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『海猿』『ブラックジャックによろしく』などのヒット作で知られる漫画家・佐藤秀峰が漫画業界、出版業界の矛盾に真っ向から立ち向かう!!10年後も漫画はあるのだろうか!?出口の見えない出版不況、台頭する新メディア…描いても描いても、原稿料では赤字続き…『海猿』『ブラよろ』の作者の漫画の未来に向けた、孤独な挑戦と実験の記録。
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『海猿』、『ブラックジャックによろしく』などのヒット作で有名な佐藤秀峰先生の、出版業界、電子書籍業界に鋭く切り込んだエッセイです。なぜ『ブラックジャックによろしく』は全巻無料になったのか、なぜ自身の会社を立ち上げたのか、それらの経緯とそのきっかけとなった出版業界の闇が書かれています。本というコンテンツが紙から電子に代わっていく過渡期に、自ら先導を切って漫画の電子化を進めた佐藤秀峰先生の熱意に感動! ちなみにこの作品は一冊まるごと無料で配信されています!気になった方は是非チェックしてみてください!
漫画家さん
給料のシステムとか… 漫画を書くまでに下調べをどうしてるのかとか… 勝手にセリフを変えられてるとか… いろいろ面白かったです
Posted by ブクログ
これはいい。しかも0円。一人の漫画家の苦悩と努力。「笑ってくれて構わないのですが、僕は世界を変えようと思っています。」こんなことを考えながら日々仕事に向かいたくなる。
出版社が、取材や監修の責任を取らないくだりに苛立ちました。お金の問題もあるけれど、作者が編集者にビジネスパーソンとして扱われず軽視される立場に疑問です。
漫画家が生活していくことの厳しさが非常によくわかる。連載作家でもアシスタントに給料を払うと赤字。連載期間の2年半、全く休みなし、私生活というものが存在せず、それでも原稿料だけでは赤字という事実に愕然とした。 そもそも漫画雑誌自体がビジネスとして赤字。紙媒体での漫画ビジネスは衰退の一途。 著者は漫画...続きを読む家の未来のため、オンラインコミックのサイトを立ち上げる。 実体験に基づいた豊富なエピソードが漫画でも綴られる。面白い。
漫画家になることがどれほど大変なことか、これまで全く知らなかった。 読んでみて大変とかいう言葉では表現できないほど過酷な世界であることがわかる。 漫画家と編集者は本来対等な関係でありながら、実際は編集者の立場が絶大で、自分が書いた漫画でさえ、自分のものにならない理不尽さも感じることができた。
代表作「ブラックジャックによろしく」をはじめとするリアルなストーリーと描写でヒット作、問題作を連発するマンガ家による、リアルなマンガ家の内幕。 語られるマンガ家像は、夢の印税生活による文化人ではなく、収入以上に費やされる必要経費に押しつぶされ、頼りとする出版社・編集者にも搾取され続けるプロレタリア...続きを読むートだった。 労働時間の割に報われることのないマンガ家の現状を、主に金銭面からクローズアップ。結果、このままではマンガに将来がないと悟った著者は出版社・編集者、そして一部のマンガ家たちにも背を向け、ネットの世界に飛び込んだ。そんな未決着の闘いの記録。
現役漫画家の出版システムへの挑戦。 タイトルにあるように、漫画家は一般的に儲からないらしい。斜陽産業である出版業界の中でどうやって漫画文化を守り育てて行くかと筆者の奮闘が、既得権益者との軋轢や時代の潮流を背景に、綴られている。 クールジャパンの筆頭である漫画が、古臭く無駄・無理がまかり通るシステムで...続きを読む成り立っているのに、それを世界にアピールとか言ってる厚顔ぷりに落胆してしまう。 この本も筆者のサイトで電子媒体で購入したが、筆者の筋を通す姿勢に好感を持ち、今後も応援したくなった。
出版社と漫画家の関係性を漫画家からの視点で赤裸々に告白。漫画に賭ける凄まじい執念というか、脱帽。 ただ、漫画が好きじゃだめなんだよな。 読んで改めて漫画出版と漫画家のあり方を見直すきっかけになりました。てか、出版業界衰退につくづく肌で感じる。
本の内容的に、私も共感した部分もあれば、ちょっと違うんじゃないかと思った部分もあります。 若干、客観性というか意見の多様性というかが少ない気がします。 少人数で企画・編集・出版した本、良くも悪くも若干独白気味という気がしました。 論理的に書いてはいるのですが、こう、なんか、そんな印象を受けてしまいま...続きを読むした。 しかしながら、漫画家の実態が少しわかった気がします。 連載ものでは赤字。 コミックの印税が入るようになれば生計が立つ。 アシスタントは徒弟。 編集部は高飛車。 といった感じ。 編集力というのは非常に曖昧だが、一つ言える事は 会社に属している編集員はリスクをほとんど負わないということ。 自分が担当した本が売れなくても給料は貰える。 しかも相当高給らしい。 本書で紹介されているサイト:漫画 on Web 払ってもいい金額:900円
小さな頃から漫画が大好きで「いつか絶対漫画になってやる」と心に決め、23歳ぐらいで初めて原稿に描いた漫画を集英社に持ち込んだ。ボロクソに言われるかと思いきや「何か才能的なものは感じる」風なことを言われ、普通なら喜んで更に漫画家になろうと決意を固めるのでしょうが、私の場合は満足してそこで試合終了した。...続きを読むそれでも心のどこかで「あの時、漫画家を本気で目指していたらどうなっていたのだろう…」とノスタルジックな気持ちになることも多々あったのですが、この本を読んで、やはり漫画家にならなくて正解だったと確信しました。 それほど現実は厳しい。生半可な私の決意では簡単に折れて路頭に迷っていたでしょう。あの誰もが知ってる映画の原作者である著者がこれほどの苦労を強いられていたとは露程にも思わなんだ。 漫画家を目指している人にこそ読んで欲しい一冊。 あなたはこれを読んでもまだ漫画家目指しますか?
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漫画貧乏
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佐藤秀峰
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