臨床医という経験のわりに、
言ってること、やってることが、
研修医時代と変わらない様子は、
青臭いといぅよりも、成長してないといぅ感じがして、
ちと残念でした…。
Dr.コトーばりの臨床医になっていて欲しかった…。
内容も、震災直後の被災地の状況を、
正確にトレースするだけで、十分にドラマチックなのに、
中途半端に、創作エピソードをはさんでしまってるので、
むしろ、白々しさ感すら感じたかも…。
作者が、被災地を自分の目で見ていたら、
斉藤先生のキャラクター設定も、お話も、
もっとストレートに描くことができたんじゃないかな~。
事実は小説より奇なり、的な作品になってしまってた…。 -
購入済み
容量でかい!
久々に読み返したかったので、無料という英断には非常に感謝したいが・・・ファイルサイズが半端じゃないです。
75MBもデカイ必要あるのかなぁ? -
Posted by ブクログ
既存のスキームを打ち壊そうと思ったら、こんなにも障壁があったよ、という話。
よい出版社、よい編集者、というのはいるのだと思う。しかし、ここに登場するそれらはほぼ皆、悪として描かれている。運が悪かったのか、著者がわがまななのか、実はやっぱり悪い人しかいないのか。
著者のことは、もめてWEBで漫画公開している人だ、ぐらいしか知らなかったのだけど、思ったよりも骨太ではなかった。むしろ、弱い人だとも思った。弱いけれど、転びながら強くなっていかざるを得なかったのか。
漫画業界を舞台にしているけど、ことは漫画に限ったことではない。生産者と消費者の間にいろんなものが挟まってきた近代、そして挟まっているところにいる自分はどうあるべきか。どんよりした気分が抜けない。